がんかたうるふ ぷちばさ1,5 裏の回 1 忍者ブログ
こちらはサークル「がんかたうるふ」のうずみとみっしの二人組が、ラッキードッグ1とばさらのこばなしを黙々と投下する場所です。
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1,5の裏。
伊達さんちの話になります~。



 *****
 それは、日差しも穏やかな、とある日の出来事。
とある城の、とある庭園の、これまたとある一角で行われていた、一つの対峙からはじまった。
「…今日という今日は絶っ対に許さねぇぞ、ちび!!」
普段着の袴でありながら、今ここが戦場であるかのように愛刀を六本構えるのは、この城の主でもある伊達政宗。
「みー!!」
対するは、普通の人間よりかなり小柄でありながら、政宗と同じく六本の刀を構える、ちび政宗。通称ちび政、ちび宗、もといちびだった。
 ちび政宗は先日の黒い卵の一件以来、当然のように城に居着いた新たな居候だった。元よりこのちびと政宗は出会い、一目会ったその瞬間から非常に仲が悪かった。先に城に居着いたちびこじゅとは紆余曲折を経て通じ合い、今では非常に可愛がるようになった政宗だが、ちび政宗(自分とよく似た顔だからとはいえ自分と同じ名を名乗らせることが癪に障る)のことはどうにも好きになれなかった。
 まず顔、常に不敵な笑みを浮かべている。今まさに悪戯します、と言わんばかりの表情を見ているものに不安を抱かせるには十分すぎるものではないだろうか。それか政宗本人のように気にくわない、と腹を立てるかどちらかだ。(ちなみに小十郎は前者で政宗は後者だ)死んだ魚の目をしたちびこじゅもどうかと思ったが、あっちは基本的にのほほんとしておりまた気性も穏やか、最大の特徴とも言える死んだ魚のような目以外で相対する相手には不安を抱かせないだろう、多分。
 やること、とりあえず好奇心は非常に旺盛、そして考えついたら即座に実行する。後先考えず、ただ自分が面白いと思ったから…政宗の眼帯を引っぺがそうとしたり、小十郎の髪型をついんてぇるにしたり、ちびこじゅの頭のはっぱをむしりとろうとしてみたり…ろくでもないことしかしねえ!!…それがしばらくの間ちび政宗と過ごした政宗が抱いた正直な感想でもあった。しかしそんな傍若無人ぶりが目立つちび政宗もちびこじゅには懐いてきたのか「めーめー」「みー」と縁側で並んで座るちび二人という、見ているだけならばほのぼのするような光景をしばしば目にするようになっていた。…大体はちびこじゅによるちび政宗のお説教タイムなのだが…。
 とにかく、ここ最近政宗達は新たな居候であるちび政宗のやることなすこと全てに振り回されていた。ちびこじゅ以外では唯一コミュニケーションが取れる政宗はちび政宗の言動がわかる分、より途方に暮れていた。

こんなわけのわからん生き物とどう関わったらいいんだ。

 多少なりとも相手の言うことがわかってしまうからが故に、政宗はちび政宗とぶつかり合うことが多かった。説教しても反省はしない、それどころか新たな悪戯を考えつき、実行する。そして再度説教し…という悪循環が生じていた。きちんと関わりが出来ていた小十郎とちびこじゅとは雲泥の差だ。…双方の性格の違いによるものが大きいかもしれないが、政宗は出来るのであればそれを認めたくなかった。そんなこんなで逃げるちび政宗、追いかける政宗という仲良く喧嘩しな状態が続いていた。数日前に、ちび政宗が、収穫間際だった小十郎の畑をめっためたにしてしまうまでは。
 でかい大男が肩を落として畑の片付けに勤しむ後ろ姿ほど切ないものはないと、あれを見た政宗は思った。その小十郎の傍らにはちびこじゅがおり、小さい体で必死に「めー」と慰めるかのように話しかけながらも片付けの作業を手伝っており、これまた見ている者の涙を誘う光景だった。
もう政宗の我慢の限界だった。

そして、お互いの武器を取り出し今に至る。
「…てめぇ…最低限やっていいことといけねぇこともわかんねぇのか」
「…みー」
政宗自身楽しみにしていた小十郎の家庭菜園の収穫が出来なくなってしまった恨みもありいつも以上に激怒している。そして最初はいつものように不敵な笑みを浮かべていたちび政宗も徐々にその笑みに陰りが見え始めたが、政宗は気がつかない。
死なせるつもりは無いが、それでも何もしないままでは政宗の怒りが収まらず、武器を使った勝負を提案したのが先ほどのこと。ちび政宗もその本気に応えたことで今に至る、というわけだ。
普通の人間と普通じゃないちびの真剣勝負。傍から見ていると苦笑するかもしれないがそれでも彼らは本気だった。
六爪を構え直し、そして改めてちび政宗に向き直る。
「…いくぜぇ…!!」
「…みー!!」
双方大地を蹴り、一気に距離を詰める。見ているものがいればそれはまさに一瞬の事だっただろう。
政宗とちび政宗がぶつかりあう、まさにその刹那。

「きゅっきゅ~!!」

場にそぐわない脳天気な声が頭上から轟き、政宗とちび政宗は一瞬その動きを止める。
そして、一人と一匹の間の僅かな隙間に、何かが落ちた。
「は…?」
「み…?」
落ちたダメージなど意にも介さないかのようにむくりと起き上がったそれから、まず目に付いたのは大きなしっぽだった。まるで狸のような耳としっぽ、そしてそれは政宗に気づき「きゅー…?」と不安げな声を出した。それはまるで、自分は何でここにいるんだ?というような不安を多分に含んだものであったが、その場にいる一人と一匹は、呆然とするあまり気がつかなかった。













ぷちばさ1,5 裏の回 1話です
竹千代が奥州にいたときはどんなのだったのか、という話です。
時間軸的にはちびこじゅが鳥にさらわれたのと同時間ぐらい?というか大阪に着くまでどれぐらいかかるんでしょう。書いている人間がアバウトなので色々整合性が合わないかもしれません。後々気づいたら修正します~。
この時点で伊達さんちはまだちび政宗が馴染んでおらず、色々とめんどくさいことになっています。竹千代が来たことで好転…するのかなぁ。
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色々説明






拍手現在豊臣家転生パロ中学生編入ってます
(現在2本 家三 チカナリです)


注意事項
・フリーリンクじゃないです、基本的にはリンクはお断りしています
・ひっそりこっそりが信条なので、黙々と
・捏造、not公式のこばなしが多いので、スルー推奨


ラキドでは幹部全員を溺愛しておりますが、ベルナルドとイヴァンは特に偏愛。ばさらは家三とか奥州の愉快な仲間達と毛長がメインです。うずみさんが現在官三とか官佐にずっぽりとはまり中。
基本は、愛想のかけらもない「ネット怖い~」の書き手が二人で色々書いている場所です。


書いている人


みっし

・生真面目で堅物でムキムキな男性と一見そうじゃなくても根は真面目極まり ないキャラをこよなく愛している、がんかたうるふの片割れ。編み物とお菓子作りが趣味という、第三者曰く可愛らしい一面を持つ反面、パニクると踊ったり、オロオロしだして周囲は見ていて楽しいらしい。荒ぶる舞は、職場の名物だったりする……らしい。
イヴァンちゃんと片倉さんとシズちゃんとスカイハイさんと陛下を思いっきり愛している。好きなアニメは銀魂と最近はFate/zero。型月ファンというよりは元から虚淵ファンでうずみさんからオススメされまくった末にようやっと手を付けて完読した。ライダー組おいしいです。エクシリアではダントツで陛下が好き。陛下が使用可能になる完全版があるなら複数買いしても構わないとのたまう日々。バサラの好きキャラは片倉さん一強だったはずなのに最近はアニキも熱い。かっちり着込むキャラがすきだったはずなのにいきなり露出度が高いキャラを好きになったのは何故か悩む日々。二次元の向かう愛と同じぐらい甥っ子への愛を叫んでいる気がしてならない。



うずみ
・相方を愛しすぎている変な人。趣味は畑仕事に漬け物作り、好きな物は不幸属性の美人(男女問わず)。ばさらでは石田さんと黒田さんをこよなく愛していたり、赤い子めんこいにゃぁとたまに叫んでいる。

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