がんかたうるふ 「輪舞~偽~」 春分の刻 ~家康~ その1 忍者ブログ
こちらはサークル「がんかたうるふ」のうずみとみっしの二人組が、ラッキードッグ1とばさらのこばなしを黙々と投下する場所です。
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書き終わりました。



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 厳しい寒さはあっという間に緩み、木々の新芽と共に桜の蕾も色づく季節。
 肌に触れる外気が暖かくなるにつれ、三成の体調は徐々に改善されていった。もっと早く佐和山の城に一度帰らせてやりたかったのだが、一つの軍を率いる大将としての三成の仕事は非常に多く。
 手伝っているだけの官兵衛が逃げ出したくなる程の仕事の量だったというのに、三成は愚痴の一つも、もらそうとしなかった。
 真摯に、丁寧に。
 一つ一つを黙々と片付けていく三成の姿は、彼の真意を知っている者たちを余計に悲しませていた。全てを片付ければ家康にまた会える、そして彼の手によって死ぬことができる。そんな望み故に目の前にある事柄から終わらせようとしている、その事を皆が理解していたのだから。
 三成に昔から使えていた直近の兵たちですら、生への渇望を捨てているようにしか見えない彼の様子に疑問を抱き始めている。今は三成に近しい者たちだけが気がついているが、人の不安は簡単に周囲に伝播していくだろう。
 戦の大将という存在は強さだけが必要とされているわけではない。将として戦に勝つという執念を兵たちに見せ、戦意を鼓舞する必要があるのだ。その場にいるだけで兵たちに力を与え、何があろうとも退かぬという決意を植え込む必要があるというのに。
 自ら死を選ぶ大将を必要とする軍があるだろうか。
 三成がこの様子であれば、この戦は行う前に負ける。それを大谷もこの段階でようやく理解したらしく、自ら三成を説得してみたがその成果は芳しいものではなかった。逆にふさぎ込むことが多くなったと聞いた時は大谷の前で大爆笑してしまった官兵衛だったが、ではぬしはどう動く? と聞かれた時には何も答えを返すことができなかった。

 三成の思いを変えることができるのはこの世でただ一人。

 その男が敵の総大将で、会わせることができないのだ。
 このまま三成を衰えるがままにするか、それとも思い切った手を打つか。大谷は最後まで渋っていたが、幾度に渡った話し合いの末官兵衛は大谷を説得することに成功した。
 言葉を連ね、あらゆる手段を使って大谷を翻弄し。
 半兵衛が生きていたら間違いなく拒否されていたであろう方法を、官兵衛は使うことにしたのだった。


 家康と三成を非公式ではある再会させる。


 三成がこの戦を受け入れ、自分が生き延びた上で全てを終わらせる。
 そう決意してくれるためには、敵方の大将に頼らなければならない。大谷は最後までその事実を認めたくなかったようだが、このまま軍が瓦解するよりは良いと判断したのだろう。
 渋々ではあったが二人を会わせることに同意した上に、甲斐に連絡を取り猿飛佐助を死者とすることも許したのだった。あの忍びに行わせるのが一番効率がいい。こちらを睨み付けながら彼がそう言った時、ようやく大谷が官兵衛の裏での動きを知りつつ泳がせていたことを理解したわけだが。
 半兵衛よりは扱いやすいが、こいつも油断できない相手だ。
 大谷吉継に対する評価をそう改めた官兵衛は、三成と家康の再会を見守るために三成の帰城に同行することになったのだった。
「…………もうそろそろ桜が咲くな…………見てみろよ三成、綺麗なもんだ」
「うるさい」
「おい、さっきから随分なふくれっ面だな……小生が何をした?」
「貴様の存在の全てが私を苛立たせてるのだ。ついてくるにしても、他の方法はなかったのか!?」
「これが一番楽だったんでな」
 相変わらず鉄球を外してもらえない状況なので、馬には乗れない。
 かといって高級な馬車を仕立ててもらうのも面倒だし、手枷を嵌められて豪奢な馬車に乗っている自分を想像するだけで寒気がする。そういう理由で馬車ではなく簡素な荷車の上に乗り、二頭立ての馬にそれを引かせている訳なのだが。
「貴様……藁の仲間にでもなりたいのか……」
 と、三成にはすこぶる評判が悪かった。
 総大将の移動ということで幾重にも三成の馬の周辺を取り囲む兵たちも、官兵衛の姿を見てはクスクスと笑い声を漏らす始末。確かに巨漢の男が農具を運ぶような荷車の上にちょこんと座っている姿は面白いかもしれないが、そんなに笑うこともないだろうに。
 しかし三成は存在そのものを拒否したいようなので、笑われている方がましなのかもしれない。
 そう思い直した官兵衛は、周囲の兵たちににかっと笑って見せる。それから器用に手綱を操りながら、自分を囲んで守るために存在している兵たちを避け続けていた。道が狭く馬2頭がすれ違うのもやっとの街道、そこを荷車に乗った男と馬と共に通らなければいけないのだ。
 三成の機嫌が悪くならないわけがない。
「そろそろ佐和山の城が見えてくる頃か?」
「…………そこまで近くはない」
「ついたら花見でもするか。真田を呼べば、喜んでくるだろうよ」
「あれにはかいでやることがたくさんあると猿飛が言っていた。あまり呼ぶと私が猿飛に怒られる」
「気にしてんのはそっちかよ。お前さんも随分あの忍びに懐いたもんだな」
 三成は真田幸村の名前よりも早く、彼付きの忍びの名を覚えた。
 それだけでも十分驚愕させられたというのに、あの頑固極まりない三成が佐助に怒られると文句を言いながらではあるが素直に従うのだ。佐助も三成のことを幸村並みに手がかかる子供と認識しているらしく、彼らが滞在している間は彼らと寝食を共にしていたのだった。
 あの食事と睡眠を軽視していた三成が。
 それだけで真田幸村の石田軍での評価は大きく上がったのだが、幸村本人はそれを偉業だとは思っていないらしい。石田殿と一緒に過ごせて楽しかった、そんな言葉を残し幸村は甲斐へ帰って行った。
 そして彼の忍びは、家康にこちらからの書状を届けてくれたはず。

 桜の蕾が華やぐ時、あの神社で。

 細かい日時の指定はできなかった。
 時間を指定しても家康がその時間に来訪できるとは限らない。彼だって一軍を背負っているのだ、敵軍の総大将と会うためにはかなりの努力を強いられるはず。しかしこちらは監視のきつい大阪城ではなく、三成の物である佐和山の城に滞在することができる。蕾がほころび、花びらが開き始めるまでの間、毎日あの神社へ行けばいいだけなのだ。
 そういえば以前あの古い神社を勝手に修繕したことがあったと思い出し、官兵衛は縁というものの存在を強く感じていた。三成にとって大切な場所に官兵衛が勝手に踏み入った、そのことで官兵衛と三成の縁が始まったのだ。そして三成と家康は、二人であの神社の周辺を仲良く整備していた。
 その場所で三成は家康と再会する。
 佐和山の城にほど近く、周囲の人間に気付かれにくく。
 その上家康がよく知っている場所がそこしかなかったというだけなのだが、官兵衛はその事実に運命を感じずにはいられなかった。互いを思い合いながら敵対する立場になってしまった若い二人と、片方に惚れ込んでしまった馬鹿な男が一人。
 そんな人間を結びつけた場所で、再び会わなければならないのだ。
 偶然という言葉では片付けきれない宿縁の糸に、自分も絡め取られてしまったのでは。そんな考え故、暖かい光の中で大きく身震いした官兵衛の耳に入ったのは、予想だにしなかった三成の言葉だった。
「…………たい……と言っていた」
 あまりにも小さい、官兵衛にしか聞かせるつもりがないであろう言葉。
 馬の手綱を繰り間違えて官兵衛の乗っている荷車に接近しすぎた、そんな風を装って近づいてきた三成の口からは、更に言葉が続いていた。
「あの場所でいつも言っていた……また一緒にこの景色を見たいと」
「そうか」
「私はいつも無事を願っていた。怪我もなく帰ってくるように、と」
「本人に言ってやったのか?」
「言った…………喜んでくれた」
 名前は出さないが、三成が語っているのは家康との思い出に違いない。
 途切れ途切れの小さな声から伝わるのは、ただ一人への揺るぎない愛情。相争うことになったというのに、三成は家康への思いを変えようとしない。
 変えることができれば、もっと楽に生きられるはずなのに。
 秀吉への忠誠と家康への愛情の狭間で苦しみ続けていた三成を、官兵衛はずっと見つめていた。そしてその苦しみを癒したいと思ったのだ。
 どうすれば三成を一番いい形で解放してやれるかはまだわからない。
 だがそうすると決めた、そして三成も自分を愛してくれるようになって欲しいと望んだ。家康と三成が再会した時、二人の間に罅が入るように多少細工はしてあるが。
 あの二人の間をつなぐ絆はそれをはね除けてしまうかもしれない。
 その時にはその時の手を用意してあるつもりだが、まずは彼らを会わせてみなければ。「おい三成…………ちょっと二人で寄り道してみないか?」
「寄り道だと?」
「雪が降ってからあの神社に行ってないだろ? 柱は入れ替えたけどな、雪の重みで屋根瓦が壊れてる可能性もある。一度様子を見てこないと、修理の人足も入れられないだろうが」
「だが…………」
「こいつらは先にいかせとけ、お前さんの領地に突っ込んでくる馬鹿もいないだろうよ。なあ、そうだろう?」
 周囲の兵を見回しながら声をかけると、三成直属の部下ばかりである兵たちは揃って頷いてくれた。
 三成はずっと一人であの神社を直してきた、それはつまり部下も立ち入らせたことがないということ。それならば今も部下についてこいとは言わないはずなのだ。
 家康との思い出の場所に『他人』を入れたがる訳がない。
 その他人の枠に自分も入っていることを官兵衛はわかっていたが、一度立ち入ってしまえばこちらの物。おまけに神社の修理もしているのだ、その確認のために立ち入るという名目があれば三成が断れるわけがない。
 そんな官兵衛の予想通り、三成は数瞬躊躇った様子を見せたが。
「…………そう……だな。見に行くだけならすぐに戻れる」
 そう言いながら小さく頷き、官兵衛の言葉に同意したのだった。
 神社に行った後三成に家康がここに来ることを話し。そのついでに三成の心をあと少しだけ揺さぶっておく算段を整えていた官兵衛だったのだが、そのもくろみはあっけなく崩れることになる。
 そんな事は夢にも思わず、不幸に愛されていることをその時だけは忘れて。
 黒田官兵衛は二人の総大将の対面を自分が操ることに酔いしれながら、下を向いて小さくほくそ笑むんだのだった。









 手枷を嵌められ、鉄球に動きを制限されている官兵衛は神社にたどり着くまでが大変だった。あの急な上に雑草が生い茂っている斜面を重りがついた状態で登るのは大変だし、どこかに捕まろうにも手は枷に拘束されている。
 三成に何度も助けてもらいながら神社に到着することはできたわけなのだが。
「もう貴様の手伝いはしない…………その鉄球をどうにかしろ」
「付けたのはお前さん方だろうが」
 三成への反論もそこそこに、官兵衛は玉砂利の敷かれた地面にそのまま体を横たえる。
 きつい斜面を重り突きで登らされた上に、頼れるのは自分より細い三成だけ。その状況で普段は使わない筋肉を使ったことで、官兵衛の体は悲鳴を上げ始めていた。
 二人の荒い息が、静けさに満ちた境内に広がっていく。
 こんな時大の字になって寝転がれれば少しは気分がいいのだろう。そう思いはするが、今の官兵衛にできるのはまとめられてしまっている腕を澄んだ空へ向かって突き上げることだけ。
 そんなことをしながら大きく息を吸い呼吸を整えていると、視界の端で三成が動いているのが見えた。官兵衛を引っ張り上げて相当疲れただろうに、生真面目な彼は雪で本殿が壊れていないかを確認しているのだ。小さな本殿の周りを回って壁の傷み具合を目で確認し、背を伸ばして瓦の状態をじっと見る。
 少し休んでからでもいいだろうに。
 自分を甘やかすことのできず、変わることを許してやれない不器用な三成。最初会った時はただの馬鹿だと思っていたが、三成は一度決めたことを覆すことができないだけなのだ。
 秀吉への忠を未だに心に抱き。
 家康への幼い思慕を心から消すことができない。
 それができればもっと楽に生きられるだろうし、こんな不毛な戦の大勝として担ぎ上げられることもなかったはず。半兵衛が大谷ではなく三成を選んだのは、何があっても与えられた役割から逃げないとわかっていたから。
 整い始めた自分の呼吸の合間に耳に届くのは、まだ乱れたままの三成の吐息。そしてその呼吸の持ち主は己が手に石の破片のような物を持ち、寝転んだままの官兵衛に顔を向けてきた。
「少し休めよ」
「瓦が少し割れている」
「漆で繋いで直すって方法もあるが、それじゃ来年また割れるかもしれんな……新しい瓦を入れればそこが目立つ。いっそ全部入れ替えちまったらどうだ?」
「古い瓦はどうなるのだ?」
「割れてないなら欲しがる奴はどこにでもいるだろうよ」
「そうか」
 短くそう答えた三成は、袴の裾と髪を風に揺らす。
 強すぎず、寒すぎず。心地よい風が苦行に耐えて汗ばんだ体をゆっくりと冷やしていくが、あまり長時間外にいると三成が体調を崩す恐れがある。さっさと周囲の様子を確認させて、それから木陰でゆっくりと休ませながら話をすることにしよう。
 ここに来たのは二人きりで話をするため。
 家康と三成の今の関係を改めて彼に伝え、そして家康に殺される事だけが道ではないことを三成に伝える。家康を打ち倒しても殺さず、三成が天下を取るという方法もあるのだ。その際に生じる利益をちゃんと伝え、頑固極まりない三成の心を変えていく。
 豪雨の中だろうが、吹き荒れる熱砂の中だろうが今まで三成は進軍し続け無事に帰ってきていた。その程度に体が丈夫なのはわかっているし、他人に依存する気質ではあるが健全な精神の持ち主なのも知っている。
 だが、人間というのは心が病めば体も病んでいく生き物なのだ。
 今の揺らぎ始めている三成なら、説得することはたやすい。家康の送った文はそろそろ彼の手元に渡っているはず、彼がここに来ることができるまであと数日はかかるはずなのだ。だからその間に疲れ果てている三成の負担にならぬように彼の心を別な思想で塗り替え、それからゆっくると休ませる。
 それが官兵衛の目論見だった。
 家康と袂を分かってからの三成は、総大将という名の重い荷物を背負わされていることもあるがすぐに体調を崩すようになった。大谷は激しい戦が続いたからと言っているが、官兵衛は彼と違う考えを持っていた。このまま三成を何もせずに放置してしまったら、家康と雌雄を決する前に死んでしまうのでは。
 そんな不安を抱いているからこそ、官兵衛は積極的に三成に話しかけることにしていた。声を発すればそこに含まれている感情がわずかなりとも見える。誰かと交流することで、心も少しは軽くなるだろう。
 笑って欲しいが、きっと今の三成を笑わせることができるのは家康だけ。
 その家康に手助けを頼めず、いずれ三成には家康を戦で打ち倒してもらわなければならないのだ。三成の心を自分に向けたいと思ってしまっている官兵衛にできることは、以前三成の心に入れたわずかな皹を広げること。
 わずかにだが芽生え始めているはずの家康への不信。
 それをもう少し膨らませれば、三成の家康に向けられた愛情も変わっていくはず。最終的に三成の視界にいつも自分がいて、家康ではなく自分の名を愛おしげに呼んでくれるのがとりあえずの目標。
 そして更に大きい夢を見ることが許されるとしたら、この国を彼を支えて治めることだろうか。
 そんな軍師としての野望を刺激される夢に、地面に寝転がったまま官兵衛は浸り続ける。凶事の王と今は呼ばれている三成だが、国を治める能力がないわけではないのだ。君主には向いていないが政を行うことは下手ではない。上手く官兵衛が補佐していけば、彼の治世は案外うまくいくのかもしれないのだ。
 大谷にこの国の今後を任せるわけにはいかない、先日それは思い知らされた。
 全てを悪夢で覆い尽くそうとする彼を、まずは追い出さなければならないのだが現在石田軍の実権は彼が握っていると言ってもいい。だからこそ官兵衛を脅しつけ、自分の望みのままに動かすことができるのだが。
 さて、まずは大谷をどう排除するべきか。
 腕をずっと上に上げ続けると疲れるので、なんとか上手く腕を下に下げることができて自分も仰向けになれる方法を探しているのだがこれがなかなか難しい。あきれ顔でそんな官兵衛の動作を見守るついでに神社の点検に余念がない三成だったが。
 ふと何かに気がついたように、いぶかしげに辺りを見回し始めた。
「官兵衛……私たちを迎えに来いと誰かに言ったのか?」
「はぁ? 小生がそんなことするわけなかろう」
「誰か上がってくる…………一人だ」
 三成の鋭い耳は、自分以外の誰かが上がってくることを真っ先に伝えてくれたらしい。
 途端に全身から殺気をみなぎらせ、腰に履いた刀に手を伸ばした三成の後を追うように、官兵衛も慌てて体を起こす。
 軽快な足音は官兵衛のように時折止まることなく、慣れているかのように躊躇なく。
 楽しげに、歌うように。
 ゆっくりと近づき、そして。
今ここで、もっとも会わせてはならない男の存在が、官兵衛の目に治まった時。


「………………………い……え…………やす…………?」


 呆然とした、だがその奥底に喜びの秘められた声。
 後ろにいるので三成がどんな顔をしているのかはわからない。日の光の色の戦装束を身に纏い、陰を全く感じさせない人好きのする笑顔を浮かべたその男は。
 三成に話をする前に、絶対に会わせてはいけない存在だった。
「……久しぶりだな……三成。そして黒田官兵衛、まずは感謝させてもらおう。儂と三成を会わせようとしてくれた…………」

 本当に、感謝する。

 真摯なその言葉は官兵衛の心にちゃんと届いたが。
 綿密に計算し予定を立てた計画が、がらがらと崩れ去っていく絶望感。もう少しだけ言葉を重ねれば、三成を変えることができたはずだというのに。
 何故この男はこの場所に、この時に現れるというのか。
 自分が呼んだことが発端というのにこの世の全てと自分の不運を呪いながら、官兵衛は家康の笑顔を見ることに耐えきれず無言で後ろを向く。
 そこにあったのが無表情であれば、少しは救われたのだが。
「…………貴様が…………家康を呼んでくれたのか?」
 ほんのわずかの希望と、そして隠しきれない喜びと。
 眼を細め、だが家康の姿だけはしっかり目に焼き付けておこうとしている三成の手はもう刀から離れていた。
 その事実に最後に残った希望すら打ち砕かれたのを知った官兵衛が願ったのはただ一つ。




 自分と三成の間で取り交わされた『賭け』が上手く機能することだけだった。






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ようやくここまで。
この章は次で終わります……次が……あははははは。
次の章で少し言い訳タイムに入ります。
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色々説明






拍手現在豊臣家転生パロ中学生編入ってます
(現在2本 家三 チカナリです)


注意事項
・フリーリンクじゃないです、基本的にはリンクはお断りしています
・ひっそりこっそりが信条なので、黙々と
・捏造、not公式のこばなしが多いので、スルー推奨


ラキドでは幹部全員を溺愛しておりますが、ベルナルドとイヴァンは特に偏愛。ばさらは家三とか奥州の愉快な仲間達と毛長がメインです。うずみさんが現在官三とか官佐にずっぽりとはまり中。
基本は、愛想のかけらもない「ネット怖い~」の書き手が二人で色々書いている場所です。


書いている人


みっし

・生真面目で堅物でムキムキな男性と一見そうじゃなくても根は真面目極まり ないキャラをこよなく愛している、がんかたうるふの片割れ。編み物とお菓子作りが趣味という、第三者曰く可愛らしい一面を持つ反面、パニクると踊ったり、オロオロしだして周囲は見ていて楽しいらしい。荒ぶる舞は、職場の名物だったりする……らしい。
イヴァンちゃんと片倉さんとシズちゃんとスカイハイさんと陛下を思いっきり愛している。好きなアニメは銀魂と最近はFate/zero。型月ファンというよりは元から虚淵ファンでうずみさんからオススメされまくった末にようやっと手を付けて完読した。ライダー組おいしいです。エクシリアではダントツで陛下が好き。陛下が使用可能になる完全版があるなら複数買いしても構わないとのたまう日々。バサラの好きキャラは片倉さん一強だったはずなのに最近はアニキも熱い。かっちり着込むキャラがすきだったはずなのにいきなり露出度が高いキャラを好きになったのは何故か悩む日々。二次元の向かう愛と同じぐらい甥っ子への愛を叫んでいる気がしてならない。



うずみ
・相方を愛しすぎている変な人。趣味は畑仕事に漬け物作り、好きな物は不幸属性の美人(男女問わず)。ばさらでは石田さんと黒田さんをこよなく愛していたり、赤い子めんこいにゃぁとたまに叫んでいる。

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ばさら垢できました
こんな二人で、ここを更新しております。

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