こちらはサークル「がんかたうるふ」のうずみとみっしの二人組が、ラッキードッグ1とばさらのこばなしを黙々と投下する場所です。
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初のあの人視点。
*****
「うん、ごめんね。竹千代くん、逃げちゃったみたい」
急ぎ足でやってきた部下からの報告を受け、ケロっとした顔で竹中半兵衛の発したその一言が、伊達家の大部分の人間を、恐怖と混乱の渦中に陥れたのは言うまでもないことだった。
「早急に探し出せ!!食料と兵糧と…とにかく手を付けられていないか確認しろ!!」
「台所に近づけさせるな!!食い尽くされるぞ!!」
「書簡は…?よしあそこなら手を出されることはないな…」
「襖は全て開け放て!!全部破かれるぞ!!…いっそ外すか」
竹千代脱走の噂は一瞬で城中に伝染したようで、誰もが、まるで戦の前であるかのような緊張感を持って機敏に動きはじめていた。
もちろん政宗と小十郎も例外ではなく、二人は半兵衛と三成に丁重に断ってから場を離れていた。そして半兵衛もまた
「いついかなる場面においても、冷静に楽しんでみせるのが軍師というものだよ、三成くん」と言いながら楽しげな様子で二人についていってしまった。
そして「だからちび達の面倒よろしくね!!三成君。」と実に良い笑顔で言われたのは無理もないことなのだ、多分。
「…何故私が…佐吉のみならず…よそのちびの面倒までぇぇぇぇ…!!おのれ伊達家め…」
『三成激怒』
そうして左手に佐吉を抱え、右手にちびこじゅを持ち、己の頭にちび政宗をくっつけて廊下を急ぎ足で歩く三成だいた。
半兵衛から「一応どうやって竹千代くんが脱走したかを確認してくれるかい?」と頼まれたためだ。
「佐吉、私は怒ってなどいない!!ただこの突然降って沸いた状況を認めたくないだけだ!!」
それは十分怒っているっていうんだよ、三成くん、と某軍師がいたら突っ込んでくれたであろうが、残念ながらこの場にいるのは三成のほかちび三匹しかいなかった。
「めぇめぇ」
礼によって頭の葉っぱをむんずと掴まれているちびこじゅが『はこんでくれてありがとう』と言わんばかりに両手を合わせている。
「感謝されるようなことなどしていない!!…というか貴様…これだけ掴んでも取れる気配が無いとはどういう仕組みなのだ…?」
「めぇ?」
ちびこじゅ自身が理解していないことを他者に説明できる訳がない。ちびこじゅは相変わらず黒目だけの瞳を瞬かせて小首を傾げていた。
「…みぃぃぃぃぃ!!」
三成の剣幕にびくびくしながら、頭を掴んでごめんなさい、と言わんばかりの泣きそうな表情で目に涙を一杯浮かべたちびこじゅが三成の頭上から声をあげる。
その一、ちび政宗は人見知りである。
その二、ちび政宗は小心者である。
その三、ちび政宗は、とても恐がりである。
そんな彼にとって、あまり見知らぬ人間に頭に掴まって移動させてもらうということは、申し訳なさ半分、怖さ半分という何とも言えない状況だったのだ。
ちび政宗の様子を見かねたのか佐吉が器用にも抱えられた状態から半紙と筆を出現させ瞬く間に書をしたためた。
『小政宗 三成性根素直純粋 絶対安心対小人無害』
「めぇ~」
佐吉の意見に納得するようにちびこじゅもまた頷く。
「佐吉、ちびこじゅ…お前達は一体私をどのような人間だと思っているんだ!?」
それは佐吉から三成に対しての絶対的な信頼もあってのことであり、ちびこじゅもまた大阪城において三成に大変世話になったという気持ちからの発言であった。
「…みぃ?」
ちびに対しては危ない事はしない、との意味に気付いたのか、ちび政宗が少しだけ落ち着いた様子を見せる。
「無闇矢鱈と怯えるな…何もしないものに危害を加えるつもりなど微塵もない」
「…みー」
お互い表情は見えなかったものの、ちび政宗はようやく「こわいけどこわくない」との考えに至ったらしい。
そうして、多少は落ち着きを取り戻した一行は、竹千代の脱走現場を目指した。
通常のちびであればすっぽりと入れてしまうような箱、周囲はとても厳重に囲まれている。
木片だけではなく、なんらかの金属までも使われていると思われる明らかに頑丈なその箱、それが一体どういう訳か竹千代が抜け出た形そのままの穴が空いた状態で放置されていた。
「…あいつはどうして持てる力をこういう方向にしか使わないんだ…」
きっとその力は使いどころさえ見極めればとんでもない事態すら引き起こしてしまうであろうに、三成はその惨状を目撃して思わず項垂れた。
既に地面に降ろされたちび達はきょとんとした様子で箱と眺めている。
「めぇ?」
「みぃ?」
『竹千代脱走現場』
みーみーめーめーとにわか騒がしくなった周囲を見やりながら三成は思案した。
そもそもこれは半兵衛が、旅先で竹千代くんが何かやったときにはやっぱりお仕置きが必要だよね!!
安心して!!ボクが作っておくから!!と率先して作り上げた代物である。
恐らくここで使用した理由は実際竹千代に使用したらどうなるのか、といった記録が取りたかったのではないかと考える。
そしてその仕掛けが破られるとまた次、破られるとまた次、と心底楽しんでいるのだろう。
いついかなるときも、冷静に、何事も楽しめるように、それが軍師。
そして先を見越すことに長けた彼ならば今回の仕掛けが何らかの形で破られる事も承知の上だったのではないだろうが。
…ただ巻き込まれた伊達家にとっては災難だったかもしれないが。
先程の反応を見るに、抑止役が居なかったがために竹千代に散々やられたのだろう。
被害の大きさをざっと見積もっただけで三成は己が頭を抱えた事を思い出す。
…謝罪するために来たというのに、わざわざ謝罪する要因を作り出しているのではないか…?
いやそんなことはない、そうなる前に竹千代を止める、必ず。
そんな三成の決意を知ってか知らずか、ちび達三人は『なんではこからてんぷらのにおいがするのか?』『そういえばおなかすいた』『三成菓子所望』という話題で平和に盛り上がっていた。
「めぇめぇ」
「みぃみぃ」
こっちこっちと言わんばかりの様子で先導するのはちびこじゅと彼に右手をひかれたちび政宗だ。
竹千代探索として人がいるであろう城内より外を重点的に探した方が良いだろう、と判断した三成は奥に畑があることを知り慣れているであるちび二人に先導され歩いていた。
ちなみに『尻尾土付着嫌』との佐吉の主張により佐吉だけは先程同様抱きかかえられたままだ。
箱入りちびならぬ城育ちちびである佐吉にとって自然があふれるこの環境は中々にスリリングなものであるらしい。
そうして三成は佐吉の要求を受け入れた。
なんやかんやで彼は佐吉に甘かった。
とはいえ本人は否定するだろうか。
先を行くちび二匹は慣れた様子でトトトトと細い道を駆けていく。
とはいえ三成が歩く速度で追いつくくらいなのでさして早くはない。
歩く道すがら周囲に目をやると、大阪城に比べると山が近く、あまりに緑が多い環境に一瞬三成も呆気に取られる。
広さではもちろん劣っているつもりなどないが、木々と植物の色鮮やかさだけはさすがだ、と正直思う。
こんな環境で暮らしていたのならばちびこじゅがあんなにも動じない性分なのも頷ける。
ちび政宗の怯えは性分のようなので致し方ないものなのだろう、多分。
と三成は勝手に考察し勝手に納得していたがそれはおおむね当たっていた。
だが、先程怯えていたちび政宗もちびこじゅが隣に居ればにこにこと笑っている。
ちびこじゅも少ない表情の中から何となく笑っているような様子を見せていた。
どうやらこの二匹はとても仲がよいらしい。
それは三成にとっては竹千代と佐吉の日頃の姿を思い起こさせるものだった。
ふと三成は佐吉を見やる。
『竹千代 速攻捜索 』
瞬時に書をしたためた佐吉は前を行くちび達に何か思うと所があったのか、少々ムスっとしながらも竹千代が傍らにいない事への不安を少々見せながら佐吉は訴える。
「ああ、探すとも…だからお前もしっかりするのだぞ、佐吉」
『合点承知』
「お前はどこでそういう言葉を覚えてくるんだ…」
気合い十分な佐吉を諫めつつ、三成は二匹のちびを追った。
二匹の案内で三成がたどり着いたのは見事な畑であった。
聞くところによるとこじゅうろう、恐らく片倉小十郎が世話をしちび達も手伝っているものであるらしい。
一見いつもと変わり無い畑であったが、一ついつもと違う所があった。
「めぇ~?」
「みぃ」
『竹千代痕跡』
地中から何かが移動したような後が突然出現していたのであった。
「…竹千代ー!!どこだー!!」
幸か不幸か野菜には目もくれず、痕跡はどんどん奥へと続いていく。
そして痕跡が消えたのは季節外れの金柑が実る不思議な木だった。
「めぇめぇ」
「みー」
『大阪城金柑種 奥州畑植 即成長 常時実 我所望金柑』
佐吉からの説明を受けたものの俄には信じがたいが、ようはちびこじゅによって季節外れの金柑が実を付けているらしい。
花を咲かせるだけではなく、こんな能力まで持っていたとは。
きっと半兵衛様が知ったら嬉々として様々な野菜と果物を成長させたに違いない。
…知らなくてよかったな、と三成は己の能力がどれだけ貴重なものなのか何も気付いていないであろうちびこじゅを見やった。
しかしよく見るとほとんど実を付けていないようだが…そうして三成が目をkろあした、わずかな間のことだった。
金柑の木からほど近い、とある木から「きゅっきゅきゅ~♪」と脳天気な声を挙げて竹千代が降りてきたのは。
そして降りたとたん「きゅきゅ~!!」と元気よく声を挙げ、『がっぷり』とちびこじゅの頭の葉にかじりついたのだった。
「……………めぇ…?」
○久々のぷちでございます…。
これにあともう一章分でブログ掲載分は終了予定。
執筆速度が遅すぎて嫌になります。
時間!!時間くれ!!
急ぎ足でやってきた部下からの報告を受け、ケロっとした顔で竹中半兵衛の発したその一言が、伊達家の大部分の人間を、恐怖と混乱の渦中に陥れたのは言うまでもないことだった。
「早急に探し出せ!!食料と兵糧と…とにかく手を付けられていないか確認しろ!!」
「台所に近づけさせるな!!食い尽くされるぞ!!」
「書簡は…?よしあそこなら手を出されることはないな…」
「襖は全て開け放て!!全部破かれるぞ!!…いっそ外すか」
竹千代脱走の噂は一瞬で城中に伝染したようで、誰もが、まるで戦の前であるかのような緊張感を持って機敏に動きはじめていた。
もちろん政宗と小十郎も例外ではなく、二人は半兵衛と三成に丁重に断ってから場を離れていた。そして半兵衛もまた
「いついかなる場面においても、冷静に楽しんでみせるのが軍師というものだよ、三成くん」と言いながら楽しげな様子で二人についていってしまった。
そして「だからちび達の面倒よろしくね!!三成君。」と実に良い笑顔で言われたのは無理もないことなのだ、多分。
「…何故私が…佐吉のみならず…よそのちびの面倒までぇぇぇぇ…!!おのれ伊達家め…」
『三成激怒』
そうして左手に佐吉を抱え、右手にちびこじゅを持ち、己の頭にちび政宗をくっつけて廊下を急ぎ足で歩く三成だいた。
半兵衛から「一応どうやって竹千代くんが脱走したかを確認してくれるかい?」と頼まれたためだ。
「佐吉、私は怒ってなどいない!!ただこの突然降って沸いた状況を認めたくないだけだ!!」
それは十分怒っているっていうんだよ、三成くん、と某軍師がいたら突っ込んでくれたであろうが、残念ながらこの場にいるのは三成のほかちび三匹しかいなかった。
「めぇめぇ」
礼によって頭の葉っぱをむんずと掴まれているちびこじゅが『はこんでくれてありがとう』と言わんばかりに両手を合わせている。
「感謝されるようなことなどしていない!!…というか貴様…これだけ掴んでも取れる気配が無いとはどういう仕組みなのだ…?」
「めぇ?」
ちびこじゅ自身が理解していないことを他者に説明できる訳がない。ちびこじゅは相変わらず黒目だけの瞳を瞬かせて小首を傾げていた。
「…みぃぃぃぃぃ!!」
三成の剣幕にびくびくしながら、頭を掴んでごめんなさい、と言わんばかりの泣きそうな表情で目に涙を一杯浮かべたちびこじゅが三成の頭上から声をあげる。
その一、ちび政宗は人見知りである。
その二、ちび政宗は小心者である。
その三、ちび政宗は、とても恐がりである。
そんな彼にとって、あまり見知らぬ人間に頭に掴まって移動させてもらうということは、申し訳なさ半分、怖さ半分という何とも言えない状況だったのだ。
ちび政宗の様子を見かねたのか佐吉が器用にも抱えられた状態から半紙と筆を出現させ瞬く間に書をしたためた。
『小政宗 三成性根素直純粋 絶対安心対小人無害』
「めぇ~」
佐吉の意見に納得するようにちびこじゅもまた頷く。
「佐吉、ちびこじゅ…お前達は一体私をどのような人間だと思っているんだ!?」
それは佐吉から三成に対しての絶対的な信頼もあってのことであり、ちびこじゅもまた大阪城において三成に大変世話になったという気持ちからの発言であった。
「…みぃ?」
ちびに対しては危ない事はしない、との意味に気付いたのか、ちび政宗が少しだけ落ち着いた様子を見せる。
「無闇矢鱈と怯えるな…何もしないものに危害を加えるつもりなど微塵もない」
「…みー」
お互い表情は見えなかったものの、ちび政宗はようやく「こわいけどこわくない」との考えに至ったらしい。
そうして、多少は落ち着きを取り戻した一行は、竹千代の脱走現場を目指した。
通常のちびであればすっぽりと入れてしまうような箱、周囲はとても厳重に囲まれている。
木片だけではなく、なんらかの金属までも使われていると思われる明らかに頑丈なその箱、それが一体どういう訳か竹千代が抜け出た形そのままの穴が空いた状態で放置されていた。
「…あいつはどうして持てる力をこういう方向にしか使わないんだ…」
きっとその力は使いどころさえ見極めればとんでもない事態すら引き起こしてしまうであろうに、三成はその惨状を目撃して思わず項垂れた。
既に地面に降ろされたちび達はきょとんとした様子で箱と眺めている。
「めぇ?」
「みぃ?」
『竹千代脱走現場』
みーみーめーめーとにわか騒がしくなった周囲を見やりながら三成は思案した。
そもそもこれは半兵衛が、旅先で竹千代くんが何かやったときにはやっぱりお仕置きが必要だよね!!
安心して!!ボクが作っておくから!!と率先して作り上げた代物である。
恐らくここで使用した理由は実際竹千代に使用したらどうなるのか、といった記録が取りたかったのではないかと考える。
そしてその仕掛けが破られるとまた次、破られるとまた次、と心底楽しんでいるのだろう。
いついかなるときも、冷静に、何事も楽しめるように、それが軍師。
そして先を見越すことに長けた彼ならば今回の仕掛けが何らかの形で破られる事も承知の上だったのではないだろうが。
…ただ巻き込まれた伊達家にとっては災難だったかもしれないが。
先程の反応を見るに、抑止役が居なかったがために竹千代に散々やられたのだろう。
被害の大きさをざっと見積もっただけで三成は己が頭を抱えた事を思い出す。
…謝罪するために来たというのに、わざわざ謝罪する要因を作り出しているのではないか…?
いやそんなことはない、そうなる前に竹千代を止める、必ず。
そんな三成の決意を知ってか知らずか、ちび達三人は『なんではこからてんぷらのにおいがするのか?』『そういえばおなかすいた』『三成菓子所望』という話題で平和に盛り上がっていた。
「めぇめぇ」
「みぃみぃ」
こっちこっちと言わんばかりの様子で先導するのはちびこじゅと彼に右手をひかれたちび政宗だ。
竹千代探索として人がいるであろう城内より外を重点的に探した方が良いだろう、と判断した三成は奥に畑があることを知り慣れているであるちび二人に先導され歩いていた。
ちなみに『尻尾土付着嫌』との佐吉の主張により佐吉だけは先程同様抱きかかえられたままだ。
箱入りちびならぬ城育ちちびである佐吉にとって自然があふれるこの環境は中々にスリリングなものであるらしい。
そうして三成は佐吉の要求を受け入れた。
なんやかんやで彼は佐吉に甘かった。
とはいえ本人は否定するだろうか。
先を行くちび二匹は慣れた様子でトトトトと細い道を駆けていく。
とはいえ三成が歩く速度で追いつくくらいなのでさして早くはない。
歩く道すがら周囲に目をやると、大阪城に比べると山が近く、あまりに緑が多い環境に一瞬三成も呆気に取られる。
広さではもちろん劣っているつもりなどないが、木々と植物の色鮮やかさだけはさすがだ、と正直思う。
こんな環境で暮らしていたのならばちびこじゅがあんなにも動じない性分なのも頷ける。
ちび政宗の怯えは性分のようなので致し方ないものなのだろう、多分。
と三成は勝手に考察し勝手に納得していたがそれはおおむね当たっていた。
だが、先程怯えていたちび政宗もちびこじゅが隣に居ればにこにこと笑っている。
ちびこじゅも少ない表情の中から何となく笑っているような様子を見せていた。
どうやらこの二匹はとても仲がよいらしい。
それは三成にとっては竹千代と佐吉の日頃の姿を思い起こさせるものだった。
ふと三成は佐吉を見やる。
『竹千代 速攻捜索 』
瞬時に書をしたためた佐吉は前を行くちび達に何か思うと所があったのか、少々ムスっとしながらも竹千代が傍らにいない事への不安を少々見せながら佐吉は訴える。
「ああ、探すとも…だからお前もしっかりするのだぞ、佐吉」
『合点承知』
「お前はどこでそういう言葉を覚えてくるんだ…」
気合い十分な佐吉を諫めつつ、三成は二匹のちびを追った。
二匹の案内で三成がたどり着いたのは見事な畑であった。
聞くところによるとこじゅうろう、恐らく片倉小十郎が世話をしちび達も手伝っているものであるらしい。
一見いつもと変わり無い畑であったが、一ついつもと違う所があった。
「めぇ~?」
「みぃ」
『竹千代痕跡』
地中から何かが移動したような後が突然出現していたのであった。
「…竹千代ー!!どこだー!!」
幸か不幸か野菜には目もくれず、痕跡はどんどん奥へと続いていく。
そして痕跡が消えたのは季節外れの金柑が実る不思議な木だった。
「めぇめぇ」
「みー」
『大阪城金柑種 奥州畑植 即成長 常時実 我所望金柑』
佐吉からの説明を受けたものの俄には信じがたいが、ようはちびこじゅによって季節外れの金柑が実を付けているらしい。
花を咲かせるだけではなく、こんな能力まで持っていたとは。
きっと半兵衛様が知ったら嬉々として様々な野菜と果物を成長させたに違いない。
…知らなくてよかったな、と三成は己の能力がどれだけ貴重なものなのか何も気付いていないであろうちびこじゅを見やった。
しかしよく見るとほとんど実を付けていないようだが…そうして三成が目をkろあした、わずかな間のことだった。
金柑の木からほど近い、とある木から「きゅっきゅきゅ~♪」と脳天気な声を挙げて竹千代が降りてきたのは。
そして降りたとたん「きゅきゅ~!!」と元気よく声を挙げ、『がっぷり』とちびこじゅの頭の葉にかじりついたのだった。
「……………めぇ…?」
○久々のぷちでございます…。
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色々説明
拍手現在豊臣家転生パロ中学生編入ってます
(現在2本 家三 チカナリです)
注意事項
・フリーリンクじゃないです、基本的にはリンクはお断りしています
・ひっそりこっそりが信条なので、黙々と
・捏造、not公式のこばなしが多いので、スルー推奨
ラキドでは幹部全員を溺愛しておりますが、ベルナルドとイヴァンは特に偏愛。ばさらは家三とか奥州の愉快な仲間達と毛長がメインです。うずみさんが現在官三とか官佐にずっぽりとはまり中。
基本は、愛想のかけらもない「ネット怖い~」の書き手が二人で色々書いている場所です。
書いている人
みっし
・生真面目で堅物でムキムキな男性と一見そうじゃなくても根は真面目極まり ないキャラをこよなく愛している、がんかたうるふの片割れ。編み物とお菓子作りが趣味という、第三者曰く可愛らしい一面を持つ反面、パニクると踊ったり、オロオロしだして周囲は見ていて楽しいらしい。荒ぶる舞は、職場の名物だったりする……らしい。
イヴァンちゃんと片倉さんとシズちゃんとスカイハイさんと陛下を思いっきり愛している。好きなアニメは銀魂と最近はFate/zero。型月ファンというよりは元から虚淵ファンでうずみさんからオススメされまくった末にようやっと手を付けて完読した。ライダー組おいしいです。エクシリアではダントツで陛下が好き。陛下が使用可能になる完全版があるなら複数買いしても構わないとのたまう日々。バサラの好きキャラは片倉さん一強だったはずなのに最近はアニキも熱い。かっちり着込むキャラがすきだったはずなのにいきなり露出度が高いキャラを好きになったのは何故か悩む日々。二次元の向かう愛と同じぐらい甥っ子への愛を叫んでいる気がしてならない。
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うずみ
・相方を愛しすぎている変な人。趣味は畑仕事に漬け物作り、好きな物は不幸属性の美人(男女問わず)。ばさらでは石田さんと黒田さんをこよなく愛していたり、赤い子めんこいにゃぁとたまに叫んでいる。ついったのフォローは下 のアイコンから。
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