こちらはサークル「がんかたうるふ」のうずみとみっしの二人組が、ラッキードッグ1とばさらのこばなしを黙々と投下する場所です。
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ということで、5/2のSUPER COMIC CITYの新刊詳細です。
通販予約は締め切らせていただきました、申し込みありがとうございました。
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5/2の新刊は2冊となっております。
『Hermony Loop』
A5 74P 300円(成人向け)
・サイト連載分+閑話(書き下ろし)
ルキーノ×ベルナルド(ジュリオ×ジャン)で「Ambivalent Loop」 「Perfect Loop」の後日談となっております。
会場限定おまけペーパーで後日談「Hands of Glory」がつきます。
『early summer vacation』
A5 110P予定 500円(全年齢)
ルキーノ×ベルナルド イヴァン受
・完全書き下ろしで6/15~7/29までを一日ずつ描写していく本です。
ゲスト様3名となっております。
恒例のおまけ本は……今回はデュラララ!!のペラ本となっております。
「BITTERSWEET TALES」
臨静の本当に短い短編です……書くつもりなかったのに、責任をとってください、みっしさんとヒイラギさん(苦笑)
おまけ本は毎回ですが極少部数予定となっております、もう予約と差し上げ分でほとんど数が埋まってしまっております。
あ、『early summer vacation』プロローグはこんな感じからで……
6/15
イヴァンがその部屋に行ったのは、自分の用事を済ますためではなかった。
昨夜は我らが筆頭幹部の30と少しの誕生日であり、それを祝うボスと幹部とそれぞれの腹心ともいえる部下だけの盛大とはいえないパーティが開かれた。ベルナルドが浪費を嫌ったのと、ちょっとでも派手なことをやると税務署につつかれかねないという理由だったが、気心の知れた人間だけというのは人の心と口をかなり軽くするものらしい。
無礼講という名目でハゲだの前髪が危ないだのケチンボだの、まあそれはそれは凄まじい暴言と酒瓶が飛び交った夜だったのだが。朝になってみれば床に寝転がっているのは頭痛と体の痛みでソファーの上でうなされている年少幹部3人と、酒瓶を枕代わりに床に寝転がって高いびきをかいているボスの姿だけだった。
嫌な顔一つせず周囲の罵声混じりの祝いの言葉を受け止めていた筆頭幹部と、彼の横で苦虫をかみつぶした上に飲み込んだような顔をした赤毛の長身。最初は見当たらないことに疑問を感じたが、ここは馴染みのホテルのこれまた馴染みの最上階だ。きっとどこかの部屋のベッドを勝手に借りて、上で二人で眠っているのだろう。
そこまで考えた瞬間に、酔いも頭を揺さぶるような頭痛もどこかにすっ飛んでしまった。
急に立ち上がったイヴァンに、もそもそと体を動かしながら声をかけてきたジャンにただ一言、ベルナルドとルキーノを探してくると伝えると、彼はすぐに状況を理解してくれた。
ベルナルドとルキーノが一緒に消えただけならいいのだ。
どこかの部屋で二人だけの二次会に突入して静かに酒をたしなんでいたというのなら、イヴァンが慌てる必要なんてない。だが、二人が誕生日というイベントで盛り上がって、何故か朝になって一緒のベッドで裸で眠っていたりなんかして、それを幹部以外の人間に見つかってしまったとしたら。
ルキーノとベルナルドのただならぬ関係は知っているが、それを責めるつもりなんて全くない。自分の後ろ暗すぎる秘密も握られているのだ、そこら辺は一蓮托生だと思っている。
だからこそ、イヴァンは走った。
頭は痛いし、酔っ払って力の加減を完全に失った上に、感情を制御するねじがおかしくなってしまったのか無表情のままイヴァンを絞め殺す勢いで抱きしめてきたジュリオのせいで体がきしむように痛い。ジュリオの酒癖については、昨夜同じ目に遭わされたジャンと協力して今後どうにかすべきと考えながら、イヴァンは多分ここだろうと当たりをつけた部屋のドアに手をかけた。
GDとの抗争中に、ベルナルドが寝室として使っていた部屋。
ここならパーティ会場とした部屋から適度に遠く、そして発情期の獣よりもこらえ性のないルキーノがベルナルドを連れ込むには最適と言ってもいい場所だった。どうか自分より前に誰もこの部屋を訪問していませんように、そう願いながら無遠慮かつ豪快にドアをぶん殴ると、眠っていなかったのか冷静すぎるほど冷静な声がドアの向こうから聞こえてきた。
「……イヴァン、もう少し静かにノックできないのか?」
「うっせー、素っ裸で寝転がってんじゃねえかと思って見に来てやったんだ。まだキンタマ出してんじゃねーのか?」
「お前は俺をなんだと思ってるんだ……片付けてからシャワーを浴びようと思ったところだ」
「ルキーノの奴はまだネンネの最中か」
「ああ……手癖も悪ければ口も過ぎたでかすぎる赤ん坊でな……悪いんだが、こいつの処理を手伝ってくれ」
「俺の姫のミラーにこの間ヒビが入っちまってよ……」
「それくらいなら10個でも20個でも買ってやる」
この時におかしいと思えば良かったのだ。ベルナルドの声が恐ろしいほど冷静なこと、そしてルキーノがイヴァンの豪快すぎるノックらしき物でも目覚めなかったこと。それよりも何よりも、あのベルナルドがいくらでも買ってやるなんて剛毅な発言をしたことの意味を。
この一件……CR5の屋台骨を揺るがしかねなかった大事件が終わった後、ベルナルドはいつも通りの口調で、あの時はイヴァンが入ってきたことに驚いて凄まじく慌てていたと回想していたが。
驚きで硬直していたとはいえ、イヴァンはちゃんと見ていた。
ベルナルドには周囲を見る余裕もあったし、きっと近づいてきた人間が自分の秘密を知っており、共有している人間であったこともわかっていたはずだ。だからこそベッドの端に腰掛け、周囲を片付けようとなんて全くしていなかったし、イヴァンを見ても顔色一つ変えなかった。
ルキーノとベルナルドの関係がばれれば、自分たちも危ないのだ。状況を誤魔化す手伝いなんていくらでもするつもりだったのは、ベルナルドも承知の上だっただろう。
そう。
「ベ……ベルナルド……テメー……何やったんだよっっっ!!!!!」
「ちょっとした、殺人……まあ未遂といったところか」
純白だったはずのバスローブの全面を紅に染め、足下に散らばる鋭くきらめくワイングラスのかけらを嫌そうに眺めながら。
「……このまま殺しておくべきだったか。イヴァン、お前はどう思う?」
うっすらと笑いを浮かべながら、ベルナルドがそう言いながら、ベッドの上でぴくりとも動かない赤毛の頭を小突いたりしなければ。素直に部屋のお片付けを手伝って、寝ているボスを起こして何ともないふりが出来たのだ。
振り払ったはずの頭痛が、再度頭を遅い、体は自然とがくがくと震え出す。修羅場なんて物は何度もくぐってきているイヴァンだったが、怖い物はやっぱり怖い。人の代わりに領収書を殺しているような文系の男が赤く染まった体のまま涼しい顔で話し続ける姿は、恐怖の極みといってもよかった。
「ひ、人殺しぃぃぃぃっっっっっっ!」
「だからまだ殺してないって言っているだろうがっ!」
「殺すつもりなんだろ!?」
「……殺してやりたい気分だな、細切れにして港の魚どもに食わせてやりたいくらいだ」
「なにやっちまったんだよ……ルキーノのヤツは……」
「俺は許したくない、だから思わずこれでぶん殴った、それだけだ」
「………そりゃあ……死ぬよな……」
ベッドの上掛けの上からベルナルドが取り出したのは、罅が大きく入り今にもばらばらになってしまいそうなワインの瓶であった。
「死んでないから問題なんだ…………」
腕を組みながらぶつぶつと文句を言い出したベルナルドをできるだけ見ないようにして、ベッドの上に転がっているルキーノを観察する。うつぶせになっているので表情はわからないが、軽く肩が上下しているのでどうやら本当に死んではいないらしい。ベルナルドの体が赤く染まっているのもワインがこぼれたからであって、ルキーノが出血しているわけではないのはシーツが白いままだったことから理解できた。
だが、ワイン瓶で思いっきり殴られたのだ、ちょっと頭がおかしくなっている可能性もあるわけで。
「あのよ……ベルナルド」
「なんだ?」
「あれ、どーすんだ?」
「面倒なんでな、部屋を片付けてこいつはここに転がしておく。濡れたタオルを顔の上に置いておくのも手だな」
そりゃすぐばれる。
そう言いたいのを必死でこらえ、とりあえずイヴァンが口にしたのは、何故こんな惨状が生まれてしまったかという疑問だった。
「あ~、それはな……」
一瞬口ごもったベルナルドが、ため息混じりに語った真実は。
イヴァンを怒らせ、ベルナルドの味方にしてしまう程の出来事だった。
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色々説明
拍手現在豊臣家転生パロ中学生編入ってます
(現在2本 家三 チカナリです)
注意事項
・フリーリンクじゃないです、基本的にはリンクはお断りしています
・ひっそりこっそりが信条なので、黙々と
・捏造、not公式のこばなしが多いので、スルー推奨
ラキドでは幹部全員を溺愛しておりますが、ベルナルドとイヴァンは特に偏愛。ばさらは家三とか奥州の愉快な仲間達と毛長がメインです。うずみさんが現在官三とか官佐にずっぽりとはまり中。
基本は、愛想のかけらもない「ネット怖い~」の書き手が二人で色々書いている場所です。
書いている人
みっし
・生真面目で堅物でムキムキな男性と一見そうじゃなくても根は真面目極まり ないキャラをこよなく愛している、がんかたうるふの片割れ。編み物とお菓子作りが趣味という、第三者曰く可愛らしい一面を持つ反面、パニクると踊ったり、オロオロしだして周囲は見ていて楽しいらしい。荒ぶる舞は、職場の名物だったりする……らしい。
イヴァンちゃんと片倉さんとシズちゃんとスカイハイさんと陛下を思いっきり愛している。好きなアニメは銀魂と最近はFate/zero。型月ファンというよりは元から虚淵ファンでうずみさんからオススメされまくった末にようやっと手を付けて完読した。ライダー組おいしいです。エクシリアではダントツで陛下が好き。陛下が使用可能になる完全版があるなら複数買いしても構わないとのたまう日々。バサラの好きキャラは片倉さん一強だったはずなのに最近はアニキも熱い。かっちり着込むキャラがすきだったはずなのにいきなり露出度が高いキャラを好きになったのは何故か悩む日々。二次元の向かう愛と同じぐらい甥っ子への愛を叫んでいる気がしてならない。
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うずみ
・相方を愛しすぎている変な人。趣味は畑仕事に漬け物作り、好きな物は不幸属性の美人(男女問わず)。ばさらでは石田さんと黒田さんをこよなく愛していたり、赤い子めんこいにゃぁとたまに叫んでいる。ついったのフォローは下 のアイコンから。
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ばさら垢できました
こんな二人で、ここを更新しております。
ツイッターは基本鍵をかけていますが、フォロー申請してくださったらフォローさせていただきます。
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