がんかたうるふ 作家さんと大学生~大学生の誕生日・その1~(瀬戸内・現パロ) 忍者ブログ
こちらはサークル「がんかたうるふ」のうずみとみっしの二人組が、ラッキードッグ1とばさらのこばなしを黙々と投下する場所です。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

作家の毛利さんと通い家政婦で大学生の長宗我部くんのお話。心なしかナリチカ寄り。

今回は大学生の過去話がメインで作家さんはほとんど登場しません。そのぶんその2でどーんと出てもらう予定です。

○高校時代の描写として三親だったらいいなと書いてる人が思っているゆるゆるなやりとりが有りますのでご注意下さい。ナリチカも好きだけどアニキ右は美味しいので三親も美味しいです…三親三が理想です。

※アニキの誕生日は自分が調べたときは不明でしたので死没日を参考にしています。なのでこれは7月11日の話です。そして話の都合で休日です。それでもよろしければどうぞ



書いた人:みっしー



 *****
作家さんと大学生~大学生の誕生日・その1~

~かんたんプリン~







「確かに好物を送ってくれるって言ったけどよ…鶴…」
 数日前に妹からかかってきた電話は自身の誕生日を祝ってくれるものだったと確かに記憶している。
『おにいちゃんの好きな物、どーんとおくってもらいますね!!』
そう無邪気にはしゃいでいた声を覚えている。
「…だからといって生鰹と来たか」
 そう、休日の朝。ぐだぐだと惰眠をむさぼっていた元親は早朝からのチャイムで無理矢理叩き起こされたのだ。時間は9時、相手は宅急便、送り主は母親からだった。そして送られた荷物は二箱。そのうち一箱を開けてみると中には見事な鰹が一匹入っていた。
確かに元親の好物ではあるが、何故これを送ろうという話になったのか、両親と鶴姫に問い詰めない。
「まぁ、さばくの楽しいからいけどよ…普通一人暮らしの大学生には鰹一匹は…」
その場に慶次がいたならば、家事全般と特売と魚裁きが大好きな大学生はあんまり普通じゃないと思うよといってくれたのだろうが、残念ながら今ここにそれを突っ込んでくれる人間は不在だった。元親は他人に対してツッコミ気質だが、自分の事には他者がやきもきするぐらい天然な所があった。もちろん、あまり自覚はしていない。
 もう一箱はさすがに生魚ではなかったが缶詰やら調味料やら両親が気を利かせて色々入れてくれたらしい。また以前使用していたお菓子作りの道具なども入っていた。
一人じゃ喰いきれないから魚含めて毛利んちに持っていこう、どうせ昼にはバイトだし、そうと思った時、元親は箱の中に封筒が入っている事に気がついた。両親からのものだろうか、と思いながらも封筒を開け中身を確認する。母からが一通そしてもう一通は妹である鶴姫からだった。
 元気にしていますか?元親は意外とうっかりしているんだから色々と気をつけなさいね、という実に短い一言で綴られた母の手紙と、それとは裏腹に鶴姫の手紙はあーでもないこーでもないと様々な事が書いてあった。
 そのうち手紙の一節に書かれていた言葉が一際元親の目を引いた。

『ほそながいおにいちゃんも、つんつんのおにいちゃんもみんなげんきです。』

「あいつら、そういやもう3年生か…」
鶴姫言うところのほそながいおにいちゃんとつんつんのおにいちゃんは元親の後輩で、妙に懐かれてしまった二人だった。たまにくるメールからは「菓子が、恋しい」、「腹が減る」しか綴られていないので食生活が不安になったものだが一応は元気らしい。そういえば、石田との出会いもお菓子がきっかけだったなぁ、とぼんやり考える。
そうして元親は過去に思いを巡らせた。




 それは、今から2年ほど前に遡る。




「鶴、今日の晩飯何が喰いたい?」
「えーと…ハンバーグがいいです!!」
「ハンバーグ…ってぇと挽肉と卵がねぇな。あと牛乳も買って帰るか。」
「おかいものですね!!スーパーに行くのたのしみです!!」

 元親は、高校の授業が終わってすぐに電車に飛び乗り、自宅近くの学童保育で待つ妹を迎えに行った所だった。そして二人はこれから日課のようになっているスーパーへの買い出しに向かう。一家の要である母親が多忙を極めている長曾我部家において買い出しは立派な子供達の仕事だった。母親はデパートの営業、父親はそのデパートの支店に単身赴任している。夜遅くとも帰ってくる母親はともかく、父親が家に帰ってくるのは月に一度あれば良い方だった。最も元親が幼い頃は両親ともに今程多忙ではなかった。両親共に毎日家に帰ってきていたのだから。母が鶴姫を出産し、育休明けで復帰した途端、様々な事が起こり、最終的に家事と鶴姫の世話は元親の仕事となり今に至る。

 元親にとって10才年下の妹、鶴姫は今年で8才になる。
母親似の元親とは裏腹に容貌は父親に似ており、一見すると全く似ていない。それでも元親はこの年の離れた妹を非常に可愛がっていた。そして鶴姫も兄に非常に懐いていた。兄が迎えに来てくれた直後から笑顔が絶えない事がそれを証明しているかのようだった。


「今日は学校で何やったんだ?」
「こくごでごほんをよみました!せんせいから、おおきなこえでとってもよろしい、ってほめられました!」
 長身の部類に入る元親と成長期はまだまだこれからという鶴姫が手をつないで歩くことは身長差から非常に難しいがそれでも鶴姫は兄と手をつなぎたがった。
曰く、「おにいちゃんは、わたしがどーんとさらわれちゃってもいいんですか!?」とのことだ。そのような理由から元親は外では鶴姫と手をつないで歩くことが多かった。強面の男子高校生(しかも銀髪に眼帯)とランドセルを背負った小学生女児が手をつないで歩くことはあらぬ誤解を招きそうだが、そこはご近所ネットワークである
長曾我部家の両親が多忙故に長男が長女の面倒を見ている事は周知の事実であった為に、元親と鶴姫が歩いていても何ら違和感の無いことだったのだ。
 むしろ「あら鶴ちゃん、お兄ちゃんと一緒でいいわねぇ」や「元親くん、チラシみた?」などご近所の方から話しかけられる事も多い。

長曾我部家の兄妹は自他共に認める仲良し兄妹だった。



「ひっきにく、ぎゅうにゅう、たまご~♪おにいちゃん、きょうのおかいものそれだけですか」
「ああ、タマネギとパン粉は有るからな。野菜が安かったら買ってくか」
「わかりました!!」
 スーパーの入り口で自作の歌を口ずさみながら鶴姫はご機嫌な様子を見せる。
夕方のスーパーは中々に混雑した様子であるが、動けないほどでない。
そんな妹の様子を把握しながら元親はカートを押し始める。
ここではさすがの鶴姫も手を離す。それでも決して離れないように元親の足の周りをちょこちょこと動き回っていたが。
「あ、おにいちゃん。きのこがやすいです」
「お、本当だ。少し買っておくか」
「ピーマンが、買おう」
「うー…にがいのいやです」
あれやこれや話ながら買うべき物をカートに入れておく。
そうこうしているうちに二人は精肉コーナーにたどり着く。
目の前にある四種類の挽肉を前に元親は思案する。
「ひきにくはうしさんですか?ぶたさんですか?」
「…安いのは豚だけど…合い挽きの方が好きなんだよなぁ…鶴はどっちが好きだ?」
「わたしはどっちもすきです」
「それじゃ合い挽きに決まりー」
メインの食材も決まり、あとは牛乳だけという所で鶴姫が動きを止めたのを見て元親も歩みを止める。
「ん…?鶴、どうした?」
見るとお菓子コーナーを見て足が止まっているようだ。
なんとか見ないようにしているのだろうが、やはり欲望には逆らえないらしく足がお菓子コーナーに向かって行っている。
「…鶴、買い物追加だ。お菓子一個。いいか、俺も何か作ってやるから一個だけにしておけよ」
「…はい!!ありがとうございます!!」
言うが早いが妹はお菓子売り場に向かって急ぎ足で歩いて行く。
鶴姫は最近始まったアニメに夢中なので恐らくはそれのおまけ付きお菓子だろう。買い与え過ぎるのもどうかと思うのだがたまには良いだろう。その間に牛乳を買い物カゴに入れようとした元親はふと前を見たとき、一人の男を見つけた。

 『本日のお買い得!!』と書かれたお菓子の特設コーナーに立つ一人の男。
 髪は銀色、目にかかるほど長い前髪と細身の長身が印象的なその男はじっとお菓子コーナーを睨み付けていた。背中には細長い何かを背負っている。
その姿に既視感を覚えるも、思い出せない。
お菓子の山を見ながらぶつぶつ呟く男を横目に元親は通り過ぎることにした。

なんかこわい。

それが正直な感想だった。しかし、その直後にタイミング悪く元親の後方から声がかかった。
「おにいちゃん!!おかしきめましたー!!」
鶴姫が、元親が思った通りにおまけ付きのお菓子を片手に駆けてくる所だった。
「鶴!店の中で走るなって…!?」
「あ」
お菓子で頭が一杯だった鶴姫はタイミング悪く、お菓子の前に佇む男にぶつかり転んでしまう。そして、男もまた子供にぶつかられただけとは思えない勢いで吹っ飛びごろごろと転がっていった。
ギャグマンガよりも洒落にならない光景である。
「ちょ、え!?マジで…!?」
呆然としつつも元親はむくりと起き上がった鶴姫に駆け寄る。
幸い転んだだけで傷などはなさそうだ。
「…あいたたたた。ごめんなさい」
「鶴!!大丈夫か!?…あ、すみませんでしたっ!!」
妹を支えて立たせると、ようやく、起き上がった男性に向かって頭を下げた。派手に転がった割に怪我などは無いようだ。男は二人を一瞥すると特に何の感情も込めずに言った。
「…なんということはない。しかし店内で駆けるのはルール違反だ。以後気をつけろ。長曾我部」
それだけ言うと男はすっとこの場を立ち去ってしまう。
「あ、ちょっと待て…!!」
呼び止めようとする元親の声など聞こえぬかのように男は歩みをはじめ、あっという間にいなくなってしまった。
「…びっくりしました~」
元親とは対照的に鶴姫はほうっと大きく息を吐く。
「…そりゃこっちのセリフだ、鶴。店の中で走るなってあの兄ちゃんも言ってただろ?気をつけとけ。」
「うー…ごめんなさい」
しょぼんとうなだれる鶴姫を見つつ、元親は、どこかで見たような気がするんだけどなぁ、と先ほどの男について考えていた。



その後しばらくして二人は買い物を終え帰路についていた。
「…でもあのほそながいおにいちゃん、とってもかるかったんでしょうか?」
「あ、どうしてだ?」
スーパーから自宅までの帰り道、元親と手をつないでいた鶴姫が言う。
「だって鶴がぶつかっただけで転がってましたよ?」
おにいちゃんはぶつかっても転がりませんよね?
そう続けた鶴姫の言葉に、確かに、と同意する。
自分と同年代だと思われるあの男は見た目以上に軽いらしく、小学生のアタックを喰らって吹っ飛んでいた。その割に怪我をした様子などは一切無かったので受け身でも取っていたのかもしれない。
「…そういやあいつ俺の事知ってたな…」
という事は同じ学校の生徒だろうか。どこかで見たような気がする。
明日にでも聞いてみるか、そう思いながらその日は帰路についた。





 元親を知っていたお菓子男は何者なのか。
友人に外見の特徴だけ伝えたメールを送って調べ始めると案外簡単に分かってしまった。
『銀髪のほっせーやつってうちの高校にいる?』
『銀髪ででかいのはお前だろ。でも細いのも確かにいる。確か一年生』
そんなやりとりを何度かするうちに集まった情報は以下の通りだった。




名前は石田三成。
元親と同じ高校の1年生。
入学時成績トップ。
中学時代は剣道部として全国区で活躍。
容姿端麗、才色兼備、文武両道を地でいく男。
入学してわずか1ヶ月にも関わらず凄まじい勢いで告白されたらしいが、それらを全て断っていること。
断った理由としては「面の皮一枚で判断するな!!」で一喝したのがほとんどとのこと。
真面目で癖がかなり強いためかクラスで特に親しい人間はいない様子。
嫌われているという訳では無いが、本人が周囲と距離を置いているらしい。近寄りがたい雰囲気を持つ、とも言われている。
現在は部活には所属していない。
元親とはとなりの校区の中学校だったため今まで会ったことが無かったらしい。



「案外集まるもんだなー…」
 それだけ石田という人間が注目されている証拠かもしれない。
 そういう元親もある意味注目されてはいるのだが。石田とは違いあまりよろしくない方向で。銀髪と眼帯という外見が悪いのか、入学初日に先輩から喧嘩売られて元親の高校生活は幕を開けたのだった。ちなみにタイムセールに間に合わなくなるという理由でのしてから逃げたら次の日からは番長扱いになっていた。どうやら喧嘩をふっかけてきたのが高校をまとめていた奴だったらしい。正直言って全く嬉しくなかった。
 そのような事情もあり、大半の生徒及び教師からは元親は素行不良の問題児として認識されている。そうは言いつつも授業は休まず出るし、成績も理系に限って言えば悪くはない。たまに休んだと思えば妹が風邪を引いたので病院に連れて行くためだったりするしで同じクラスになった生徒や担任教師は元親の噂とはあまりに違う姿に戸惑っていたようだが、元親は全て後から聞いた話なので定かではない。
 そのような経緯もあり、元親はあまり噂が好きではない。判断するのは、その人に実際会ってからでも遅くはない、そう思っている。




 数日後、教室で友達と昼食を取り終えると、元親は手荷物片手に一人で屋上に向かっていた。
この高校の屋上は高いフェンスで囲まれており、休み時間は生徒に向けて開放されていた。
そして一般生徒にはあまり知られていないが特別教室棟である旧校舎の屋上も開放されているのだ。元親は昨年卒業した先輩からこっそり教えてもらっていたが、今でも知っている教師はともかく、生徒は数少ないだろう。
 昼休みに石田は昼休みによく姿が見えなくなるという噂があり、そうであるならば旧校舎の屋上にいるのではないかと考え、それを確認したかったからだ。もっとも根拠は一切無く、勘に頼った行動だったが。



 屋上に繋がるドアを開けるとそこには確かに彼がいた。
屋上の隅のフェンスを背に座り、本を読みながら昼食を摂っている。石田がいることを確認した元親は一歩一歩彼に近づいていく。そしてあと数歩という所で石田が顔を上げる。


「何か私に用か。」
「…あの、それ昼飯?」
「そうだが、何か?」
「…まぁ、個人の趣味なんだろうけど…うん。」

メロンパンと生クリームいちごサンドといちご牛乳が昼飯ってどんだけ甘党。

思わず本来話したかったことを忘れて昼食について尋ねてしまった。
「?私の昼食がどうかしたのか?貴様」
「いや、うん、なんでもねぇ」
本人は自分の昼食内容に何の違和感も感じていないらしい。元親に話しかけながらも手と口は変わらず動いており菓子パンを摂取し続けている。
「隣、いいか?」
「構わん」
一応許可を得てから石田の右隣に座り込む。
屋上はまだ気温は若干に低いものの、春の日差しが穏やかで非常に過ごしやすい場所となっていた。ここで昼寝したらさぞかし寝心地がいいんだろうなぁ、とぼんやり考えた所で元親は本題を切り出すことにした。
「この前は、妹がすまなかったな。」
「…?何のことだ?」
石田はようやく一個目のパンを食べ終え二個目を食べ始める所だったらしい。言葉の意味が分からなかったのか元親の方を見てきょとんとした様子を見せる。
「何日か前にお前駅前のスーパーにいただろ?んで俺の妹がぶつかって、お前、転んで無かったか?」
転ぶというか転がる勢いに見えたことは伏せておいた。
「……ああ、あの子供…そういえばいたな…貴様も」
もしゃもしゃと咀嚼し、時にいちご牛乳をすすりながら石田は納得した様子を見せる。そうして食べ物を食べていると噂にあるような近寄りがたい雰囲気は全く見えない。
「そう、いたんだよ。それで、俺の妹がお前にぶつかったことを気にしててな、これはお詫びだ。」
そう言いながら小さな手提げ袋ごと石田に向けて差し出す。
「…なんだこれは?」
「見ればわかる。まぁ作ったのは俺だけど、味は妹が保証してくれたぜ。」
もっとも『あのほそながいおにいちゃん、いっぱいたべなきゃこんどはだれかぶつかったらつぶれちゃいます!!』という妹の必死の訴えに元親が根負けした結果作ったものだったのだが。
訝しがりながらも石田は案外素直に手提げ袋を受け取り、そして中を確認する。
「…これは…ケーキ…か?」
袋の中にはアルミホイルで包まれたパウンドケーキが一本入っていた。
「ああ、お前が甘いの食べるのかどうか知らなかったけどとりあえず作ったんだ。まぁ、これでちゃらになるとはおもわねぇけど何も返さなかったら妹が気にするんで。受け取ってくれ」
あんなにほそながいのはきっとあんまりたべていないからにちがいないです!!なのでおにいちゃんがおやつをつくってあげればいんです!!
と力説した鶴姫。そして最後にいった言葉は、あ、あじみはわたしがしますね!!だったことを元親は忘れない。
-あいつなんだかんだいってケーキがたべたいだけじゃなかろうか。
そう思いつつも彼女の言うとおりオレンジ風味のパウンドケーキを作ってしまった自分は大概妹に甘いのだろう。
「…私はなにもしていないが…頂いておく。」
そう言いながら石田は昼食を再開する。
それだけ甘い物を食べている割に体は非常に細身だ。体の基礎代謝が良いのだろうか。全くの想像に過ぎないが。
「…貴様、私に言いたい事はそれだけか?」
未だに隣に座っていた元親に対して石田は話しかける。
「そう。んじゃ戻るわ。昼飯の邪魔して済まなかったな」
言いながら立ち上がり、元親は屋上から立ち去ろうとした、その時背後から声をかけられる。
「…長曾我部。貴様、何故私にここまでする」
剣呑な表情ではあるが少し戸惑っているようにも見えるのは元親の気のせいだろうか。
「ただの、お節介だから気にするな」
そう言いながら手を掲げ、元親は屋上を去っていった。
もうすぐ予鈴が鳴る。五限目の準備をしなくてはならない。次は数学だっただろうか。

 そういえば、何で自分の名前を知っていたのかを聞くの忘れたな、とそんな事を考えていた。





「たのしくおかしをつくりましょ~ざいりょうかいにいっきましょ~」
「…鶴、機嫌良いな」
「はい!だって今日はよいやみのはねのかたにあえましたから!!」
 日曜日の午前中。家の中の掃除を終えた元親は鶴姫と一緒に件のスーパーに買い物に来ていた。日曜日の朝の子供向けアニメに毎週鶴姫は釘付けになっている。変身して闘う女子中学生の主人公がピンチになったその時に現れるのが鶴姫憧れの「宵闇の羽の方」だった。正体不明のこのヒーローが鶴姫目下の憧れの存在だった。ふつうの女の子はヒロインの方が好きになるものではないかと思うが、妹には当てはまらないようだ。
「つぎはいつお会いできるのでしょうか…」と妹は呟くが元親は知っている。
アニメの都合上、きっと毎週登場するぞ、と。しかしそれを言っては、まとまる話もぶっ壊れるので元親は言わなかった。
 そのような理由もあり、この時の鶴姫はいつも以上にご機嫌であった。
「おにいちゃん、今日はおかしのざいりょうの他はなんのおかいものですか?」
「牛乳に、生クリームに…あとは特売のサラダ油と小麦粉と卵は買う。他は見てからだな…」
「りょうかいであります!!」
そうして二人はいつものようにあれがいい、これがいいと話ながら店内を進んでいった。

「あ、おにいちゃん!!このあいだのほそながいおにいちゃんです!!」
「あ…本当だ」
 鶴姫言うところの、細長いお兄ちゃんこと石田三成は確かにいた。
前回とは異なり菓子パンコーナーで腕を組んで考え込んでいる。相変わらず剣呑なオーラと共に近寄りがたい雰囲気が出ていて菓子パンコーナーには誰も近寄れなくなっている。本人にしては至極真剣に選んでいるだけかもしれないが、はっきりいって怖い。
声をかけるべきか、どうするべきか、そうしているうち逆に石田は元親と鶴姫に気がついたらしく、二人に対して近づいてきた。
「…お前達は…」
「よぉ、お前も買い物か?」
「ほそながいおにいちゃん、こんにちは。おげんきですか?」
片手を挙げながら声をかけた元親とぺこりとお辞儀をした鶴姫に向かって石田はうむ、と頷く。
「昼食を買いに来ただけだ」
そう言いながら石田は自身が持っていた籠を見やる。
「…これ、昼飯?」
「…甘いのばっかりですよ~?」
「そうだが、何か?」
本人は平然としているが、元親と鶴姫は唖然とするしかない。
「…ふわふわクリームデニッシュとチョココロネとあんぱんと乳酸菌飲料…」
「…あまいです」
 甘い物がさして食べられない元親などは見ているだけで胸焼けしそうになった。鶴姫も甘い物が大好きだがごはんはごはんとして食べるだけに菓子パンがごはんというのはショックだったらしい。
じいっと石田のカゴの中身を見ていた鶴姫はなにか思いついたのかパッと顔を上げて言った。
「わかりました、ほそながいおにいちゃん。うちでごはんたべましょう!!」
「は…?」
「鶴…どうしたお前」
突然の鶴姫の発言に元親も、三成も驚きを隠せない。
そんな二人を横目に鶴姫は得意げにこう言った。
「ほそながいおにいちゃんは、おかしじゃなくてもっとごはんをたべたらいいです!!おにいちゃんのごはんはとってもおいしいんですよ!!」
「私は別に…これで構わないが…そもそも私には石田三成という名前があってだな…」
鶴姫の勢いに押されているが石田はなんとか反論しようとするが多分無理だろう。確かに石田は細い。細すぎる故に小学生女児とぶつかり吹っ飛ぶという憂き目にあったぐらいには細い。何かを食べさせてやりたいという気持ちはもちろん元親にもある。最も会って数日の石田にそれを表すのは迷惑ではないかと思う気持ちが先立って鶴姫のように行動には移せないのだが。この辺りは昔の人見知りのなごりかと元親は自分で思っていた。
 鶴姫の思い込んだら一直線な部分は母親にそっくりだと元親は思う。残念ながらこうなってしまうと元親は蚊帳の外だ。7才でこれなのだから成長したらどうなるのか考えるだけで末恐ろしいものだ。
未だにあーでもないこーでもないというやりとりを元親の眼前で繰り広げる二人だったが、不毛な言い争いに終止符が打たれる時がついにきた。
「おにいちゃんのごはんをたべたら、てづくりおやつもたべられるんですよ!!ばっちりです!!」
「…なに!!…それは本当か…長曾我部」
瞬間石田の目が期待に輝いたように元親には見えた。
-あー…やっぱりこいつも甘い物好きだったのか。
まぁ、あれだけ甘い物を買ったり食べたりしているのだから相当なのだろうが。
「おう。残さず全部喰ったらな。メシくわねーでおやつだけっていうのはうちじゃなしだぜ」
その元親の発言に、うむと石田は少々迷った様子を見せたが割とすぐに決めたようだ。
「…迷惑で無ければ、お邪魔したい」
石田のその言葉に、元親と鶴姫。二人揃って頷いたのは言うまでもない。





 石田を連れて長曾我部家に帰ってすぐに元親は昼食の準備を始めることにした。
時間は11時過ぎ。昼食の準備を始める時間としてはちょうど良いだろう。家に入ってすぐに石田は所在なさげにしていたが、鶴姫から「ごほんよみましょう!!」と誘われ一緒に絵本を読んでいる。いちいち感情移入するのか「おのれ魔女めぇぇぇぇ!!」という叫び声がうるさいぐらいだ。
「あいつあんな奴だったのか…」
 意外に感情表現は豊かすぎるぐらいに豊かなようだ。学校での優等生という評判だけしか知らなかっただけに以外に感じるが、噂なんて案外当てにならないものだということは元親自身が身をもって知っていた事を思い出す。
「さーて…今日はスパゲティと…先におやつを作って冷やすか」
 今日のおやつは鶴姫のリクエストでプリンだ。
一番簡単なレシピでパッと作ってしまおうと早速準備を始めていく。
卵と砂糖と牛乳を適量用意し、全てボウルで混ぜ合わせていく。
綺麗に混ざってきたら水に濡らした網で漉していく。
更に漉した液を容器に入れて鍋で蒸していく。およそ10分ほど加熱し固まった物を冷蔵庫で冷やす。
それと同時に小鍋に水と砂糖を加熱してカラメルソ-スを作る。
これは卵液の下に入れても良いのだが鶴姫は後でかけるものも好きなので今日は後がけだ。
あとはよーく冷やしてから食べるだけだ。
 おやつの目処が立ったところで元親は昼食づくりを始め、終わると同時に鶴姫と石田を呼んだ。
「メシ出来たぞー」
「はーい!!」
「うむ…」
元気よく返事をして飛んできた




 今日の昼食は野菜スープとスパゲティナポリタン、それに昨日作ったポトフの残りだ。
鶴姫はナポリタンの中に嫌いなピーマンが入っている事を見つけ一瞬むくれるが「野菜だけ残したらおやつはねーぞ」という元親の声になんとか食べ始める。
一方の石田はきょとんとした不思議そうな様子でナポリタンを見つめている。
「石田?どうした?ナポリタン嫌いだったか?」
「いや、そうではない。そうか…これがナポリタン…」
不思議なものを見るようにじっと目の前にナポリタンを見つめる。
「??変なもんはいれてねーと思うんだけど」
「いや、そうではない。…半兵衛様が作られたなぽりたんとやらは白かったとおもうが、そうか本当は赤いのか…」
「え?お前今なんて言った?」
白いナポリタンとはどんなものなのか?そもそもそれはナポリタンなのだろうか?
石田の発言を聞くと疑問が絶えない。
困惑が顔にも出ていたのか、石田はナポリタンを食べながらとつとつと語り出した。



 石田は一人っ子で人見知りの子供だったらしい。
近所の子供と遊ぶなどもってのほか、もっぱら一人で本を読んだりするのが何よりも好きだった。両親はそんな彼には手を焼いていた。そんな彼に「外にはね、一人じゃ分からないことがたくさんあるんだよ」と教えてくれた人がいた。
それが年の離れた従兄弟である竹中半兵衛だった。
 母方の従兄弟である半兵衛は年の離れた三成を殊の外可愛がってくれており大学に入学し地元を離れるまでは頻繁に行き来していたらしい。内向的な子供だった石田にとって、従兄弟であるこの青年は敬愛すべき、大切な存在だった。多忙な両親よりも半兵衛を慕う事が多かった。
 そして、石田が12才の時に転機は訪れる。父親の仕事の都合で家族揃ってアメリカに移住することになったのだ。短くても10年かかるというその移住に当然石田は嫌がった。だが子供である彼に発言権など無いに等しい。そんな時に救いの手をさしのべてくれたのが竹中半兵衛だった。彼は大学を卒業し、地元に戻って数年は経っていたが三成の同居を買って出てくれたのだった。
 半兵衛による両親の説得は成功し、結果彼は中学入学と同時に半兵衛と同居することになった。後に半兵衛の上司である豊臣秀吉も同居することになり、三人で共同生活を営み、そして、今に至る。



「…で、その竹中さんの作る料理が、なんだって…?」
「…半兵衛様の作るスパゲティとやらはいつも芯がありすぎるものだったが…そうか、このように柔らかくしてたべるものなのだな」
「…うん、でそのつぎ」
「…いつもレシピ通りなんておもしろくないよね、と言いながらあれこれ加えられるのだが…そうかナポリタンとは魚は入らないのだな」
「……うん、もういいわ、わかった」
ざっと話を聞いた元親が判断する限りだがその竹中さんなる人は相当なメシマズらしい。一歩の秀吉様が作る料理は、石田曰く涙が出るほど美味しいらしいが月に数回しか食べられない、とのこと。コンビニ弁当は体に良くないから、との理由でたべさせてもらえない石田にとって糖分は手っ取り早い食事の代わりだったらしい。コンビニ弁当は駄目で菓子パンは良いという価値基準がよくわからないがそこの家によるのだろうか。最も糖分ばかり摂取した代償として元から細かった体が更に細くなり、小学生女児にぶつかっただけでころがるぐらい細くなったのだが。
微妙だと思うのなら自分で作らないのか尋ねたところ
「…?食事とは、誰かに作ってもらうものだろう?」と答えが返ってきた。
-うむ、ぼっちゃんだ。こいつはまちがいなくぼっちゃん育ちだ。
自分で作るという発想にはどう頑張っても至らなかったらしい。
「しかしこのなぽりたんとやらは美味いが…ピーマンがいらないな…」
「あ、ほそながいおにいちゃんもそうおもいます!?いらないですよね!」
「長宗我部妹もそう思うか…いらぬな」
「いらないです!」
いらぬ所で意気投合した二人に向かって元親は無慈悲に伝えた。
「…ピーマン残したやつは…本日のおやつ、無し」
その言葉に死刑宣告を受けたかのようにあうあうと涙目になりながら鶴姫はなんとか食べ終えた。一方の石田は「おのれおやつを盾に脅迫するとはなんと卑怯な…!!」と言いながらも必死に食べ終えた。
 何故小学生女児と高校生男子の思考回路が似通うのだろうか。
しかも方や学校屈指の優等生と称される石田である。そこに品行方正、文武両道と表される石田の姿はあまりない。

噂って本当に当てになんねーな、と元親は思った。


 その後家事をしたり、三人でスマブラしたりしているうちに石田と鶴姫念願のおやつタイムを迎えることになった。
「おやつ~おやつ~今日のおやつはプーリーンー」
「プリンだと…!!長曾我部…貴様どれだけ手作りしたら気が済むのだ…!!」
「…えーと、俺けなされてんの?褒められてんの?」
 プリン、プリンと無邪気にはしゃぐ鶴姫とは対照的に石田から褒められてるんだかけなされてるんだかわからない評価を喰らい思わず突っ込む。自信満々な様子で「褒めている!!」と言われたら何も言えなくなってしまったのだが。
「はい、カラメルかけてから喰えよ」
「わーい」
「うむ」
元親自身も比較的小さめなプリンを手に取り食べ始める。
「うん、うまいこと固まったな」
「おにいちゃんのプリンすきです」
「そりゃどーも」
 基本の食材しか入ってない、恐らく最も簡単な部類に入るおやつでそこまで喜ばれるのも申し訳ない気がするが鶴姫は嬉しそうだ。そしてさっきから一言も発さない石田が気になりふと目をやると恐ろしいことになっていた。
「…い、石田?俺の気のせいじゃなかったらお前のプリン…もう無くなってないか?」
いつの間に食べ終えたのか、石田に渡したはずのプリン容器は既にからになっていた。
「…わりを…」
「え、なに?」
「…私はおかわりを所望する……!!」
力一杯に言い切るイケメンって凄い迫力あるなぁ、内容がプリンのおかわりだけど。そんなことを考えながら「うん、おかわりな…わかった」と元親は冷やしていたプリンを手渡した。
「…感謝する」そう言いながら満面の笑みを見せた石田の事は印象深く、元親の心に残る事になる。






「懐かしいなぁ…」
それから石田を三成と呼ぶようになり、頻繁に家に食事に招いたりするようになったのだ。
(主に石田の栄養状態が心配だったため)学校でも学年は違ったもののよく行動を共にするようになり、周囲からは奇異の目で見られたものだ。最も「人を色眼鏡で判断するなぁぁぁぁ」と石田が一喝していたのだが。木刀振り回そうとしたので全力で止めたことは未だに覚えている。
 その後、自分の小学校時代の後輩で、三成と中学時代の同級生だった家康が転入してきたり色々あったことが懐かしい。そういえば自身の進路が理工学部だと知ったときの三成の慌て様は凄かった。「貴様!!何故製菓の専門を学ばない!!適職だろうが!!」と彼なりの心配をされたことは記憶に新しい。自分でも向いているかと思ったが、それ以上に昔から興味があった理工学部に進んでみたかった、ただそれだけなのだが三成にとっては一大事だったようでその後彼の保護者も加わって一大事になったものだ。
 最もそれがきっかけで毛利宅のバイトをするようになったのだから人の縁とは不思議なものなのだが。

そういえば、とある時三成と交わした会話を思い出す。

「お前俺が怖くねーの?」
「怖い、とは」
「2年の長曾我部は素行不良の問題児、って噂。聞いてねーの?」
「聞いているが、だからどうした?」
「どうしたって…」
「私がお前を見知ったのはよく行くスーパーで長曾我部と妹を見かけたからだ」
「え、そうなの?」
「ああ、高校に入学する前からな。学生で子供連れというのはあまりいないから結構目立っていたぞ」
「マジか。全然気がつかなかった。」
「まぁ高校に入ってから悪名高き長曾我部とスーパーの子連れ学生が同一人物が一緒だと知ったが。私にとってはさしたる問題ではない。貴様は噂に聞くような乱暴者でもないし、不良でもない。馬鹿な事は否定しないが妹思いのただの兄だ」
「おい今テメー馬鹿っていっただろ」
「お前はお前が思っている以上に優しい人間なのだと私は思う…馬鹿だが」
「やっぱ馬鹿って言った!?お前やっぱりののしってんじゃね?」
「そうではない…私は元からこのような物言いしか出来ん。…半兵衛様達がいればまた別なのだが」
「…お前も相当に難儀な奴だな、三成」
彼は自分の事を優しい人間と言ったが、元親からすると石田こそよっぽど優しくて不器用な人間だと思った。世間的には何の文句もない評価をもらっていながらもでありながら、どこか目の離せないこの後輩が元親は人間として好きだった。
そして「次の菓子は何だ?」と目を輝かせ、「お前は嫌いではないがお前の作るお菓子と料理はもっと好きだ!!」など隠さず発言する当たりがとても不器用だと思った。最もその良いことも悪いことも隠し事をしない点が元親にとっては好印象だった。



 結局の所、自覚はしていないが長曾我部元親は今も昔もお人好しなのである。



「あ、そろそろバイト行くか。」
今日は休日なので家中の掃除と週末の買い出しをやってしまおう。毛利は仕事中かもしれないが構わない。案外元親の仕事中にリビングでテレビを見ていたりするので暇なのかもしれない。
さしあたってはどうやって鰹を持っていくかが目下の課題だと思いながらも元親は外に出る準備を始める。
 折しも今日は元親の誕生日。誕生日に好物が食べられるとはそれだけで幸せではないか。
心なしかわくわくしながら元親は準備を始めたのだった。













その1終わり。その2に続きます。


鶴ちゃん本格登場。
意外性で姉でも良かったんですがここは妹で。
そして豊臣軍の皆様に土下座祭り。
メシマズ嫁でごめんなさい。はんべ様。
毛利さんが全然書けなかったのでその2は毛利さんフィーバーします。多分。
PR
[442] [441] [440] [439] [438] [437] [436] [435] [434] [433] [432]
色々説明






拍手現在豊臣家転生パロ中学生編入ってます
(現在2本 家三 チカナリです)


注意事項
・フリーリンクじゃないです、基本的にはリンクはお断りしています
・ひっそりこっそりが信条なので、黙々と
・捏造、not公式のこばなしが多いので、スルー推奨


ラキドでは幹部全員を溺愛しておりますが、ベルナルドとイヴァンは特に偏愛。ばさらは家三とか奥州の愉快な仲間達と毛長がメインです。うずみさんが現在官三とか官佐にずっぽりとはまり中。
基本は、愛想のかけらもない「ネット怖い~」の書き手が二人で色々書いている場所です。


書いている人


みっし

・生真面目で堅物でムキムキな男性と一見そうじゃなくても根は真面目極まり ないキャラをこよなく愛している、がんかたうるふの片割れ。編み物とお菓子作りが趣味という、第三者曰く可愛らしい一面を持つ反面、パニクると踊ったり、オロオロしだして周囲は見ていて楽しいらしい。荒ぶる舞は、職場の名物だったりする……らしい。
イヴァンちゃんと片倉さんとシズちゃんとスカイハイさんと陛下を思いっきり愛している。好きなアニメは銀魂と最近はFate/zero。型月ファンというよりは元から虚淵ファンでうずみさんからオススメされまくった末にようやっと手を付けて完読した。ライダー組おいしいです。エクシリアではダントツで陛下が好き。陛下が使用可能になる完全版があるなら複数買いしても構わないとのたまう日々。バサラの好きキャラは片倉さん一強だったはずなのに最近はアニキも熱い。かっちり着込むキャラがすきだったはずなのにいきなり露出度が高いキャラを好きになったのは何故か悩む日々。二次元の向かう愛と同じぐらい甥っ子への愛を叫んでいる気がしてならない。



うずみ
・相方を愛しすぎている変な人。趣味は畑仕事に漬け物作り、好きな物は不幸属性の美人(男女問わず)。ばさらでは石田さんと黒田さんをこよなく愛していたり、赤い子めんこいにゃぁとたまに叫んでいる。

ついったのフォローは下 のアイコンから。




ばさら垢できました
こんな二人で、ここを更新しております。

ツイッターは基本鍵をかけていますが、フォロー申請してくださったらフォローさせていただきます。
カウンター
忍者ブログ / [PR]
/ Template by Z.Zone