こちらはサークル「がんかたうるふ」のうずみとみっしの二人組が、ラッキードッグ1とばさらのこばなしを黙々と投下する場所です。
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書き終わりました。
R-12程度です。
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「Hermony Loop」 月曜日 夕方
まだ毛先から雫が落ちる髪を乱暴にタオルでこすりながら寝室のドアを開けると、濃密だが甘美なアルコールの香りがベルナルドを迎え入れた。
「明日は幹部会だ……あまり飲み過ぎるなよ」
「生真面目な筆頭幹部殿は飲まないということか?」
「量を加減しろと言ってるんだ、俺は。飲むに決まってるだろう」
腰のあたりにバスローブをまとわりつかせただけのほぼ裸に近い姿で、ベッドの上で酒をあおるルキーノは非常に機嫌がよい様子だった。だらしなく足を組んでいても、その足の間からジャンとの会話の種にもなった巨大な物体がのぞいていたとしても。
野性的なのにどこか高貴な彼の魅力を損なうことはなかった。
自然に振る舞うだけで周囲の人間に強烈な印象と思慕の感情を与える、上に立つ者の資質を当然のように持ち備えている彼に嫉妬を感じないわけではないが。ルキーノ曰く、自分に出来ないことを当然のようにこなすベルナルドのことを、昔はかなり憎らしく思っていたらしい。
まあそれはお互い様なのだろう、互いにないものを持つ人間がそばにいるからこそ、退屈しない日常をおくれているのだから。
「相変わらずでかいベッドだな……」
ぼそりと呟きながら大人が4~5人は横になれそうなベッドの端に腰を下ろすと、間髪入れずにルキーノから金属製のグラスが差し出された。
「グロッグか……シャワーを浴びたばかりなのに、これはないだろう」
「お前の安眠のためにわざわざ作ってやったんだ、ありがたく飲めよ」
「……………薄くないか?」
「お前の前髪よりは濃いめに作ったつもりだが」
湯気とともに立ち上ってくるアルコールの濃度からも察することが出来たが、実際に口をつけると薄いを通り越して甘いレモンの味しかしてこない。これではカクテルじゃなくてジュースだと抗議すると、
「量を加減しろと言ったのは、どこのどいつだ?」
そう、鮮やかに切り替えされてしまった。
ルキーノのことだ、連日深夜まで仕事をしていた自分の体調を考えて薄めに作ってくれたのだろうが。疲れていようが明日幹部会だろうが、無性に飲みたくなる日もあるのだ。
気になり出している前髪のことを引き合いに出されたこともあり、多少苛だったのも事実。
「お前の分をよこせ」
「じゃあ俺は何で酔えばいいんだ?」
「また作ってくればいいだろう、俺はこれを飲んだら寝るからな。お前も明日に備えてさっさと寝……」
「断る」
そんな言葉と共にあごを捕まれ、瞬時に体の角度を変えられてしまう。
ムスクの香りを洗い流したルキーノから漂ってくるのは甘さを伴ったラムの香りと、そして。
「なら、一緒に飲もうぜ?」
唇を割って入ってくる鋭い舌が伝えてくる、レモンの酸味だった。
「…………っ…………ん」
舌を噛んで追い出してやろうかと思い、それを実行しようとしたが、ルキーノの方がその点では一枚上手であった。さっさとベルナルドの口を解放すると、今度は自分の手の中にあるグラスを降って見せ、挑発するかのように艶やかに笑ってみせる。
「飲みたければ口移して飲ませてやるが」
「俺は酒を飲みたいだけであって、お前の口をグラスにしたいわけじゃない……」
「それは残念だな。俺としては2週間近く放置された恨みをここで晴らしておきたかったんだが」
「…………ああ………すまなかったな…………」
「俺は全く気にしてない、2週間近く放置の上に、俺の横では昼寝をしないくせにジャンの前ではぐうすか寝こけることなんてな」
わざとらしい大仰な仕草でルキーノが自分の左腕を撫でている。
そこに気づかれないように目線を送ると、これから腫れ上がってくると容易に想像できるうっすらと青い痣が。ジャンがジュリオを呼んで追い出したと語っていたことから考えると、ジュリオの全力全開の一撃を受けたのだろう。
「その…………大丈夫か?」
ルキーノの思うつぼ、わかっていてもつい口に出して聞いてしまう。
普通はこういう痣になる怪我をした場合は、シャワーは使わないのが原則なのだが。そこはどんなときでも自分を最上の状態でいさせたいという、洒落者の伊達男の意地なのだろう。そっと青ざめた肌に手をやると、湯上がりのベルナルドの手よりも更に強い熱が伝わってきた。
「多少痛むがな……まあ我慢できないほどじゃない」
「そういう問題じゃないだろう。ジャンとジュリオには明日の幹部会できつく言い聞かせておく、どうせボスもカヴァッリ顧問も明日はいないんだ、議題もほとんどない」
「叱るのは勘弁してやってくれよ……あいつらなりのママンへの愛情の証だ。甘んじて受けるのが、ママンをかっさらった男なりの誠意の見せ方だ」
「誰がママンだ!」
体を乗り出して抗議しようとすると、その体を引っ張られベッドの縁から伸ばしていた足までベッドの中に引き込まれてしまう。不安定そうな枕の上にさっとグラスを置き、ベルナルドが持っていたグラスまで器用に奪い取ると、それも並べて置いて。
「お父さんとしては、そろそろ子作りに励みたいところなんだがな……」
背を膝裏に回した手を器用に使い、ベルナルドの体をベッドに横たえる。
ルキーノの本宅ではないが、主にベルナルドとの逢い引き用に使われているこの部屋だって、それなり以上の家具がしつらえられている。長身過ぎるベルナルドの体を音一つなく受け止めたベッドは、更にのし掛かってきた家主の巨体すら受け止め。
るはずが、何故だかベルナルドが横たわった時点で止まってしまった。
「…………しないの、か?」
「なにを?」
「いや、その…………子作り?」
「お前が孕むっていうのならやってもいいけどな……なんだ、明日幹部会だが、それでも俺と遊んでくれるとでも」
「いや、それはやめておく」
「まあ、気が向いたら遊んでくれ。今日はその代わりに、別な意味で遊ばせてもらうんでな」
まだ湿り気の残る髪に絡んでくる指を感じながら、今日はいったい何をされるのやらと思いつつ。そういえば彼にこうやって触れてもらうのも久しぶりだということに気がついた。
「ボスの戻りは確か日曜だったな……またそこら辺の未亡人を口説いて……来なきゃいいが……」
「なら明日の幹部会はただのお食事会で終了か……こら、囓るな」
「市長選の話を……する必要が……歯が当たっただけだ、すまないな」
「市長選? ああ、対立候補の娘の婚約者が商売女を孕ませて大騒ぎになっているらしいが……」
「いいタイミングだな、これであの男は立候補できないだろう。どこの誰だか知らないが、いい噂を流してくれたな」
「イヴァンの仕切ってる店の娼婦だったそうだな……相手の女は」
頬の傷跡を舐めしゃぶっていた舌を鼻の方へと移動させ、高く形の整ったそれに歯を立てると、途端に軽く頭を叩かれた。
「その文句代わりに囓る癖をどうにかしろ」
「俺だって好きでやってるわけじゃない……あの市長はまだまだ……利用価値がある、負けられると困る。それに、俺とイヴァンでわざわざお膳立てはしていないからな、勝手にあの馬鹿なお坊ちゃんが娼婦に金をつぎ込んで……勝手に孕ませただけだ」
「わかってるさ、お前が本気になったらあんなもんじゃすまないのは俺が一番わかってる……」
腰の上にまたがり、肩口に手を置いているからか、ルキーノの抵抗は少なかった。
皮膚が引き攣れ、わずかに隆起した傷跡が舌に伝えてくる微細なくすぐったさが、この頃のお気に入りだった。舌を肌に愛撫されているような、ルキーノに逆に愛おしまれているような、そんな妙な気分にさせられる。
くすぐったいのか、何の技巧も使わず、ただ思うがままに動いている舌と唇に刺激を受けているのか。ベルナルドの耳のあたりにかかるルキーノの息は、先程より温度を増している気がする。眼鏡を外されてしまったので細かなルキーノの変かを目で確かめるkと尾が出来ないのは残念だが、まあそこら辺は仕方がない。
幾多の夜を様々な女性と過ごしてきた伊達男の意地なのか、こういう時には決して声を漏らさないのだが。ベルナルドの肩にまだ残っているバスローブを落としながら、時折肌に強く指を埋めてくるということは、彼なりにこの状況で快楽を得ているということなのだろう。
会えなかった期間の埋め合わせに、たまには上に乗れと言われたときには多少驚きはした。
だが、実際こうやって寝そべったルキーノの上に乗ってみると、普段とは違う彼との姿を見ることが出来た。しっかりとセットされ、堅そうな印象を与える髪が存外に柔らかかったことや、耳裏の皮膚に指をやると心地よさそうに目を細めることなど。
側に行って触れてみないとわからないことがあることを、ルキーノは常にベルナルドに教えてくれる。
「たまには……こういうのもいいな」
「俺は後悔してるがな」
「やれと言ったのはお前だろう?」
「………まさかお前がこんなに上手いとは思わなかった、反則もいいところだ」
「お望みならもう少し楽しませてやってもいいんだがな、どうする?」
頬の傷跡に熱く長いキスを贈ると、櫛を入れなかったせいでいつもより質量を増している髪の毛をぐしゃぐしゃにかき回された。タンポポの綿毛みたい頭だなとからかわれたのは、最初に夜を過ごした時の事だっただろうか。
今では朝に彼に髪を直してもらうのが、習慣になりつつある。
それでもここまでぐしゃぐしゃにされてしまうと簡単には直らないだろうから、明日の幹部会には帽子でも被って参加すべきか。そんなことを考えながら今度は耳朶を唇で挟んでいると、完全に体からバスローブが取り払われてしまった。
春先の冷えた空気が一気に体を冷やし始め、すぐ側にある冬でも裸で寝る男につい体を寄せると、それを待ち構えていたかのように耳元で笑い声。
「寒がりだな」
「急に脱がせたら寒いに決まってるだろうっ」
「なら暖かくしてやるよ」
「……………くっ…………そ……それは…………反則だろ」
背から腰、そして更に下へ。
尾てい骨よりも更に下、体の際奥へ潜り込んできた指に、ルキーノの肩を押さえていた手から力が抜ける。完全にルキーノに体重を預ける形になり、体をよじりながら逃げようとすると、もう片方の手が先程とは違い優しく頭を撫でてきた。
「逃げるなよ……相変わらず慣れないなお前は」
「そう簡単に慣れるわけがないだろう………」
「少し力抜け、まだ最後までする気はない………まだ、な」
「なら、いつ………するんだ?」
ルキーノの言葉通り、シーツを強く握る手にだけ力を入れ、呼吸に集中することで体の力を抜いていく。入り口にわずかに埋められた指は、ベルナルドが準備を整えつつあることを理解したのか、小刻みに己をふるわせながら更に奥へと潜り込んでいった。
「…………気持ち…………悪い」
「この間はひいひい啼いてただろうが」
「最初は、気持ち悪…………いんだ……………」
小刻みに震える体とそれに合わせて途切れる言葉。
最初の精神と肉体の抵抗を越えてしまえば、熱と心地よさが与えられるのはわかっている。だが、最初に越えない蹴ればいけない山が大きすぎた。
体の一番奥を探られること。
男に体を与えている今の自分への嫌悪。
目を閉じて快楽だけを追おうとしても、その時眼前に広がる闇は………
ルキーノが体に刻み込んでくるものだけに集中するために目を閉じようとし、ここに来る前のジャンとの会話で最後まで核心をつかみ取ることが出来なかったものが理解できた。
「そういう……ことか」
「おい、どうした?」
「なんでもない、俺の……宿題が理解できただけだ」
広がる闇への恐怖、そしてそれをルキーノへと告げられない自分。
もやもやと胸の内でわだかまっていたものは、正体を理解してみれば案外わかりやすいものだった。むしろ、なぜすぐにこの答えに行き着かなかったのかがわからないほどだ。
一本目の指を完全に飲み込み、内側をぐにぐにと押し広げる感触は、生理的な恐怖と嫌悪をベルナルドに刻み込んでくる。
刑務所での暗闇の悪夢と同じくらいに。
「………………あっ………ふ…………く……ぅ…………」
「もう一本入れるぞ」
「……………ぁ………ああ……好きに……しろ」
途端にゆっくりと引き抜かれていく指に、全身から力が抜けていく。
抜けた瞬間に、今度はもう一本の指も引き連れて入ってくるのがわかっていても、この全身の力を抜く元が出来るわずかな時間は本当にありがたかった。ルキーノがそれを計算し尽くしているのはわかっているが、休息の時間を与えてもらわなければ、体がついていかないのだ。
そして、自分の体を気遣うこの時間がなければ、ベルナルドの心は確実にルキーノを拒んでしまう。
セックスは暴力ではない、暗闇は恐怖だけを運んでくるものではない。それを理屈ではわかっていても、悪夢を刻み込まれた体は簡単に恐怖の世界から抜け出すことは出来ない。
震え、小刻みな息を吐く唇が、ルキーノのそれに優しく包み込まれる。
冷え始めた背を撫でる手の温かさに安心させられながら、そろそろと手をルキーノの足の間へと動かすと、熱く勃ちあがった肉の塊が指に触れてきた。指で軽く握りしめると、ルキーノからすぐに抗議の声が飛んできた。
「驚かせるな!」
「いや……よくこんなでかいのか入るな……と」
「商売女じゃなけりゃ、時間はかかるな…………すぐお前もこれでよがらせてやるから、安心しろ」
「そんな安心はいらん…………まあ……俺も…………出来るだけ早く……その……」
「俺もまだ『後片付け』が済んでない、それが終わってからでいいさ、お前の覚悟ってやつは」
後片付け。
耳と心に引っかかったその言葉についてルキーノに問おうとすると、
「さて、休憩は終わりだな」
ごまかすかにように、忘れさせるためかのように。
しっかりとした質量と厚さを兼ね備えた指が今度は二本、何の遠慮もなく入り込んできた。ルキーノの下半身を弄んでいた手も、ルキーノに愛おしまれることで安心してソファーの海で遊んでいたもう片方の指も。
耐えきれずに宙を悶えるかのように舞い始める。
「………い、いきなりかっ!」
「いきなりとか、無理矢理とか、嫌いじゃないよな? 最初の時だって……」
「あ、あれはお前がいきな……っ」
「あと、恥ずかしいのも好きだったよな……?」
重ね合わせ続けていた唇が、今度は耳元へ移動し、蠱惑的な声を送り込んでくる。
最初は衝撃だけを与えた指は、今度はゆるりとベルナルドの内壁を広げ、時には指先で優しくこすりあげ、その度に苦鳴でとも快楽でともつかない声をベルナルドから引き出していく。
自分の体とルキーノの指が作り出す濡れた隠微な音。
それを聞きながら、今度は目を開けルキーノの顔を横目で見ながら、ぶるりと腰を震わせる。背に触れていたルキーノの手が今度は前に回り、ルキーノのことを揶揄できないほど屹立してしまった自分の雄の部分を指でいじりはじめるのを感じ。
ベルナルドも離してしまっていたルキーノの巨大な肉の塊に再度手を伸ばし始めた。
BGM「COSMIC LOVE」 by水樹奈々
*ちょいエロ程度です……
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色々説明
拍手現在豊臣家転生パロ中学生編入ってます
(現在2本 家三 チカナリです)
注意事項
・フリーリンクじゃないです、基本的にはリンクはお断りしています
・ひっそりこっそりが信条なので、黙々と
・捏造、not公式のこばなしが多いので、スルー推奨
ラキドでは幹部全員を溺愛しておりますが、ベルナルドとイヴァンは特に偏愛。ばさらは家三とか奥州の愉快な仲間達と毛長がメインです。うずみさんが現在官三とか官佐にずっぽりとはまり中。
基本は、愛想のかけらもない「ネット怖い~」の書き手が二人で色々書いている場所です。
書いている人
みっし
・生真面目で堅物でムキムキな男性と一見そうじゃなくても根は真面目極まり ないキャラをこよなく愛している、がんかたうるふの片割れ。編み物とお菓子作りが趣味という、第三者曰く可愛らしい一面を持つ反面、パニクると踊ったり、オロオロしだして周囲は見ていて楽しいらしい。荒ぶる舞は、職場の名物だったりする……らしい。
イヴァンちゃんと片倉さんとシズちゃんとスカイハイさんと陛下を思いっきり愛している。好きなアニメは銀魂と最近はFate/zero。型月ファンというよりは元から虚淵ファンでうずみさんからオススメされまくった末にようやっと手を付けて完読した。ライダー組おいしいです。エクシリアではダントツで陛下が好き。陛下が使用可能になる完全版があるなら複数買いしても構わないとのたまう日々。バサラの好きキャラは片倉さん一強だったはずなのに最近はアニキも熱い。かっちり着込むキャラがすきだったはずなのにいきなり露出度が高いキャラを好きになったのは何故か悩む日々。二次元の向かう愛と同じぐらい甥っ子への愛を叫んでいる気がしてならない。
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うずみ
・相方を愛しすぎている変な人。趣味は畑仕事に漬け物作り、好きな物は不幸属性の美人(男女問わず)。ばさらでは石田さんと黒田さんをこよなく愛していたり、赤い子めんこいにゃぁとたまに叫んでいる。ついったのフォローは下 のアイコンから。
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