こちらはサークル「がんかたうるふ」のうずみとみっしの二人組が、ラッキードッグ1とばさらのこばなしを黙々と投下する場所です。
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裏の回、第二話になります。
やや短め。
やや短め。
*****
名前は竹千代。
好きなことは食べること。
悪戯がばれて仕置きされて、逃げ出したところ気がついたらここにいた。
それが、どこからともなく現れた新たなちびこと竹千代からちび政宗を介して聞き取れた全てだった。(「きゅっきゅっきゅー!!」「…みー(…Hi)」とそんなやりとりだったがテンションの違いがあからさま過ぎて政宗は一瞬途方に暮れた。)一度に話し疲れたのか、その竹千代は小十郎が運んできた茶請けを次から次へと頬張っている。頬一杯に膨らませたその姿は狸と言うより鼠に近いように見えた。(というか食べ過ぎだろう)胡座をかきながら頬杖をつく政宗の足下ではちび政宗が、気のせいかいつもより小さくなりながら座っている。頭は項垂れ、ご自慢の尾も力なく床に投げ出されている。普段の自信満々な態度を知っている政宗からすると意外な姿でしかなかった。
「…で、どーするよ。」
食べこぼしで汚れた竹千代の顔を拭ってやっている小十郎に政宗は問う。小十郎は新たなちびに驚いたものの、ごく普通にその存在を受け入れた。竹千代の話す言葉はわからないものの、やけに手がかかる存在だと小十郎は認識したらしい。顔に似合わず面倒見の良い男だ、とつくづく思う。
「竹千代なるこやつの元の所在も気になりますが…ちびこじゅの姿が見えないのが気に掛かります。」
「…そういや…あいついねぇな」
先住のちび、ことちびこじゅの姿が見えない事にようやく政宗は思いいたる。
「しかし、あいつはほとんど小十郎と一緒だったんだろう?」
基本的に小十郎の頭に乗ったり背中に張り付いたりして過ごしている奴だ。そうでなくとも基本的に小十郎の周囲でうろうろしている姿しか政宗には思い出せなかった。
「それが…畑が心配だから散歩がてら見に行く、というので一人で歩かせまして…小十郎の失態です」
苦渋に満ちた顔で小十郎は告げる。
なるほど、と政宗はそこで合点がいった。いつもであれば、小十郎と行動を共にするはずのちびこじゅが、一人で散歩に行った。これがまず一つ目のイレギュラー。そして政宗とちび政宗のいつに無いほどの大々的な喧嘩、これが二つ目のイレギュラー。そして三つ目のイレギュラー。
「…極めつけが、こいつかよ」
「きゅっ?」
偶然は二つまでなら許される、だが三つ重なるとそれはもはや意図的なものだと誰かが言った、気がした。偶然か、意図的か、それはもうわからない。ただ確かなのはいつもいるはずのちびこじゅがおらず、いつもはいない竹千代がいる、それだけは紛れもない事実だった。ちびこじゅはあれでいて中々賢い(そう思うことが十分親馬鹿ならぬちび馬鹿だと自覚はしている)ため、そんなに道に迷ったりすることもない。死んだ魚の目が最大の難点だがそれ意外はちびとしては優等生の部類に入るだろう、とちび政宗をみているとつくづく思う。それ故にちびこじゅは帰らない、のではなく何らかの事情で帰ってこれないと考えるのが妥当だろう。
そこまでわかったのなら話は早い。後は行動に移すのみだ。
「…小十郎、近隣に限らず、ちびこじゅを尋ねる文を用意して送っておけ。…ひょっとしたらあいつとんでもない所に行ってるかもしれねぇ」
「は…」
「きゅー?」
話をわかっているのかわかっていないのか足下では未だに竹千代がパタパタ動き回っている。見ていると慌ただしいことこの上ない。いつもならば座っていることに飽きて真っ先にそれを行うであろう、ちび政宗が動かないので対比としてとても騒がしく見えるだけなのかもしれない。結局は騒がしい生き物だということだけは理解した。
顔には出さないまでも、小十郎は内心不安だろう。何せあんなに可愛がっていたちびがそばにいないのだ。だが、今はやれることをやっておくしかない。
「…まぁ、心配なのは俺もだけどよ…大丈夫だろ、あいつなら。案外なんか新しい野菜とか見つけてわんさか背負って帰ってくるかもしれねぇし」
「…それは…確かに考えられますね」
苦笑という感じではあったが小十郎が笑みを浮かべた事に政宗は安堵する。この忠実な家臣は真面目過ぎて自分を変な方向に追い詰めがちなので注意が必要だ。(主に天然の方向で発揮されるそれは、予期せぬ方向に突っ走りがちなのだ)
少しだけ和んだ場を見て「きゅっきゅ~」と嬉しそうな竹千代の声が響く。そして、その竹千代を挑むような目でちび政宗が見ていたことに、この時は、だれも気がつかなかった。
大分間が開いてしまいましたが、ぷちばさ1.5 裏の回 第二話です。
うずみさんと比べると大分スローです。短いです。
色々申し訳ありません。
次の回は竹千代さんの特殊能力が存分に発揮されるはず…。
やるやる詐欺にならないようにがんばります。
好きなことは食べること。
悪戯がばれて仕置きされて、逃げ出したところ気がついたらここにいた。
それが、どこからともなく現れた新たなちびこと竹千代からちび政宗を介して聞き取れた全てだった。(「きゅっきゅっきゅー!!」「…みー(…Hi)」とそんなやりとりだったがテンションの違いがあからさま過ぎて政宗は一瞬途方に暮れた。)一度に話し疲れたのか、その竹千代は小十郎が運んできた茶請けを次から次へと頬張っている。頬一杯に膨らませたその姿は狸と言うより鼠に近いように見えた。(というか食べ過ぎだろう)胡座をかきながら頬杖をつく政宗の足下ではちび政宗が、気のせいかいつもより小さくなりながら座っている。頭は項垂れ、ご自慢の尾も力なく床に投げ出されている。普段の自信満々な態度を知っている政宗からすると意外な姿でしかなかった。
「…で、どーするよ。」
食べこぼしで汚れた竹千代の顔を拭ってやっている小十郎に政宗は問う。小十郎は新たなちびに驚いたものの、ごく普通にその存在を受け入れた。竹千代の話す言葉はわからないものの、やけに手がかかる存在だと小十郎は認識したらしい。顔に似合わず面倒見の良い男だ、とつくづく思う。
「竹千代なるこやつの元の所在も気になりますが…ちびこじゅの姿が見えないのが気に掛かります。」
「…そういや…あいついねぇな」
先住のちび、ことちびこじゅの姿が見えない事にようやく政宗は思いいたる。
「しかし、あいつはほとんど小十郎と一緒だったんだろう?」
基本的に小十郎の頭に乗ったり背中に張り付いたりして過ごしている奴だ。そうでなくとも基本的に小十郎の周囲でうろうろしている姿しか政宗には思い出せなかった。
「それが…畑が心配だから散歩がてら見に行く、というので一人で歩かせまして…小十郎の失態です」
苦渋に満ちた顔で小十郎は告げる。
なるほど、と政宗はそこで合点がいった。いつもであれば、小十郎と行動を共にするはずのちびこじゅが、一人で散歩に行った。これがまず一つ目のイレギュラー。そして政宗とちび政宗のいつに無いほどの大々的な喧嘩、これが二つ目のイレギュラー。そして三つ目のイレギュラー。
「…極めつけが、こいつかよ」
「きゅっ?」
偶然は二つまでなら許される、だが三つ重なるとそれはもはや意図的なものだと誰かが言った、気がした。偶然か、意図的か、それはもうわからない。ただ確かなのはいつもいるはずのちびこじゅがおらず、いつもはいない竹千代がいる、それだけは紛れもない事実だった。ちびこじゅはあれでいて中々賢い(そう思うことが十分親馬鹿ならぬちび馬鹿だと自覚はしている)ため、そんなに道に迷ったりすることもない。死んだ魚の目が最大の難点だがそれ意外はちびとしては優等生の部類に入るだろう、とちび政宗をみているとつくづく思う。それ故にちびこじゅは帰らない、のではなく何らかの事情で帰ってこれないと考えるのが妥当だろう。
そこまでわかったのなら話は早い。後は行動に移すのみだ。
「…小十郎、近隣に限らず、ちびこじゅを尋ねる文を用意して送っておけ。…ひょっとしたらあいつとんでもない所に行ってるかもしれねぇ」
「は…」
「きゅー?」
話をわかっているのかわかっていないのか足下では未だに竹千代がパタパタ動き回っている。見ていると慌ただしいことこの上ない。いつもならば座っていることに飽きて真っ先にそれを行うであろう、ちび政宗が動かないので対比としてとても騒がしく見えるだけなのかもしれない。結局は騒がしい生き物だということだけは理解した。
顔には出さないまでも、小十郎は内心不安だろう。何せあんなに可愛がっていたちびがそばにいないのだ。だが、今はやれることをやっておくしかない。
「…まぁ、心配なのは俺もだけどよ…大丈夫だろ、あいつなら。案外なんか新しい野菜とか見つけてわんさか背負って帰ってくるかもしれねぇし」
「…それは…確かに考えられますね」
苦笑という感じではあったが小十郎が笑みを浮かべた事に政宗は安堵する。この忠実な家臣は真面目過ぎて自分を変な方向に追い詰めがちなので注意が必要だ。(主に天然の方向で発揮されるそれは、予期せぬ方向に突っ走りがちなのだ)
少しだけ和んだ場を見て「きゅっきゅ~」と嬉しそうな竹千代の声が響く。そして、その竹千代を挑むような目でちび政宗が見ていたことに、この時は、だれも気がつかなかった。
大分間が開いてしまいましたが、ぷちばさ1.5 裏の回 第二話です。
うずみさんと比べると大分スローです。短いです。
色々申し訳ありません。
次の回は竹千代さんの特殊能力が存分に発揮されるはず…。
やるやる詐欺にならないようにがんばります。
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色々説明
拍手現在豊臣家転生パロ中学生編入ってます
(現在2本 家三 チカナリです)
注意事項
・フリーリンクじゃないです、基本的にはリンクはお断りしています
・ひっそりこっそりが信条なので、黙々と
・捏造、not公式のこばなしが多いので、スルー推奨
ラキドでは幹部全員を溺愛しておりますが、ベルナルドとイヴァンは特に偏愛。ばさらは家三とか奥州の愉快な仲間達と毛長がメインです。うずみさんが現在官三とか官佐にずっぽりとはまり中。
基本は、愛想のかけらもない「ネット怖い~」の書き手が二人で色々書いている場所です。
書いている人
みっし
・生真面目で堅物でムキムキな男性と一見そうじゃなくても根は真面目極まり ないキャラをこよなく愛している、がんかたうるふの片割れ。編み物とお菓子作りが趣味という、第三者曰く可愛らしい一面を持つ反面、パニクると踊ったり、オロオロしだして周囲は見ていて楽しいらしい。荒ぶる舞は、職場の名物だったりする……らしい。
イヴァンちゃんと片倉さんとシズちゃんとスカイハイさんと陛下を思いっきり愛している。好きなアニメは銀魂と最近はFate/zero。型月ファンというよりは元から虚淵ファンでうずみさんからオススメされまくった末にようやっと手を付けて完読した。ライダー組おいしいです。エクシリアではダントツで陛下が好き。陛下が使用可能になる完全版があるなら複数買いしても構わないとのたまう日々。バサラの好きキャラは片倉さん一強だったはずなのに最近はアニキも熱い。かっちり着込むキャラがすきだったはずなのにいきなり露出度が高いキャラを好きになったのは何故か悩む日々。二次元の向かう愛と同じぐらい甥っ子への愛を叫んでいる気がしてならない。
@3missiy3をフォロー
うずみ
・相方を愛しすぎている変な人。趣味は畑仕事に漬け物作り、好きな物は不幸属性の美人(男女問わず)。ばさらでは石田さんと黒田さんをこよなく愛していたり、赤い子めんこいにゃぁとたまに叫んでいる。ついったのフォローは下 のアイコンから。
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ばさら垢できました
こんな二人で、ここを更新しております。
ツイッターは基本鍵をかけていますが、フォロー申請してくださったらフォローさせていただきます。
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