こちらはサークル「がんかたうるふ」のうずみとみっしの二人組が、ラッキードッグ1とばさらのこばなしを黙々と投下する場所です。
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なつやすみ企画。みっしの番です。
今回は瀬戸内になります。
明日より数日間留守にしますのでサイトの管理はいつも以上にうずみさんにお任せします。
トリプルアクセル土下座の勢いで。
*****
このよのなかにはこおりといって、とてもつめたくてすばらしいものがあるらしい
友達である佐吉からの文を読みながら、ナリとチカはほうっと感嘆していた。
「ぎゃー」
「………?」
「ぎゃーぎゃー…」
「……」
どうしたらうちでもこおりってたべられるかな
おかさんにどんなものかきいてみたら?
そうだね おとさんどこにいったかわからないし おかさんだね
じゃあいこう
チカとナリは立ち上がると、とととと小走りで大好きなおかさんの元を目指した。
ここはおかさんこと毛利の居城でチカとナリはずっとここで暮らしている。おとさんこと長曾我部元親は少し離れたしこくというところで暮らしているからたまにしか来ない。もっというとすうじつまえからどこにいったかわからないので相談の仕様も無い。
チカとナリは仲良く手を繋ぎながら歩き回り、恐らくはお仕事をしているであろうおかさんの元を目指す。
「ぎゃー」
「………」
「…ぎゃ」
おとさん どこにいったのかな つりかな
でもおかさんすごっくおこってたよ
…おかさんは おとさんに怒るのはいつもだよ
おとさんとおかさんはよく喧嘩する。むしろ喧嘩しない日はないといっても良い。あるときは互いに獲物を構えて周りのものが吹っ飛ぶぐらいの喧嘩をしていた。
だけれどもチカもナリも知っている。
けんかするほどなかがよい
だからおとさんとおかさんはなかがよいけど、けんかをしなきゃいきていけないんだろうなとチカとナリは思っていた。最も二人には言ってはいないのだが。
「ぎゃー」
「………」
「氷が何かを知りたい、とな…」
仕事中だったおかさん、こと毛利だったがちょうど良い所まで終えていたのかチカとナリが来たと同時に筆を置く。『如何様か』固い口調ではあるが、おかさんはいつもこんな話し方なのでチカもナリも気にしない。だっておかさんだから。そうしてチカとナリは佐吉から手紙が来たこと、こおりがとてもおいしくすばらしいと書かれていたことを伝えるとともに、こおりってなぁに?と問いかけたのだ。
毛利はしばし考え込むようなそぶりを見せたが、やがて口を開いた。
「氷とはな…毒よ…!食べた端から冷たさが頭を襲い、いずれは全身への痛みに至る大変恐ろしいものよ…!!」
そのおどろおどろしい表情もあいまって、チカとナリは手を取り合ってガタガタと震え出す。
「…ギャー!!!!」
「…!!!!!!」
こおり、こわい
言っておくが、これは紛れもない嘘である。嘘八百である。それを平然と言ってのける毛利、恐ろしい男。
「…ギャ?」
「………」
さきちとたけちよはおいしいっていってたよ?
なんでどくなの?
あれれ?という風に頭に手をやって考え込むチカとナリに対して、毛利は表情一つ変えることなく、眉すら動かさず告げる。
「それは狐と狸には毒では無いが他のものには毒だ」
それは嘘です。毛利様。
例え誰かがそこに居たとして、毛利の発言を問いただせる猛者がいるだろうか。いないだろう。いるとすればそれはよっぽど度胸があるのか単なる馬鹿だけで。
どくならしかたないねぇ
しかたないねぇ
小さくなりながら納得しかけていたチカとナリだが、ドダドダと慌ただしい足音が聞こえてきて思わず耳を立てる。
「毛利ー!!お前の所にある氷室の氷くれ!!」
「…お前はいつもいつも…もう本気で埋まっているが良い…!!」
いつも通り、非常に慌ただしい様子で入ってきたのはおとさんこと長曾我部元親だった。彼はチカとナリを見ると「おー!チカとナリじゃねーか!元気かー?」と呑気に話しかけてきていた。
おとさんと久しぶりに会えたのは嬉しい。嬉しいのだが。
おとさん、なんでおさかなせおったまんまなの?
とりあえずその獲物を下ろせ、と言わんばかりに毛利が元親をはっ倒したのは、すぐ後の事だった。
「だから、野郎共とかき氷大会したって言っただろうが」
「どこの世界に氷室の氷を食い尽くす馬鹿がおるか…貯蔵は基本の基本ぞ…!?」
まさかこんなに阿呆だったとは、毛利が半ば遠い目をしながら長曾我部を見る。氷室、本来であれば暑い夏の貯蔵庫として使うべき場所。にも関わらず己の目の前にいる男はそれを知っていながらかき氷大会などというふざけた催しを行ったらしい。
己のひざにチカとナリを乗せて遊ばせている長曾我部を見下ろしながら、毛利は心底あきれ果てたように呟いた。
「貴様…本当に救いようのないぐらい、阿呆だな…」
「暑かったんだよ…いや誤解するなよ!?いくら俺でも全部は食ってねぇぞ!?」
「全部ではなくとも、それを実際に行うだけ貴様は大馬鹿と言っても差し支えが無い」
まぁ馬鹿なのはわかりきっていたが、と溜息を吐きながらその場に座り込む。ナリとチカは膝の上に座っていた蓮なのに、いつの間にか長曾我部の頭の上に乗っている。
「…全て消耗したわけでは無いのなら、何故我の所に来た」
「いやー俺の所に帰るよりお前の所の方が近かったから!ついでに氷分けてもらおうかと!」
「…貴様やっぱり死んでこい…」
あっけらかんと言い放つ長曾我部に殺意が湧いた。本気で。
「ぎゃ?」
「……」
「氷?毒じゃねーよ。冷たくて美味いぞー」
そう言いながら長曾我部はわしゃわしゃとチカとナリの頭を撫でる。むしろ撫でると言うよりも逆立てている。
「ぎゃー?」
「………?」
「おかさんは毒っていったよ…?そりゃあ食い過ぎたら良くないけど少しなら大丈夫だぞ。食い過ぎ心配して言ったんじゃねーの?でも氷はひんやりしてて美味いぞー」
「ぎゃ!」
「……」
キャッキャと喜んでいるチカとナリだが、長曾我部の手によってくるっと毛利の方へむき直される。
「でも、俺のじゃねーから、毛利たのまねーと駄目だけどな」
「…ぎゃ」
「……」
おかさん おねがい こおり ひとくち ください
両手を合わせて、切に願ってくるナリとチカを、どう拒否できようか。
「……仕方が無い」
自分も大概、ちびには甘い。
「ぎゃー!」
「………!」
そして初めての氷を楽しむチカとナリと、氷を削る妙なからくりを持ち込んで毛利に罵られる長曾我部の姿が見られたとか、見られないとか。
○アニキはどう頑張ってもロイヤルニート…!
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色々説明
拍手現在豊臣家転生パロ中学生編入ってます
(現在2本 家三 チカナリです)
注意事項
・フリーリンクじゃないです、基本的にはリンクはお断りしています
・ひっそりこっそりが信条なので、黙々と
・捏造、not公式のこばなしが多いので、スルー推奨
ラキドでは幹部全員を溺愛しておりますが、ベルナルドとイヴァンは特に偏愛。ばさらは家三とか奥州の愉快な仲間達と毛長がメインです。うずみさんが現在官三とか官佐にずっぽりとはまり中。
基本は、愛想のかけらもない「ネット怖い~」の書き手が二人で色々書いている場所です。
書いている人
みっし
・生真面目で堅物でムキムキな男性と一見そうじゃなくても根は真面目極まり ないキャラをこよなく愛している、がんかたうるふの片割れ。編み物とお菓子作りが趣味という、第三者曰く可愛らしい一面を持つ反面、パニクると踊ったり、オロオロしだして周囲は見ていて楽しいらしい。荒ぶる舞は、職場の名物だったりする……らしい。
イヴァンちゃんと片倉さんとシズちゃんとスカイハイさんと陛下を思いっきり愛している。好きなアニメは銀魂と最近はFate/zero。型月ファンというよりは元から虚淵ファンでうずみさんからオススメされまくった末にようやっと手を付けて完読した。ライダー組おいしいです。エクシリアではダントツで陛下が好き。陛下が使用可能になる完全版があるなら複数買いしても構わないとのたまう日々。バサラの好きキャラは片倉さん一強だったはずなのに最近はアニキも熱い。かっちり着込むキャラがすきだったはずなのにいきなり露出度が高いキャラを好きになったのは何故か悩む日々。二次元の向かう愛と同じぐらい甥っ子への愛を叫んでいる気がしてならない。
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うずみ
・相方を愛しすぎている変な人。趣味は畑仕事に漬け物作り、好きな物は不幸属性の美人(男女問わず)。ばさらでは石田さんと黒田さんをこよなく愛していたり、赤い子めんこいにゃぁとたまに叫んでいる。ついったのフォローは下 のアイコンから。
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ばさら垢できました
こんな二人で、ここを更新しております。
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