がんかたうるふ 毛長でウェディング~もうなにも、こわくない 披露宴編 その一~ 忍者ブログ
こちらはサークル「がんかたうるふ」のうずみとみっしの二人組が、ラッキードッグ1とばさらのこばなしを黙々と投下する場所です。
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前に書いた毛長で結婚式のif話。漫画家の長曾我部さんと編集の毛利さんが結婚するよ!色々つながりのあった方々が呼ばれたよ!まで覚えていて貰えば良いかと思います。前回は夢オチでしたが、今回はあのまま披露宴に突入していたら?というif話。アニキが苦労人、毛利さんはフリーダム。そんな毛長が私は好きです。えろす?無理ですごめんなさい.
そしてこうして書いてみると毛長!っていうよりも毛長を中心とした人々のやりとりって感じのお話になりました。その他の方々も大変キャラ崩壊フリーダムです。どうしてこうなった…。

毛長だけのイチャイチャ書きたいとは思いますが無理です。恥ずかしいですごめんなさい。

書いた人:みっしー




 *****





 なんで自分は大人しくこの場に座っているのだろうか。
 
 不釣り合いなほどに美しく着飾られた元親は、見る人が見れば分かるような虚ろな瞳で周囲をぼんやりと見渡していた。似合う、とか綺麗とか散々言われても素直に受け取られるわけがない。何せ元親の性別は、歴とした男だからだ。だと言うのに身に纏うのは白く美しいウェディングドレス。これは、ないだろう。どんな羞恥プレイだ。職業:少女漫画家である元親は確かに美しいもの、可愛いものが大好きだ。見ているだけで癒されるし、資料としても興味深い。ぬいぐるみだって気に入ったのがあれば買うし、時間があれば作ったりもする。料理も好きだしお菓子作りも好きだ。最も食べきれずに配るのだが。成人男性の趣味としてどうなのかと自分で思うことも多々あるが「趣味だし、まぁいいか」と割り切っている。
 元親は知らない。それらの趣味が、オトメンと呼ばれる傾向のものであることは、一切知らない。

 話は変わって、見るのと着るのでは全く違うものだということを改めて元親は知った。というかまず自分の人生においてウェディングドレスを着る想定なんて全くもってしていなかったのだがとにかく動き辛い。よくドレスで式から逃避行とかいう話は聞くがあれは思ったよりも大変な事である。恐らく髪の色も相まって今の自分は白で埋め尽くされているだけの物体に見えているのでは無かろうかと元親は思う。男性である元親でこれなのだから、華奢な女性であればあるほど難しいだろう。ウェディングドレスでこれなんだから昔の西洋の姫様達はもっと大変だったんだろうなぁ、と現実逃避も兼ねて意識を飛ばす。


 そうして、新婦としてこの場に座る自分の右隣で黙々と食事をとっている新郎、毛利を見る。整いすぎたほどに整った顔は、今現在はとりあえず目の前の食事に釘付けであるらしかった。さすが大食い。こういう状況において、写真撮影すらも「腹が減ってるから後にしろ」って言う奴は初めて見た。そうしてそれで大人しく「そうか、わかった」と立ち去る人間も初めて見た。なんだかなぁ、と思いつつも自分もさすがに空腹だったので目の前に用意された食事に手を付ける。
 ちらりと前を見ると、想像以上の混沌が広がっていた。


「うおおおおおお!!政宗殿おおおおお!!某と箸袋漫画にて勝負でござるうううう!!」
「Ha…!!やれるもんならやってみな!返り討ちにしてやんよ!!」
 何故か、持参したペンを用いて箸袋の裏を使って漫画対決を始めようとする真田幸村と伊達政宗。
 ちなみに、幸村は暑苦しく泥臭い熱血少年漫画に定評のある作家である。古典的、王道と称されるストーリーではあるが、その絵のインパクト、何よりもメインキャラクター達の熱い志はファンを引きつけてやまない。ちなみに噂ではあるがネームが汚すぎて読めないので、マネージャーと担当がいつも苦労しているという噂話である。書いてる内に感情が高ぶっていき、文字とは呼べない文字になっていくらしい。さすがネームに5日(文字の解読を含む)、作画に1日と呼ばれる遅筆の週間少年漫画家である。
ただし顔だけ見ればジャニーズ系の美青年であるために彼へのプレゼントは後を絶たないらしい。真っ直ぐでいい男ではあるが非常に暑苦しい面も多々見られている。
 一方の幸村と相対する政宗はすっきりとした印象の、こちらも腹立たしいぐらいに美形である。少女漫画のヒーローが実際にいたらこんな感じかな、と出会った当初の元親は思ったものである。そんな彼が書いているのは青年誌向けのスタイリッシュアクション漫画である。幸村が一枚の絵で魅せるタイプなら、政宗は話全体の構成で引きつけるタイプの漫画家である。その一方で男性向け一次創作最大手に位置する同人サークルの主という顔も持つ。それっていいのかと思ったが政宗曰く「二次は書いてないからNo probrem」と返された。そのような事情もあり、政宗は男性人気が非常に高い漫画家である。エロスの力、恐るべし。ただし、本人の顔出しもされているため、その容貌に見せられ信者めいた女性ファンが多数いる、とはもっぱらの噂である。さすが自分のコミックスに自分のグラビアを載せた男はひと味違う。
 幸村と政宗。この二人は、デビュー時期が近かったことから掲載誌は違えど何かと繋がりがあり、仲は悪くないのだが何かと勝負に結びつけるという困った癖がある。それも場所も時間も構わずに始めるので困ったものである。

「…旦那ぁ…ほどほどにしてよ?」
「政宗様、あまりお戯れなされるな…!!」
 それぞれ幸村と政宗の両サイドに控えて頭を抱えるオレンジ頭とオールバックの男達。
オレンジ頭が猿飛佐助で幸村のマネージャー。オールバックが片倉小十郎で政宗のマネージャーだ。
 猿飛はあの悪筆と評判の真田の字を瞬時に解読出来る上に入稿までを完璧にサポートする恐ろしい男。猿飛がいなかったら真田は漫画家として活動できないんじゃないか、称されるぐらいサポート役としてはこの上ない実力を持つ。本人に言わせると、真田とは長年幼なじみで色々面倒を見ている内に「この人、俺が居なかったら日常生活もまともに送らないで漫画だけ書いてるんじゃ無かろうか」と思ったのが運の尽き、そこから今に至るまで漫画家としての真田の活動をサポートし続けている。
 片倉は正直言って漫画業界にいるのが不思議なぐらいの強面だ。政宗が隻眼なのも相まって伊達の右目とも呼ばれている。オールバック、頬の傷、厳つい容姿、常にヤの付くなにかと間違われかねないこの男だが、アシスタントとしても家事手伝いとしてもマネージャーとしても何でもこなす恐るべき存在だとは誰も思わないだろう。噂によると同人イベントにおいては素早すぎる列整理と早すぎる計算スキルで一部伝説になっているようだ。
元々は政宗の実家の使用人という扱いだったらしいのだが、その有能さから息子の世話役に取り立てられ、政宗が漫画家となった今でも彼の世話をしているとのことだ。もの凄い強面で今でも会ったら元親ですらビビるが会う度に言われるのが「あんた本当に一人であの仕事量をこなしてるのか?大丈夫か?」だったり「作りすぎたから」という理由で漬け物をくれたりするので実はこの人は単なるオカンなんじゃなかろうかと思い始めてきた今日この頃である。
 そうして現在進行形にて猿飛と片倉という愉快なオカン組はそれぞれ息子の暴走に手を焼いていた。本人達は真剣だろうが、二十もとおに過ぎた良い年の大人が頭を抱えるというのはシュールでいて何とも愉快な構図である。

 そういえば、と元親は思う。
 幸村と政宗と出会ったのは思えば隣でひたすらに食事を平らげていく男の紹介があったからだなぁ、と。そのきっかけは、漫画を書くのは好きだが、見た目に反して人見知りの自分を案じてのことだったのかと今では思う。
「とりあえず、貴様は人に慣れろ。」
 そういってデビューして間もなかった自分を出版社のパーティーに放り込んだ毛利を鬼か悪魔かと罵ったものだが、そこで出会ったのが同じくデビューして間もなかった幸村と政宗だった。少女漫画、少年漫画、青年漫画と書いているジャンルは違うが同期というくくりになる3人は互いの書きたいものについて夜通し語ったものだ。
…しかし思うに政宗は書きたいもので「おっぱいをいっぱい書きたい。おっぱいマイスターになりたい」と口走り「破廉恥でござるううううううう!!」と照れた幸村にぶん殴られていた気がする。それでも理想のおっぱいについて語っていた政宗を見て、こいつは良い意味で本物の馬鹿だと思った記憶がある。そんな二人の間に挟まれていた自分としては、このどつき漫才早く終わんねーかな、とぼんやり思っていたのは秘密だ。
 まぁ二人とも、良い友人である。
 毛利と自分との関係を知った瞬間、幸村が「破廉恥でござるうううううう!!」とその場で絶叫したのは彼の性格上避けられない惨劇ではあったが。政宗は政宗で生暖かい視線をくれていたあたり、知っていたのかも知れないけれど。それでも人間関係が壊れなかったことは本当に良かったと今でも思う。


「おにぃさん、おにぃさん!!」
 ふと顔を上げると幼なじみの鶴姫がすぐ側まで来ていた。
「鶴の字?…何かあったか?」
 鶴姫は現役女子高生であると同時に、元親の漫画の愛読者であり、緊急時のヘルプ要員だった。幼少時からの妹分が、憧れの少女漫画家が自分の幼なじみであったと知ったときの衝撃はもの凄かった。彼女の中では少女漫画家=女の人、というイメージが強かっただけに近所に住むガラの悪い幼なじみがまさかそのなかのひとだとは思わなかったのだろう。
「おにぃさんは、ひどいですー!!」
 ある日突然部屋に押しかけてきたかと思えば手当たり次第にその辺のものをぶん投げてきた時はやばかった。主に完成した原稿的な意味で。デジタル入稿もありだとは思うが、アナログの感覚が好きな元親は基本的にカラー原稿以外はアナログで作業を行うことが多い。その原稿を汚されてはたまらない、とばかりに咄嗟に庇ったものだ。
そうして原稿死守してうっかり怪我したら毛利には説教され、怪我させられた当人である鶴姫には大泣きされるはで偉い目にあった。でも怪我したのは左手だから仕事は出来るぞ、と言ったところ二人から見事なまでにチョップを喰らったような気がする。当然の如く怪我が完治するまでは絶対安静を言い渡され、次の月は結局減ページでの掲載したはずだ。あの二人にかかると色々ともう無茶苦茶な思い出しかない。
 だけれども、憧れの少女漫画家の正体を知った後、鶴姫は複雑そうな様子を見せながらもちょこちょこと仕事場兼自宅を訪れるようになった。仕事の邪魔をすることが無ければそのまま遊ばせておいたらいつの間にか、元親の仕事内容を覚え始めたらしい。今では修羅場の貴重なアシスタント要員として働いてくれている。元親にとっては、大事な幼なじみだった。
 その鶴姫が今、満面の笑みで自分の所にやってきている。恐らく鶴姫には悪気はないのだが、過去の経験を知る元親にとっては、嫌な予感しか感じない。そうして嫌な予感は的中する。
「おにぃさん、ババーンと、とーっても綺麗ですよ!!」
「…そうか」
 パーティ用のワンピースに身を包んだ鶴姫自身の方がよっぽど可愛らしいと思うのだが、彼女の基準がよくわからない。だがそんな元親の葛藤に気付かぬ鶴姫はどーんと爆弾を投下する。
「本当に、綺麗です!昔、姉様のアルバムで見せて頂いた写真みたい!!」
「…ちょっと待てえ!?昔の写真!?さやかの奴、なんでそんなもん持ってやがる!!」
 思わず問い詰めようとしたその時、鶴姫の背後から迫ってきていることに気がつく。

「…わたしがどうかしたか。」
ずーるずーるというあまりよろしくない音を立てたそれは、右手に瓶ビール、左手に慶次をひきずった孫市だった。黒のパーティドレスが霞んでみる程のワイルドさだ。

「…雑賀のは相変わらずだな。」
 今までずっと飲み食いしていた毛利が、そこでようやく口を開く。元親がふと毛利の手元を見ると既に皿は空っぽになっていた。どうやら全て平らげたらしい。
「姉様…すごいです!!力持ちですね!!」
「ふふふ…これしきのことはなんてことない。」
「着眼点違う!!誰か突っ込めよ!!両手になんかヤバそうなもんもってんだけど!!」
 孫市を姉と慕う鶴姫にはビール瓶と慶次が目線に入っているはずなのに総スルーである。そして酔っ払っている孫市はきっと自分が何をやっているのか、全く分かっていない。
「無理であろうな。」
 上司として彼女の酒癖の悪さを多大に知っている毛利はそう呟いた。

 雑賀孫市は元親と鶴姫の幼なじみで毛利の部下でもあり、元親にとっては現在の担当でもある。仕事に関しては非常に有能で、何に対しても手を抜かず、キャリアウーマンという言葉がふさわしい美人だ。ただし、その長所が補いきれないほどに酒癖が悪かった。絡み酒だわ、関節技は掛けるわ、おまけに大量に飲むわとよく社会人としてやっていけるな、と元親は感心したものだ。噂では家では酒瓶抱えて寝てるとか酒蔵に住みたいと言ってるという噂も聞いたがどこまでが真実かわからない。だってさやかだもの。その酒癖の悪さ故に仕事絡みでは飲酒厳禁とされている彼女だが、今日は大谷と毛利、二十の上司命令により解禁されたのだろう。そして飲んだのだろう。その結果がこれだ。
「こやつはわたしのびーるをよこどりしたのでなぐっただけだ。もとちか、おまえのんでないならそれをくれ。」
 そう言って孫市は元親の手元に置かれたグラスを指さす。
「…それ多分お前が飲むの止めようとしたんだと思うんだけど…。」
「しらん。」
はやくくれと空瓶を置いて急かす孫市に溜息をつきつつグラスを渡す。すると孫市は楽しそうに顔を赤らめたまま笑う。きつめの美人という印象の容貌がふにゃり歪みと、少々幼く見えた。子供の頃と同じその顔は、べろんべろんに酔っ払っている状況でなければとても懐かしいものに思えただろう。そうして孫市はまた笑って、いった。
「…けっこんおめでとう。おひめさま。」
「…!?…お前…!!」
 子供の頃の呼び名で呼ばれ、思わず慌てふためく元親に対し、悪戯が成功した子供のような顔で笑うと孫市はまた居なくなってしまった。
右手にグラス、左手に慶次を引きずり、今度は後ろに鶴姫までをも従えている。
その姿は、本人に言ったらはっ倒されるかも知れないが、まさに女帝という言葉がふさわしかった。女性でありながら誰よりも男らしい女。それが元親の知る雑賀孫市という人である。

「…あいつ大丈夫かな。」
 元親は、気絶したまま引きずられて居るであろう友を、慶次を思う。大学卒業と同時に本屋に就職した彼が、一体全体どうやって孫市と知り合ったのかは知らないが、惚れたなんやと追いかけ回し、今に至る。孫市自身はどう思っているのか定かではないが嫌いであれば歯牙にもかけないので嫌いでは無い、のかもしれない。ただし引きずられるのは本人的にどうなんだろう。それでも「さすが孫市…!!」とか言ってうっとりしてたらさすがに友達止めたほうがいいのかな、とぼんやり考えていた。


「…おひめさま、と呼ばれていたんだな。」
 孫市という嵐が立ち去った後、ぽつりと毛利が呟いた。
「…んだよ、意外だってか?」
 また馬鹿にでもされるのかと、一瞬身構えた元親だったが、返ってきたのは意外な言葉だった。
「さぞかし、愛らしかったのだろうなと思ってな。」
 柔らかく笑うその表情が、とても穏やかなもので、元親は正直言って見惚れてしまったのだ。
「……そそそ、そうか?」
 驚きと緊張の余り若干挙動不審になってしまった元親だが、毛利はそれについては深く突っ込んでは来なかった。
「うむ……まぁ今の、傍から見ると無駄にごつすぎる姿もこれはこれでよいものだがな。…幼少期は美少女と見まごう美少年が成長して無駄に男前など…なんとも美味しい展開ではないか…!!」
ぐっと拳を握って力説する毛利を見ていると、先ほど感じたほのかなときめきが急激に下がっていくのを元親は感じた。
「…うん、ごめん。いまいちお前の萌えポイントがわからない。」
 現役編集者であり自身もゲーム、アニメ、漫画への造詣が深い毛利は幅広い萌え系趣味を有している。元親とてその辺のものは好きだが、毛利の趣味は幅広すぎるので完全に理解することは難しい。
…なんで俺、こいつとつきあい始めたんだっけ…?
 今なお拳を握って力説する毛利を見てぼんやりしていると突然、会場内の照明が落ちる。

「は…?なんだこれ」
「…何ぞイベントか…?何も聞いてないぞ…!?」
 隣から毛利のなにやら訝しむ声が聞こえて来たために彼もまた何も知らない事らしい。暗闇の中、なにやらザワザワと人の声が飛び交い、そして再び照明が付いた。



「…なんで私がここに!?家康!?貴様か!?貴様のせいかああああああ!?」
「落ち着いてくれ三成!!正直に言おう!!ワシにもわからん!!」
 いつの間にセッティングされたものかなのか、元親と元就が座る高砂席から丁度真向かいに、『大抽選会』と書かれた手作り感溢れる看板が設置されていた。
今にも噛みつきそうな勢いで竹刀を振りかぶって家康に食って掛かっているのは石田三成。現編集長である大谷吉継の秘蔵っ子で新人編集員である。些か硬すぎるきらいがあり冗談が通じないほど真面目な事を除けば、また間違った指示さえ与えなければ有能な存在だろう。孫市に連れられて仕事場に来た際に、あまりにふらふらしていたので食事を与えたらえらく懐かれてしまった。無論、既に付き合っていた毛利には後で大目玉を食らったのは言うまでもない。
 その竹刀を両手で受け止めたのか徳川家康。元親にとっては学生時代の後輩で、諸々の末に現在はアシスタントをしてくれている。大学時代は石田と同級生であり、仲が良いのか悪いのか分からない振る舞いが多い。仕事場で殴る蹴るの大げんかに発展したときは双方に拳骨喰らわせて止めた記憶がある。
 基本的には仲が良い二人である、はずだ。
その二人が何故、大抽選会と書かれた看板のすぐそばで喧嘩になっているのであろうか。

 恐らく考えられる者は誰もがそう思ったであろうその時、会場の入り口が開いたかと思うと逆光と共に一人の男が現れる。



 その男を二人は知っている。知りたくないけど知っている。
 優雅に、軽やかに会場に足を踏み入れた男の名は松永久秀という。知らない者はいないであろう、日本を代表する悪役俳優だった。そうしてこの男は何故か毛利のお隣さんであり、元親の顔見知りであり、大谷の友人でもあり、石田と家康にとっては苦手極まりない人物だった。

 そんな彼が何故ここに、という疑問は松永自身の手により明かされることになる。


「やぁ、これから怒濤の『燃えよ、愉快な大抽選会』はーじまーるよ?」


 低音美声という表現が相応しい声には不似合いなほどに軽い言葉でそれは始まった。

 半強制的にアシスタントとして石田と家康を据えられ始まった松永主催の大抽選会により、元よりカオスな披露宴はこれより更に混沌とした図を描くことになろうとは誰も気付いていなかった。













(つづきます)

○松永さん主催の大抽選会なんて考えるだけでろくでもないものしか入って無さそうです。
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色々説明






拍手現在豊臣家転生パロ中学生編入ってます
(現在2本 家三 チカナリです)


注意事項
・フリーリンクじゃないです、基本的にはリンクはお断りしています
・ひっそりこっそりが信条なので、黙々と
・捏造、not公式のこばなしが多いので、スルー推奨


ラキドでは幹部全員を溺愛しておりますが、ベルナルドとイヴァンは特に偏愛。ばさらは家三とか奥州の愉快な仲間達と毛長がメインです。うずみさんが現在官三とか官佐にずっぽりとはまり中。
基本は、愛想のかけらもない「ネット怖い~」の書き手が二人で色々書いている場所です。


書いている人


みっし

・生真面目で堅物でムキムキな男性と一見そうじゃなくても根は真面目極まり ないキャラをこよなく愛している、がんかたうるふの片割れ。編み物とお菓子作りが趣味という、第三者曰く可愛らしい一面を持つ反面、パニクると踊ったり、オロオロしだして周囲は見ていて楽しいらしい。荒ぶる舞は、職場の名物だったりする……らしい。
イヴァンちゃんと片倉さんとシズちゃんとスカイハイさんと陛下を思いっきり愛している。好きなアニメは銀魂と最近はFate/zero。型月ファンというよりは元から虚淵ファンでうずみさんからオススメされまくった末にようやっと手を付けて完読した。ライダー組おいしいです。エクシリアではダントツで陛下が好き。陛下が使用可能になる完全版があるなら複数買いしても構わないとのたまう日々。バサラの好きキャラは片倉さん一強だったはずなのに最近はアニキも熱い。かっちり着込むキャラがすきだったはずなのにいきなり露出度が高いキャラを好きになったのは何故か悩む日々。二次元の向かう愛と同じぐらい甥っ子への愛を叫んでいる気がしてならない。



うずみ
・相方を愛しすぎている変な人。趣味は畑仕事に漬け物作り、好きな物は不幸属性の美人(男女問わず)。ばさらでは石田さんと黒田さんをこよなく愛していたり、赤い子めんこいにゃぁとたまに叫んでいる。

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ばさら垢できました
こんな二人で、ここを更新しております。

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