こちらはサークル「がんかたうるふ」のうずみとみっしの二人組が、ラッキードッグ1とばさらのこばなしを黙々と投下する場所です。
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一話に注意書きがあります。
三親 パロディ
いつも以上に捏造、キャラ崩壊が激しいのですがそれでもよろしければどうぞ
書いた人:みっし
三親 パロディ
いつも以上に捏造、キャラ崩壊が激しいのですがそれでもよろしければどうぞ
書いた人:みっし
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さいしょにかあさんがいなくなった
とうさんがかいだんのうえからつきおとした
うそです
つぎはにいさんがとうさんからにげてやまのなかにはしっていった
そのままかえってこなかった
うそです
そのつぎはいもうとがいえにかえるのをいやがって、あめのひのかわにいったままかえってこなかった
かえってきたときにはうごかなかった
うそです
とうさんはあのこにさされてうごかなくなった
うそです
にばんめのかあさんはあのこからわたしをかばってしんだ
うそです
うそです
ぜんぶ うそです
うそです うそです うそです うそです うそです うそです うそです うそです うそです
そしてわたしはひとりになった
ひとりになったあのこがないている
ひとりがさびしいとないている
だから、わたしは、あのこのとなりにいようときめたんだ
「………………」
懐かしい夢を見た。
私は沈んでいた意識を覚醒させる。
見覚えのあまりない、白い天井が目に入る。体を動かそうとしたらどうにも動きづらく、動けない。見ると左手は包帯でぐるぐる巻きにされており、左足もがっつり固定されていた。
これは一体どういうことだろう。
そして、右足に重みを感じていた私は首だけを向けてそちらを伺う。
「…………」
頭を包帯でぐるぐる巻きにした元親が、私の右手を握りしめて、寝ていた。
ここは病院の個室のようだ。
何が、あったのだろう。私の意識は、公園で毛利と対峙した時点で止まっている。元親を起こすべきかどうしようか思案していたとき、病室の扉が開いた。
「…黒田?」
「…え、ちょっ、うおおおお!!」
扉を開けるなり、驚き転んだ黒ずくめの男はあの黒田だった。元親によって監禁され、私が介抱したはずの、あの黒田。
何故彼がここにいるのだろう。
「しょしょ、少年!?無事か!?生きてるのか!?ぐおおお!!」
「主は変わらずうるさいのう。少しは黙れ、三成と長曾我部の傷にさわる」
そして転んだ黒田を気にせずに、むしろ踏みつけて入ってきた人間はよく見知った姿だった。
「刑部?」
「三成よ、無事か」
刑部からの問いに私は頷く。痛みが無いわけは無いが、痛くて話せないほどのものではない。そんな私の反応に安堵したかのように刑部も黒田もほっとした様子を見せる。そして次の瞬間、凄い勢いでまくし立て始めた。
「…お前さん、丸五日も寝てたんだぞ!?しかも最初は失血量が多すぎて死にそうになるし…」
「黒田という血液タンクが側におったのがなによりよ…しかし意識もはっきりしているようで何より。まずは医者を呼んでくるか、さすがに松永の所とは勝手が違うからのう」
「小生の出血量も気遣え!大谷!?」
「元気な人間を気遣う余裕はない。我も病人故になぁ」
「現職警官脅して情報入手する奴のどこが病人だ!?」
私と元親を放っておいて口論する二人をぼんやりと眺めていた。そうか、この二人は顔見知りだったのか。考えてみればあの事件の捜査に当たっていた刑部とあの時病院に勤務していた黒田であれば、被害者からの事情聴取などの理由で顔を会わせる機会も多かったのかもしれない。まぁ、あまり相性は良くなさそうだな、と勝手に思っていた。
そしてあまりにうるさい声で目が覚めたのか、ようやく元親がむくりと上体を上げる。
そしてきょろきょろとあたりを見回し、私が起きていることを見つけると、嬉しそうな表情を浮かべて私の顔の近くに寄せる。
「おはよう、なりくん」
「…おはよう、ちかちゃん」
ああそうか。
帰ってきたのか。
日常へと。
笑う元親の顔を見て漠然と、そう思った。
それから、看護師を呼ばれ、医師を呼ばれ緊急に一通りの検査を行い、異常なしと判断された私は病室にいた。警察からの聞き取りは明日以降になるらしい。
病室には今は元親も刑部がおらず、黒田と私だけがいた。
「…何事も無くて良かったな、お前さん」
「うむ…というか貴様、アメリカに帰ったわけじゃ無かったのか…」
そういえば松永は黒田が尋ねてきたとは言った者の、帰ったとは一言も言っていなかった。ということはあいつは知っていたのか。おのれ、松永。顔には出ないものの、私は結構いらいらしていた。おのれ松永。
そんな私を見て黒田は首を横に振る。
「帰ってたらここにいないさ。…あの時も間に合わなかっただろうし」
そうして黒田は。何故自分がここにいるのかを話し始めた。
監禁生活から解放されてもなお、黒田はどうにも気になって仕方が無く、この街に滞在していたのだという。
そして殺人事件が起こったばかりの先日の夜、呑みたい銘柄の酒が無いとの理由でコンビニを巡った黒田は、私の自宅から遠く離れた場所で私を見かけ、どうにも気になって追いかけたらしい。途中で見失い、もしやと思って踏み入れた森林公園で、ようやく私らしい人間を見つけたときには、犯人と思わしき人間が明らかに刃物を掲げているというまさに危機一髪の状況だったらしい。
黒田は叫んだ。そりゃもうでかい声で叫んだ。
その声に驚いた犯人は、私に止めの一撃を与えること無く、急いでその場を去ったらしい。
残されたのは体の数カ所刺され、意識の無い私だけだったという。そこから黒田が救急車を呼び、パトカーを呼び、まぁ大変だったらしい。挙げ句の果てに私の出血量が多すぎて輸血だ。
うん。今まで頭が上がらない人間を増やしてなる者かと思ったのに、これでまた増えてしまった。
「お前さん、左手と左足、結構深く刺されてるから…ひょっとしたら後遺症が残るかもしれない。…すまない。小生がもう少し早ければ…」
「…お前が気にする必要はない」
本当にそう思ったのだ。通じたのかは微妙だが。
そもそもあの場に犯人を、即ち毛利を呼び出したのは他でも無い私なのだ。だから死んでも、殺した毛利の責任と呼び出した私の責任は半々ぐらいだろうか。
それでも、生きている。
私はまた、死ねなかったのか。
ここまで来るともう傷を負って無様でもいいからとにかく生き続けろと誰かが言っているような気もする。
嘘だけど。
「…そういえば、黒田」
「うん?」
「…何で元親の頭に包帯が巻かれていたのか知っているか?」
私が問いかけると、黒田は気まずそうに目をそらし、少々間を空けて、言った。
「…お前さんが入院するって事になって、松永の助手がメールを使って連絡したらしい。…そしてここに来て、お前さんがしばらく入院することになったって言ったら、もうその場にあった花瓶で自分の頭をぶん殴ったんだと」
そういえば、こないだ松永の病院に行ったときに仲良くなったと珍しくにこにこしていたがその時にアドレス交換していたのか。抜け目ない風魔。だがさすが風魔だ。
そして相変わらず、行動の基準がわからない男だ。元親。
「周りの人間が慌てて止めたら、顔面血まみれのままニヤーって笑って『これで入院できる?』って聞いたらしい…とりあえずお前さんが側に居る限りは静かでおとなしいし、事実怪我はしていたから治療も必要だったらしいからなぁ…」
なるほど。嫉妬心の果ての自傷だったのか。そして入院しているというのが元親の現状なのか。
「なぁ、黒田。お前、私たちを恨んでないのか」
ふと、聞きたかったことを聞いてみた。
あの事件の後、私たちに会ったことを転機に、黒田は職を辞してアメリカに勉強をしに行ったと聞く。そして折しも今回は、その子供達によって監禁されるという滅多にない事態を体験したのだ。道をゆがめた要因として恨まれてても正直、おかしくない。
だけど、黒田は首を横に振る。
「恨んでない。…怖くないと言ったら嘘にはなるが、恨んではいない。…大丈夫だ、正直、アメリカに居たときはあの元親よりもキレた人間相手にしてたからな」
そう言って表情を和らげた。嘘を言っているようには見えない。
ああそうか、彼は自分たちよりずっとずっと大人で、世間も遙かに知っているのか。
「…そう、か…」
彼のような大人に、なってみたいと、少しだけ思った。
きっと無理なのだろうけれども。
黒田が宿に戻ると去ってからすぐ、今度は刑部と松永が連れ立ってやってきた。双方共に険しい。なんだお前達。
「長曾我部は風魔に相手をしてもらっておる。松永は無理だが、風魔には多少なついているようだしな」
「心外だ…私のどこが不審だというのだね?愛しか振りまいていないというのに」
「…原因はそれだろう、この下半身節操なしが」
そんなもん振りまかれたらあの元親なら不審がるどころかかみついても無理が無いと思うのだが。よくぞ耐えたなというのが正直な所だ。
「…相変わらず君は容赦がないね…とまぁ与太話はこの辺にして本題に入ろうか」
刑部と松永がそれぞれ椅子に座り込む。
ということは長くなりそうだな、と私も覚悟をする。
「毛利元就が入院したよ」
毛利。
生徒会長。同級生。
連続殺人事件の犯人。
「入院?貴様の病院か?」
「いや違う。もっと規模の大きな精神科のある病院だよ。…なぜだか君が刺された次の日だったかな?どうにもおかしいと家族が、うちじゃない精神科に連れて行ったらしい。もう即入院だったと聞いたよ。『ほんもの』、『ちがう』と繰り返し口にしていたようだが、家族は訳がわからないらしい。生徒会長がそんなことになったし、生徒のうち一人は通り魔に刺されて重傷だわ、一人は自傷で重傷だわで、君の学校大変なんじゃないのかい?」
「…そんなことになっていたのか。だがこの怪我では今学期中は復帰できないだろう」
そうして夏休みが明けて登校する頃にはきっと噂も覚めているに違いない。松永は頷く。そうして今度は刑部が口を開いた。
「…毛利は真実を心の奥底に封じ、忘れた。その弊害かもしれぬなぁ。…確証は無いので何も言えぬが、被害者から加害者に転じた子供が成長し、暴力衝動ないし殺人衝動を抱えて生きていても不思議では無い」
「確証が無いからね。なにせ、一切の痕跡が無い。本当に、推測でしか無い…事情が聞けても、あの精神状況で責任能力の有無を問われても、無いとしか言えないだろう。被害者には申し訳ないが」
私は、今までの事を思い出していた。
私の父親は、外面は良い男だったが、反面自分の家族にはひどく暴力的な男だった。その痕跡は見えない部分にしか残さなかったので、恐らく気づいた人間は皆無に等しかっただろう。家族は皆、父を恐れていた。だから第三者に伝えて助けてもらおうなんて誰も考えなかった。
父が客に対して伝える言葉に、私はいつもこう思っていた。
嘘だ。
父さんの言っていることは全部嘘。
全部、嘘だ。
私が何か考え、最後に必ず嘘だと思う癖はこの頃の経験から来ている。
一番古い記憶は階段の下で母と思しき人が倒れている姿だった。手足が、首が、あり得ない方向に曲がっている。
階段の上から、父の姿が見えたような気がした。
母が死んですぐ、父は、義母を家に連れてきた。今思うと、長年不倫でもしていたのだろうか。そして、妹が生まれた。
年の離れた兄は、父を、義母を、妹を、そして私を嫌っていた。ある日の夜、父と口論して家を飛び出した兄を父が追った。
そして、そのまま兄は帰ってこなかった。
義母は積極的に私を仲良くしようという性格でも無かったが、暴力を振るう人でも無かったので私は義母が好きだった。妹にも私にも明確な愛情を示す人では無かったが。
そして、妹。彼女は幼いながらも我が家の異常性に気づいていたのだろう。泣いて癇癪を起こす妹を、父が宥めるために外に連れて行った。父だけが帰ってきた。
次の日妹は、変わり果てた姿で見つかった。
義母は泣かなかった。
私も泣かなかった。
父は泣いていた。後で笑っていた。
こうして家族はどんどん少なくなった。
暴力を振るわれるのは私と義母だけで、どんどんエスカレートしていってこのままこれが続いたら本当に死ぬんじゃ無いかと思ったあの日、父が、元親と毛利を誘拐してきたあの日、本当の地獄が始まった。
私の父は大変に外面は良い男で、地元でもそれなりの地位にいたらしい。見た目や振る舞いだけで、父の裏の顔を悟れる人間は居なかっただろう。
どういうきっかけで、父が、小学生二人を誘拐したのかは知らない。
父は「教育」するのだと言った。
誰にかはわからなかった。
わかったのは、父の「教育」の対象に選ばれたのは哀れな二人の男児。被害者が長曾我部元親と毛利元就だったということだけで。そして私は、加害者の実子ではあったが二人と同様の暴行を加えられていたということだけで。
それは、最後のあの日まで変わらなかった。
身体的、精神的、性的な数々の暴行を与え、泣き叫ぶ子供達の様子にあの人は最初はそれで満足していたらしい。最も私は泣き叫ぶ気力すら薄れていたのだが、あの人の目には入らなかったらしい。
真っ暗な押し入れに入れられている時だけが、暴力から逃れられる唯一の時間だった。あの頃は、三人だけで、何も言わずに、ただ過ごしていた。
だけれども心身共に追い詰められた二人は次第に泣くことも叫ぶこともしなくなった。
それが不満だったらしいあの人は、趣向を変えた。怯える毛利に、元親への暴行をするよう言い含めた。やらなければ、お前にそれ以上の事をするのだと、追い込んで。
怖かったのだ、みんな、あの男が。
毛利はそれに従った。
そこでようやく泣き叫んで嫌がる元親の反応を見て、あの人は心底喜んでいた。そして毛利による暴力行為はあの日まで続くことになる。
だけどそれは元親が壊れたきっかけになった。
「なーりーくーん」
場にそぐわない脳天気な声が場に響く。
風魔を後ろに従えたパジャマ姿の元親がやってきたところだった。手にはクッキーを持っている。風魔にでも、もらったのだろうか。
「…ちかちゃん」
私がそう言うと、松永が、刑部が続けて言った。
「こんにちは、『ちかちゃん』」
「相変わらずだのう、『ちかちゃん』」
すると元親は一瞬ぽかーんとした表情を見せると、こう言った。
「あれ?なりくんが、三人いる!?増えた!?」
これが、元親の、秘密の一つ。
彼は、自分を『ちかちゃん』と呼ぶ存在を、だれであれ『なりくん』だと認識する。
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色々説明
拍手現在豊臣家転生パロ中学生編入ってます
(現在2本 家三 チカナリです)
注意事項
・フリーリンクじゃないです、基本的にはリンクはお断りしています
・ひっそりこっそりが信条なので、黙々と
・捏造、not公式のこばなしが多いので、スルー推奨
ラキドでは幹部全員を溺愛しておりますが、ベルナルドとイヴァンは特に偏愛。ばさらは家三とか奥州の愉快な仲間達と毛長がメインです。うずみさんが現在官三とか官佐にずっぽりとはまり中。
基本は、愛想のかけらもない「ネット怖い~」の書き手が二人で色々書いている場所です。
書いている人
みっし
・生真面目で堅物でムキムキな男性と一見そうじゃなくても根は真面目極まり ないキャラをこよなく愛している、がんかたうるふの片割れ。編み物とお菓子作りが趣味という、第三者曰く可愛らしい一面を持つ反面、パニクると踊ったり、オロオロしだして周囲は見ていて楽しいらしい。荒ぶる舞は、職場の名物だったりする……らしい。
イヴァンちゃんと片倉さんとシズちゃんとスカイハイさんと陛下を思いっきり愛している。好きなアニメは銀魂と最近はFate/zero。型月ファンというよりは元から虚淵ファンでうずみさんからオススメされまくった末にようやっと手を付けて完読した。ライダー組おいしいです。エクシリアではダントツで陛下が好き。陛下が使用可能になる完全版があるなら複数買いしても構わないとのたまう日々。バサラの好きキャラは片倉さん一強だったはずなのに最近はアニキも熱い。かっちり着込むキャラがすきだったはずなのにいきなり露出度が高いキャラを好きになったのは何故か悩む日々。二次元の向かう愛と同じぐらい甥っ子への愛を叫んでいる気がしてならない。
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うずみ
・相方を愛しすぎている変な人。趣味は畑仕事に漬け物作り、好きな物は不幸属性の美人(男女問わず)。ばさらでは石田さんと黒田さんをこよなく愛していたり、赤い子めんこいにゃぁとたまに叫んでいる。ついったのフォローは下 のアイコンから。
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