こちらはサークル「がんかたうるふ」のうずみとみっしの二人組が、ラッキードッグ1とばさらのこばなしを黙々と投下する場所です。
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スパーク新刊予定のものです。
書き上がり次第上げていきます。
…私死ぬんじゃ無かろうか。
書き上がり次第上げていきます。
…私死ぬんじゃ無かろうか。
*****
豊臣家ご一行、竜の住処に来たる プロローグ
「この度は、我が家の竹千代が誠に申し訳ございませんでした。」
「いや、こちらこそ我が家のちびこじゅが大変お世話になって…」
政宗は未だに目の前で、自分に頭を下げている人間がここにいることが信じられなかった。
竹中半兵衛。豊臣秀吉の親友であり、稀代の名参謀。豊臣の全国制覇は彼なくしては成らなかったのではないかとも称される、鬼才。かつて戦場でぶつかり、彼の策に踊らされたのは未だに政宗にとっては苦い記憶だ。そして、その竹中半兵衛の後ろに座する男は、石田三成。豊臣の秘蔵っ子とも揶揄される事がある青年は、かつて完膚無きまでに政宗を叩きのめしてくれた。目の前の二人によって敗北の苦渋を味あわされた記憶は未だに新しい。
何故、その二人が、今この場所に、政宗と傍らに控える小十郎の前に座しているというのか。本来は敗北したこちらが大阪まで遠征することはあっても逆は限りなく珍しい事態である。その事態を招いた理由は一つ。
『ちび』の存在に他ならない。
ある日突然、大根のような葉っぱを引っこ抜いてきたら出てきたちび、ちびこじゅ。
黒い巨大な卵を割って誕生したちび、ちび政宗。
今現在伊達家にいるちびはこの二匹。そしてそのうちの一匹であるちびこじゅが諸事情により大阪の豊臣家に世話になっていたのが、今彼らがここにいる理由の一つだった。
ちびこじゅから渡された文を読んだ政宗と小十郎はただただ、驚くことしか出来なかった。大きな屋敷とはちびこじゅから聞いてはいたが、まさか天下の大阪城とは誰も思わないであろう。
「めぇ?」
「みぃ?」
客人が来るから下がっていろと言ったのに気になって仕方が無いのであろう。障子の向こうからちび達の声がする。その声に反応するように石田三成の背後から、ちょこんとした狐耳としっぽを持つちびが出てきた。これが、ちびこじゅ曰く「泣虫毒筆子狐佐吉」だろうか。とても行儀良く、また大人しいようで、一言も発していない。それでもちびこじゅとちび政宗が気になるのかしっぽと耳はぴょこぴょこ忙しなく動いているが
。伊達のちびが2匹、豊臣のちびが1匹、さて残りの1匹はどこにいったのだろうか。
「本当に竹千代くんは悪戯者で…今日は本人に謝罪させようと思ってたんだけど行きの道中でも散々やってくれたから今は仕置きの最中なんです。後で来させます。」
「…こちらこそ、お手数をかける」
原因判明。
彼らが、何故天下の豊臣が、わざわざ伊達の城にやってきたのはちびこじゅだけが理由ではない。ちびこじゅが居なくなった時と同じくして、この城には来訪者、もとい乱入者がいた。
名前は竹千代。狸の耳としっぽをもつ、一見普通のちびであった。恐らく、目が死んでいるちびこじゅよりも見た目だけなら普通だ。
…だがあのちびの所業はまさに筆舌に尽くしがたきものであった。
食べる、食べる、食べる、壊す、壊す、壊す、壊す…竹千代が城にいたのはそれ程長い期間ではなかったはずだが伊達家を恐怖のどんぞこに突き落としてくれたものだ。(主に兵糧的な意味で)
まぁそんなちびが来たお陰でちび政宗が打ち解けるきっかけになったとも言えるが…。最後はちび政宗の怒りの雷を喰らいかけ、いつの間にか居なくなっていた。と思っていたら、実際は大阪城に帰っていたらしい。(手を叩くと瞬時に移動していたからそのせいだろうか)折しも大阪城ではちびこじゅの住処のあてを付け、北条の忍びに送らせた直後だった。そして、竹千代の所業は、自分のやったことを何一つ理解していない竹千代自身の口から、豊臣家の主たる面々に赤裸々に語られることになったらしい。そして遅れること数日。北条の忍びによって送られてきたちびこじゅの荷に入っていた文から政宗と小十郎は、ちびこじゅが世話になっていた家を知った、という訳だった。
(まぁ…それだけが理由じゃねぇんだろうけどな)
此度の遠征は、自分の、伊達政宗への牽制も含まれていると政宗は感じていた。
ー決して、豊臣に噛みつくな。
そして周辺の大名へは豊臣の威光を見せつける良い機会という訳だ。ちびの謝罪も確かにあったのだろうが、それを体の良い理由にすり替えられたような気もする。
(言われなくても、わかってる)
天下を目指す気持ちが消え失せたわけではない。胸に燻る思いは未だに、まだある。だけれども、それ以上に大事になりそうなものを、見つけてしまった今は、遠いものに成りつつあった。
(忘れはしない、決して)
あの敗北の日に誓った思いは、決して忘れない。
「…失礼ですが、半兵衛様。よろしいでしょうか。」
「うん?なんだい?三成くん?」
今の今まで黙り込んでいた、石田三成がふと口を開き、目の前の竹中半兵衛に問うた。
「竹千代が世話になったという伊達家の伊達政宗というのは、誰ですか?」
「…え?」
瞬間、その場の空気が凍った。
「名前もあまり聞いたことがありませんし、どこぞのもののふとは思われますが、よく知りませんので」
「えーと…三成くん…?」
「誰なんですか?半兵衛様?」
他意は一切無く、わからないから聞いている、といった様子の三成に半兵衛は苦笑する。
(三成くんの良い所でもあるんだけどねぇ)
石田三成は、例え戦場で相対した名のある武人でも、あまり覚えない。いや、覚えられない。
それでもまぁいいかとほうって置いたツケが今来たのか、と半兵衛は観念して答える。
「…伊達政宗っていうのは…君にわかりやすく言うと…あれだ。君が小田原でぼろっぼろに打ち倒した相手だよ!!」
「…小田原で…?…ああ、そういえば、そんなのがいたような…」
「そんなのじゃなくて本当にいたんだってば!!そして彼の軍は豊臣に敗北したんだ。」
「…弱い者は覚えられないものでして」
まるで、子供に諭すかのような態度で半兵衛は三成に対して出来る限り、わかりやすい言葉を選んで伝えていく。それは確かに三成にとってはわかりやすいものだっただろう。だが、あまりにも、場所とタイミングが悪かった。
「…てめぇらは…人に謝りに来たのか、けなしに来たのか一体どっちだああああああ!!!」
己の居城で、目の前でけなされた政宗が、烈火の如き怒りを露わにしたのも無理はないだろう。
「めぇ!?」「みぃ!?」
障子の向こうで政宗の怒声に驚くちび達は、ただ、ちびのお友達が増えたらいいなぁ、とそんな場違いな事を考えていたなど、この時は、誰も知らない。
ぷちバサ2。一応開幕です
小十郎喋ってない。
でも1,5のプロローグでも喋ってなかったしこんなもんだと思います。
10月のスパーク予定なのですが…9月の仕事のスケジュールが殺人的なのでこれからやっておきます…。
「この度は、我が家の竹千代が誠に申し訳ございませんでした。」
「いや、こちらこそ我が家のちびこじゅが大変お世話になって…」
政宗は未だに目の前で、自分に頭を下げている人間がここにいることが信じられなかった。
竹中半兵衛。豊臣秀吉の親友であり、稀代の名参謀。豊臣の全国制覇は彼なくしては成らなかったのではないかとも称される、鬼才。かつて戦場でぶつかり、彼の策に踊らされたのは未だに政宗にとっては苦い記憶だ。そして、その竹中半兵衛の後ろに座する男は、石田三成。豊臣の秘蔵っ子とも揶揄される事がある青年は、かつて完膚無きまでに政宗を叩きのめしてくれた。目の前の二人によって敗北の苦渋を味あわされた記憶は未だに新しい。
何故、その二人が、今この場所に、政宗と傍らに控える小十郎の前に座しているというのか。本来は敗北したこちらが大阪まで遠征することはあっても逆は限りなく珍しい事態である。その事態を招いた理由は一つ。
『ちび』の存在に他ならない。
ある日突然、大根のような葉っぱを引っこ抜いてきたら出てきたちび、ちびこじゅ。
黒い巨大な卵を割って誕生したちび、ちび政宗。
今現在伊達家にいるちびはこの二匹。そしてそのうちの一匹であるちびこじゅが諸事情により大阪の豊臣家に世話になっていたのが、今彼らがここにいる理由の一つだった。
ちびこじゅから渡された文を読んだ政宗と小十郎はただただ、驚くことしか出来なかった。大きな屋敷とはちびこじゅから聞いてはいたが、まさか天下の大阪城とは誰も思わないであろう。
「めぇ?」
「みぃ?」
客人が来るから下がっていろと言ったのに気になって仕方が無いのであろう。障子の向こうからちび達の声がする。その声に反応するように石田三成の背後から、ちょこんとした狐耳としっぽを持つちびが出てきた。これが、ちびこじゅ曰く「泣虫毒筆子狐佐吉」だろうか。とても行儀良く、また大人しいようで、一言も発していない。それでもちびこじゅとちび政宗が気になるのかしっぽと耳はぴょこぴょこ忙しなく動いているが
。伊達のちびが2匹、豊臣のちびが1匹、さて残りの1匹はどこにいったのだろうか。
「本当に竹千代くんは悪戯者で…今日は本人に謝罪させようと思ってたんだけど行きの道中でも散々やってくれたから今は仕置きの最中なんです。後で来させます。」
「…こちらこそ、お手数をかける」
原因判明。
彼らが、何故天下の豊臣が、わざわざ伊達の城にやってきたのはちびこじゅだけが理由ではない。ちびこじゅが居なくなった時と同じくして、この城には来訪者、もとい乱入者がいた。
名前は竹千代。狸の耳としっぽをもつ、一見普通のちびであった。恐らく、目が死んでいるちびこじゅよりも見た目だけなら普通だ。
…だがあのちびの所業はまさに筆舌に尽くしがたきものであった。
食べる、食べる、食べる、壊す、壊す、壊す、壊す…竹千代が城にいたのはそれ程長い期間ではなかったはずだが伊達家を恐怖のどんぞこに突き落としてくれたものだ。(主に兵糧的な意味で)
まぁそんなちびが来たお陰でちび政宗が打ち解けるきっかけになったとも言えるが…。最後はちび政宗の怒りの雷を喰らいかけ、いつの間にか居なくなっていた。と思っていたら、実際は大阪城に帰っていたらしい。(手を叩くと瞬時に移動していたからそのせいだろうか)折しも大阪城ではちびこじゅの住処のあてを付け、北条の忍びに送らせた直後だった。そして、竹千代の所業は、自分のやったことを何一つ理解していない竹千代自身の口から、豊臣家の主たる面々に赤裸々に語られることになったらしい。そして遅れること数日。北条の忍びによって送られてきたちびこじゅの荷に入っていた文から政宗と小十郎は、ちびこじゅが世話になっていた家を知った、という訳だった。
(まぁ…それだけが理由じゃねぇんだろうけどな)
此度の遠征は、自分の、伊達政宗への牽制も含まれていると政宗は感じていた。
ー決して、豊臣に噛みつくな。
そして周辺の大名へは豊臣の威光を見せつける良い機会という訳だ。ちびの謝罪も確かにあったのだろうが、それを体の良い理由にすり替えられたような気もする。
(言われなくても、わかってる)
天下を目指す気持ちが消え失せたわけではない。胸に燻る思いは未だに、まだある。だけれども、それ以上に大事になりそうなものを、見つけてしまった今は、遠いものに成りつつあった。
(忘れはしない、決して)
あの敗北の日に誓った思いは、決して忘れない。
「…失礼ですが、半兵衛様。よろしいでしょうか。」
「うん?なんだい?三成くん?」
今の今まで黙り込んでいた、石田三成がふと口を開き、目の前の竹中半兵衛に問うた。
「竹千代が世話になったという伊達家の伊達政宗というのは、誰ですか?」
「…え?」
瞬間、その場の空気が凍った。
「名前もあまり聞いたことがありませんし、どこぞのもののふとは思われますが、よく知りませんので」
「えーと…三成くん…?」
「誰なんですか?半兵衛様?」
他意は一切無く、わからないから聞いている、といった様子の三成に半兵衛は苦笑する。
(三成くんの良い所でもあるんだけどねぇ)
石田三成は、例え戦場で相対した名のある武人でも、あまり覚えない。いや、覚えられない。
それでもまぁいいかとほうって置いたツケが今来たのか、と半兵衛は観念して答える。
「…伊達政宗っていうのは…君にわかりやすく言うと…あれだ。君が小田原でぼろっぼろに打ち倒した相手だよ!!」
「…小田原で…?…ああ、そういえば、そんなのがいたような…」
「そんなのじゃなくて本当にいたんだってば!!そして彼の軍は豊臣に敗北したんだ。」
「…弱い者は覚えられないものでして」
まるで、子供に諭すかのような態度で半兵衛は三成に対して出来る限り、わかりやすい言葉を選んで伝えていく。それは確かに三成にとってはわかりやすいものだっただろう。だが、あまりにも、場所とタイミングが悪かった。
「…てめぇらは…人に謝りに来たのか、けなしに来たのか一体どっちだああああああ!!!」
己の居城で、目の前でけなされた政宗が、烈火の如き怒りを露わにしたのも無理はないだろう。
「めぇ!?」「みぃ!?」
障子の向こうで政宗の怒声に驚くちび達は、ただ、ちびのお友達が増えたらいいなぁ、とそんな場違いな事を考えていたなど、この時は、誰も知らない。
ぷちバサ2。一応開幕です
小十郎喋ってない。
でも1,5のプロローグでも喋ってなかったしこんなもんだと思います。
10月のスパーク予定なのですが…9月の仕事のスケジュールが殺人的なのでこれからやっておきます…。
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色々説明
拍手現在豊臣家転生パロ中学生編入ってます
(現在2本 家三 チカナリです)
注意事項
・フリーリンクじゃないです、基本的にはリンクはお断りしています
・ひっそりこっそりが信条なので、黙々と
・捏造、not公式のこばなしが多いので、スルー推奨
ラキドでは幹部全員を溺愛しておりますが、ベルナルドとイヴァンは特に偏愛。ばさらは家三とか奥州の愉快な仲間達と毛長がメインです。うずみさんが現在官三とか官佐にずっぽりとはまり中。
基本は、愛想のかけらもない「ネット怖い~」の書き手が二人で色々書いている場所です。
書いている人
みっし
・生真面目で堅物でムキムキな男性と一見そうじゃなくても根は真面目極まり ないキャラをこよなく愛している、がんかたうるふの片割れ。編み物とお菓子作りが趣味という、第三者曰く可愛らしい一面を持つ反面、パニクると踊ったり、オロオロしだして周囲は見ていて楽しいらしい。荒ぶる舞は、職場の名物だったりする……らしい。
イヴァンちゃんと片倉さんとシズちゃんとスカイハイさんと陛下を思いっきり愛している。好きなアニメは銀魂と最近はFate/zero。型月ファンというよりは元から虚淵ファンでうずみさんからオススメされまくった末にようやっと手を付けて完読した。ライダー組おいしいです。エクシリアではダントツで陛下が好き。陛下が使用可能になる完全版があるなら複数買いしても構わないとのたまう日々。バサラの好きキャラは片倉さん一強だったはずなのに最近はアニキも熱い。かっちり着込むキャラがすきだったはずなのにいきなり露出度が高いキャラを好きになったのは何故か悩む日々。二次元の向かう愛と同じぐらい甥っ子への愛を叫んでいる気がしてならない。
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うずみ
・相方を愛しすぎている変な人。趣味は畑仕事に漬け物作り、好きな物は不幸属性の美人(男女問わず)。ばさらでは石田さんと黒田さんをこよなく愛していたり、赤い子めんこいにゃぁとたまに叫んでいる。ついったのフォローは下 のアイコンから。
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ばさら垢できました
こんな二人で、ここを更新しております。
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