こちらはサークル「がんかたうるふ」のうずみとみっしの二人組が、ラッキードッグ1とばさらのこばなしを黙々と投下する場所です。
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とある愉快な奥州主従とちびのお話です。
(書いた人 みっし)
(書いた人 みっし)
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年も明けた奥州伊達屋敷にて、二人のちびが仲良く遊んでいた。
外は一面の白銀の雪景色、晴れているが故に気温は寒く、好んで出歩く人間もことのほか少ない。
屋敷の周辺にしても、今現在外に出ているのは
秋のうちに畑に埋めておいた野菜を取り出した小十郎と
ちび達の監督役という名目をこなしたいが故に政務をなんとか終わらせた政宗ぐらいだろう。
年が明ける前、くりすますぷれぜんとを巡る一件で風邪を引いた記憶も新しい政宗は
一人と二匹が外に出ようとしているのを見て当然の如く自分も行こうとしたのだが
小十郎とちびこじゅとちび政宗からそれはそれは重々に止められたのだ。
小十郎達とて、決して悪意があっての事ではない。
風邪を引いて苦しい様子の政宗を覚えているからこそちび二人は
「まさむねは なかであったかくしてて」と言ったのだ。
勿論政宗とてそんなことは分かっている。
わかっているだのけ者にされたような気持ちは収まらなかったのだろう。
そこからいじけて部屋の隅っこに蹲り始め、
奥州筆頭とも思えぬ様子を見せ始めた様子を見てちびこじゅが口を開いた。
「たくさんあつぎするならいっしょいこう」
といったちび政宗の言葉に一も二もなく同意し、そして着込んだ。
そして奥州主従とちびの計4人は屋敷の外に出たのだが、
結果がこれである。
「HAHAHA!!いつきから習ったかまくらはどーだぁ!!すげぇだろ!!」
「めー!!」
「みー!!」
厚着の上で蓑と笠を身につけ、ちび達用のかまくらを嬉々として作り上げる、小十郎の唯一の君主がそこにいた。
もはや監督役ではないのは明らかに調子に乗りすぎているのは明白である。
腕を組んで高笑いとはどこのガキ大将だろうか。この姿を見て、誰が奥州筆頭独眼竜だと思うだろうか。
いや思わない。思えない。
(しかし)
こうも小十郎は思うのだ。
ちび達が来てから、政宗様は本当によく笑うようになられた、と。
表面的な笑みではない、心の底から嬉しく、楽しいと思うような笑みを。
右目である小十郎が全く政宗の役に立っていなかったとは思いたくはない。
だけれど、小十郎だけでは確かに駄目なこともあったのだ。
自分によく似た容姿で、まじめなちびこじゅ。
…後々柔軟性が出てきて面倒見が良くなったが、最初はどうしようかと思うぐらい堅かった。
政宗によく似た容姿で、泣き虫で人見知りのちび政宗。
…最初の天上天下唯我独尊ぶりは、本当にどうしようかと思うほどだったが、どうにかなって良かった、と今は本当に思う。
ちいさい二人がいてくれたからこそ、小十郎の主、小十郎は、今のように笑えるのだ。
「めぇ?」
いつのまにかととと、と小十郎の足下にちびこじゅが近づいていた。
ふと先程の方を見やると大小の政宗がお互い腕を組んでふんぞり返っていた。高笑い付きで。
「HAHAHAHAHA!!」
「みぃみぃ!!」
「めーめー」
おとことおとこのしょうぶだって
「…なにやってんだあの方は…」
「めー」
よくわからないけど、だいじなんだって
と言いながらも事情が飲み込めないちびこじゅは首をひねって考え込んでいた。
その顔には眉間に皺が寄っていて小さいのに渋い顔をより渋く見せている。
「あー、深く考えこまんでいいぞ…」
大方、一時の勢いで決めたのだろう。
政はなんだかんだ言っても地道にこなしてくれるが
戦に関しては政宗いわく「てんしょん」とやらで決めることが多い。
今回も大方それだろう。
「めぇ」
それを聞いてこくこくと頷くちびこじゅは何故かずっと手で鼻の頭を押さえていた。
「…?お前どうかしたのか」
転んで怪我でもしたかと思い、しゃがみ込んで目線をあわせるがちびこじゅはふるふると首を横にふった。
「めー」
はながさむい
夢中になってかまくらづくりをしていた時は気にならなかったが
時間を置くと鼻の頭が冷たくなったのが気になったらしくそれでずっと手で覆っているらしい。
体は蓑で、頭は笠(ちびこじゅように葉っぱが出せる穴がついている特製)で覆っているが
それ以外の箇所はいくらか寒いらしい。
そうしているうちに今度は耳を押さえ始めた。
「めぇ」
みみがさむい。
両方を暖めることができないので交互を暖めることにしたらしいちびこじゅの動きは非常にせわしない。
むしろ鼻水が出てくるのが先ではないか気が気でない。
「ちぃとばかり遊びすぎたな…よし今日はもう戻るぞ」
「めぇ~」
未だに高笑い合戦を続けていた大小の政宗達の方から揃ってくしゃみが聞こえてきた。
甘酒と、茶とどちらを用意したら良いのか考えながら小十郎はちびこじゅと共に政宗達に声を掛けるために動き始めた。
数日後。
「めぇ!!」
「みー!!」
先日と同じ特製笠と蓑を身につけたちび二人に新たな装備品が加わっていた。
小十郎お手製の耳当てと手ぬぐいからつくった首巻きである。
(ちなみに口元まで覆える)
これで暖かく遊べるときゃっきゃ喜ぶちび達を横目に、政宗は一言呟いた。
「でもこれって、蓑虫に見えるよな」
瞬間、怒りを滾らせたちびこじゅによって
「まさむね でりかしーない!!」と雷が落とされたのはこの後すぐのことだった。
そしてその後、奥州の伊達屋敷周辺で巨大な蓑虫が動いているという噂が流れ始め
遠い大阪にちび作成のみみあてが送られるのは、そう遠くない話である。
○久々のぷちばさ。
奥州主従の日常、冬編。
といったところです。
この話は3には全く関係ありません。
3では本当に書ければ書くといった感じです…。
一応2で書けなかった奥州ちびが松永さんところにさらわれる話でもやろうかな、と思ってはいます。
(友情出演:ただこ)
はなさむい、みみさむい、のくだりがやりたいがために今回の話が出来ました。
2時間で書いたので粗が目立つのは申し訳ありません。
そのうち消します、多分。
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色々説明
拍手現在豊臣家転生パロ中学生編入ってます
(現在2本 家三 チカナリです)
注意事項
・フリーリンクじゃないです、基本的にはリンクはお断りしています
・ひっそりこっそりが信条なので、黙々と
・捏造、not公式のこばなしが多いので、スルー推奨
ラキドでは幹部全員を溺愛しておりますが、ベルナルドとイヴァンは特に偏愛。ばさらは家三とか奥州の愉快な仲間達と毛長がメインです。うずみさんが現在官三とか官佐にずっぽりとはまり中。
基本は、愛想のかけらもない「ネット怖い~」の書き手が二人で色々書いている場所です。
書いている人
みっし
・生真面目で堅物でムキムキな男性と一見そうじゃなくても根は真面目極まり ないキャラをこよなく愛している、がんかたうるふの片割れ。編み物とお菓子作りが趣味という、第三者曰く可愛らしい一面を持つ反面、パニクると踊ったり、オロオロしだして周囲は見ていて楽しいらしい。荒ぶる舞は、職場の名物だったりする……らしい。
イヴァンちゃんと片倉さんとシズちゃんとスカイハイさんと陛下を思いっきり愛している。好きなアニメは銀魂と最近はFate/zero。型月ファンというよりは元から虚淵ファンでうずみさんからオススメされまくった末にようやっと手を付けて完読した。ライダー組おいしいです。エクシリアではダントツで陛下が好き。陛下が使用可能になる完全版があるなら複数買いしても構わないとのたまう日々。バサラの好きキャラは片倉さん一強だったはずなのに最近はアニキも熱い。かっちり着込むキャラがすきだったはずなのにいきなり露出度が高いキャラを好きになったのは何故か悩む日々。二次元の向かう愛と同じぐらい甥っ子への愛を叫んでいる気がしてならない。
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うずみ
・相方を愛しすぎている変な人。趣味は畑仕事に漬け物作り、好きな物は不幸属性の美人(男女問わず)。ばさらでは石田さんと黒田さんをこよなく愛していたり、赤い子めんこいにゃぁとたまに叫んでいる。ついったのフォローは下 のアイコンから。
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ばさら垢できました
こんな二人で、ここを更新しております。
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