こちらはサークル「がんかたうるふ」のうずみとみっしの二人組が、ラッキードッグ1とばさらのこばなしを黙々と投下する場所です。
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夏休み中の石田さんとアニキが畑仕事しますよ。それだけの話。
学ジャー着て農作業する石田めんこい。アニキはツナギが似合いすぎてどうしよう。
そしてこの話は親三なのか三親なのかどちらなのか判別がつきかねます。
本当にどっちなんだこれ。書いた人は一応三親のつもりです。
エロスは無いけど脱いでるので一応腐向け。
(書いた人:みっし)
学ジャー着て農作業する石田めんこい。アニキはツナギが似合いすぎてどうしよう。
そしてこの話は親三なのか三親なのかどちらなのか判別がつきかねます。
本当にどっちなんだこれ。書いた人は一応三親のつもりです。
エロスは無いけど脱いでるので一応腐向け。
(書いた人:みっし)
*****
長曾我部家の裏にあるという畑に、三成が足を踏み入れたことはほとんどない。
大学からほど近く、そして広いということもあり元親の家は結構な人数がよく転がり込む。そのうちの何人かは野菜泥棒でもするのかというぐらい勝手に抜いたり採ったりするので彼らには畑に入るなと厳命したらしい。
そういえば一緒に来た家康がいつの間にかキュウリ丸かじりしていたりしていたのはこの畑から採ってきたのだろうかと、ようやく思い至る。
「出来上がってるのを食うのはまだいいけどあいつら間引き目的で抜いた大根を食おうとしてたからよぉ…思わず止めた」
「…それはまずいだろう」
味の意味でも、倫理的な意味でも。
そんなことを話していると裏庭にたどり着く。
そこは、緑の園だった。
「俺の手入れがおっつかねーときは近所の片倉さんに手伝ったりしてもらってんだけど、さすがに今は休みだから自分で手入れしねーとな」
そういうと元親は刈払い機をセットし始める。近所の片倉さんって誰だと思いつつ三成は問いかけた。
「私は何をしたらいいんだ?」
「三成に頼みたいのは、水まきと畑の間の草取りだ。草っていうのはこういうの」
元親は豆が植えられている周辺を指さす。確かに地面には緑の草がはびこっている。
「雑草が土の養分を持って行くから、結構こまめにぬかねーと追いつかないんだ。この前抜いたんだけど雨が降ったから一気に伸びてきやがった…俺は畑の周りの草を刈るから、頼む。これが道具。外用の水道はあっち。ホースはあるから、ちゃんと根にかかるようにまいてくれ。あと抜いた草はこの米袋にでも入れてくれ」
そう言うと一体どこからどこから取り出したのか元親は、草取りの道具一式を手渡す。
「…ではわからないことがあれば聞けば良いのだな。心得た」
三成の問いに元親は笑顔で頷く。
こうして、三成にとっては初めてに近い農作業の手伝いという名の水まきと草取りが始まった。
水まきはさして悩むこと無く終わった。乾いた土が水を吸っていく光景は中々に楽しかった。
一方の草取りとてなにも難しい事は無い。だが、手強い。短時間の間に三成はそれを学習した。
「…どれだけ深く根をはっているというのだ…おのれタンポポめ、忌々しい…!」
花はかわいらしいというのに雑草という目で見れば全くもって可愛くない。根が深くて異常に抜きづらいのだ。
三成は今ここで、たんぽぽへの認識を改めた。
「所詮花が美しかろうが貴様は雑草だ…おのれ雑草め…今ここで残滅してくれる…!!」
元親が貸してくれたタンポポの深い根を掘るのに適した道具(正式名称不明)を構えながら三成は打倒タンポポに燃えていた。
しかしその甲斐あって雑草は結構マシになってきたとも言える。三成はふと周りの畑を見渡す。改めて見ると中々に混沌とした畑であることが見て取れた。
「悪い。俺も今から草取りやるわ」
そこでようやく草刈りが終わったらしい元親がしゃがみ込んで作業していた三成に近づき声をかけた。
「おお、すげー!?あんだけあった雑草が減ってる!?…お前…頑張ったなぁ…」
「…タンポポと格闘していただけだからたいしたことはしていないのだが…それよりも元親、この畑はなんでこんなに色んなものが混在しているのだ?」
そこで三成は畑を目にしてからずっと気になっていたことを口にする。
まず畑の各所にひまわりが咲いている。それはいい。だが気になるのは、揃えて植えられたわけではないらしく、色々点在している。あとじゃがいもの端っこにかぼちゃが突然出現しているのは何故だろう。
それを尋ねると、元親は苦々しげに表情を歪める。
「多分じいさん達が去年植えたのの名残だと思うんだけどよ…今年は今年で別に植えたみたいだから俺もよくわかんね。立ち会った訳じゃないしな…」
元親がいうのはこうだった。
この畑のものを植えたのは、元々この家に住んでいた元親の祖父母である。元親からすると、ある日突然、旅行に行っていたはずの祖父母が戻ってきて畑に色々植えていったかと思うと、自分に手入れを押しつけてまた去って行ったという状況らしい。
何ともパワフルな祖父母だと話を聞いて思った。
「…なるほどな。元親も把握はしてないのか。…ところであの雑草か何かわからんがとりあえず茂っている緑の草は何だ?」
畑の一角に妙に生い茂っている緑の草を指さすと元親はああ、と言って答えた。
「あれはミントだよ。って言っても使い道無いからほとんど干してミントティーにしかしないけど。干すと言ったら他の野菜もだけどな」
「…お前のスキルは本当に大学生か?属性:主夫で間違ってはいないのではないか?」
普通の大学生はミントティー作って保管したり、干し野菜を思わないだろう、多分。
「まぁ俺はあんまり呑まないけど、実家に持っていったり…後は毛利にやったら喜んでたな。買うと高いからって。お前も出来たらやろうか?」
元親はもともとこの家の住人では無い。祖父母の旅行の間の管理も兼ねて、あとは大学への通学に便利だったからと言う理由で住んでいるだけらしい。いつ祖父母が帰ってくるのかはわからないが大学卒業まではこの家に住むと言っていた。その一方で実家には両親と弟がいると話には聞いたことがある。会ったことは無いが。
「私もあまり呑まないが…刑部であれば呑むかも知れないので聞いてみよう」
健康オタクな同居人であればなんやかんやと使うかも知れない、そう思いながら返答した。
そうして二人でぐだぐだ話しながら時に休憩を取りつつやっていると、思っていたよりも早く進み、それでも昼前ぐらいになってようやく草取りは終わった。
「…あー助かった!一人でこれやろうと思ったら一日かかんだよ!本当に助かった!ありがとうな」
満面の笑みで元親から礼を言われるのは結構気恥ずかしいものがある。
「別に、大した事はしていない。…ただ以外と疲れるものなのだな…草取りとは」
一つ一つの作業は難しい事では無いのだが、同じ姿勢をしていると全身が痛い。気長さと慎重さが求められるものだと三成は痛感した。むしろ趣味の畑仕事でこうなのだから、実際の農家というのはもっと大変なのだろうと改めて思う。
「ほとんど初めてでそれだけやってくれたんだから十分だよ。…んじゃ、そろそろ昼飯にするか」
「うむ」
家に戻る前にもう一度収穫できる何かがなにか見ていくという元親について、三成も畑を歩き回る。元親はキュウリやなすといった夏野菜を収穫しているが、ふと三成の目に、見たことの無い巨大な緑の葉っぱが目に入る。
「元親…これは何だ…」
「それ?ズッキーニだよ」
「…これが?このように生えるものなのか!?」
三成の驚きはさもありなん。一見すると巨大な緑の葉がわしゃわしゃと生えているのだがよく見るとその中にズッキーニが確かに生えている。
「コイツは伸びると早くてな…朝取り忘れると夕方には異常にでかくなるんだよ。昨日のは取り忘れたから朝のがあんなにでかかったんだ」
外に置いていたらしいボウルに収穫した野菜を入れながら元親は言う。
「恐るべしズッキーニ…では、あの緑のカーテンのようなものは…?」
そうして緑のネットに絡むように成長しているツタを指さす。
「あれはゴーヤ。あっちはじいさん達じゃ無くて、母さんが植えていった」
「ゴーヤ!!?そんなものまで育つのか!?…あともう一つ。あのしそは、何故に色が黄色いのだ?」
どうしても気になったのは売っているものに比べてやや色が黄色いしそだった。
「あれは…多分ずっとあそこに植えられてるから、なんか原種にも戻ってるんじゃねーかってじいさんが言ってた。味は普通なんだけどな」
「…家庭菜園恐るべし…!!」
心の底から驚いて発した言葉だったのだが元親は笑って首を横に振る。
「うちはまだまだだって。ご近所の片倉さんなんてプロの農家じゃ無いけどビニールハウスまで設置してるからな。あそこには負ける」
だから片倉さんとは誰なんだ、と思いつつ家に向かって歩き始めた元親の後を付いて歩いた。
「…暑い」
どちらが先にシャワーを浴びるかじゃんけんに負けた三成は扇風機がかけられた居間にて、行儀悪いことを自覚しつつも大の字になって横になっていた。もちろん暑いのでジャージの上は脱いでいる。
最も、元親は先に三成に勧めたのだが、三成はそれでは対等では無いだろうということでじゃんけんを推したから自業自得と言えばそれまでなのだが。
冷たい麦茶は飲み干したものの、とにかく暑い。それでも冷たい風に当たっているといくらか和らぐ気がした。
そうしているうちに、ぺたぺたと足音が聞こえてくるので目線を向ける。
「シャワーいいぞー」
見ると、そこには腰にタオルを巻き付けただけの全裸もとい半裸がいた。
「…貴様はまず服を着ろ!この裸族めがああああ!」
「自分ちでどんな格好をしてようがいいじゃねーか。外に出てないし。まぁ単純に着替え持ってくるの忘れただけなんだけどな」
「さっさと持ってこいこの裸族」
「へいへい」
そう言いながら半裸は居なくなった。恐らく自室に向かったのだろう。いい加減汗でべたべたするのは嫌なので自分もシャワーを借りようと風呂場に向かった。
数年前にリフォームしたという浴室も、脱衣場も非常に綺麗だ。最もこれは元親が割とまめに掃除していることも関わっているのだろうけれども。
「本当に自分の興味があることには熱心な奴だ…」
元親は基本的に興味があることはとことん突き止めるが、そうでないものは大概どうでも良いらしい。いわば興味対象の学問は徹底的に勉強するがそれ以外は何もしない。
そういう意味では畑仕事も家事も、彼の興味対象に引っかかったのだなとぼんやり思っていた。
シャワーを浴びるのにそれほど時間はかからないはずである。
もっというと浴室のドアを開けずとも、会話は出来るはずである。
「三成ー。お前の着替え無いだろうから、俺の貸すぞ」
それだというのに何故、わざわざドアを開けるのだろう。
「…人の着替えを言う前にお前はまず服をきろおおおおおおおお!!」
「…だって暑いだろ」
相変わらず、タオルを巻き付けただけの裸族がそこにいた。
「お前…まさか一人で居たらほぼ全裸なのでは…」
「さすがに生活しづらいからそれはねぇよ…」
シャワー後、若干サイズの合わないTシャツとハーフパンツを着用した三成は、ようやく服を着たらしく昼食の準備に取りかかる元親をジト目でにらんでいた。
一応腰にタオルは巻いていたがほぼ全裸を見せつけられたこちらの身にもなって欲しい。むらむらしますとでも伝えたら少しは改めてくれるのだろうか。あの全裸を改めてくれるのであれば、やってみる価値があるかもしれない。
「三成ーうどんと冷や麦とそうめんならどれがいい?」
三成がむらむら伝えようかと思っていることなど全く知らぬ元親がのんきに問いかける。昼食は麺類にするらしい。ズッキーニやナスが薄切りにされていてどんな麺類になるのだか全くもって想像が付かない。
「…冷や麦」
「了解」
正直言って調理において三成が手伝えることはほとんどない。ただ課程が好きなので見ているだけだ。元親も最初は困惑していたようだが、今ではごく普通に受け入れていた。
こうして出来上がったのは夏野菜満載の食事だった。なすの味噌炒め。ズッキーニのおかか和え。ししとう焼き。そしてなすとズッキーニと豚肉としそのつけ麺。
いただきますと、手を合わせて食べ始めると元親がどんよりとした表情を見せる。
「…いい加減夏野菜が憎くなってきた」
「そんなにか!?」
「食っても食っても次の日には生えてるんだぜ…?近所に配るのも限度があるけど捨てるのももったいないからこうなると干すしかないだろ…」
「…ああ、他に手段が無いのか…」
何で干し野菜なんて作ってるのかと思ったが、必要に迫られての事だと聞いてなんとなく納得がいった。
もう食べたくない→しかし捨てるのはもったいない→よし干そう。
こういうことだったらしい。
「まぁ体に良いのはわかってるんだけどな…片倉さんちみたいに三百六十五日野菜でも良いって言うのはさすがに無理だ」
「…さっきから当然のごとく名前だけが出てくる片倉さんとは誰なんだ…」
冷や麦を啜りながら三成は尋ねた。
「うちの近所の人で、野菜作りの名人。家庭菜園が立派すぎて通称片倉農園の主って呼ばれてんだよ。顔は怖いけど、いい人だぜ」
「世の中には色んな人が居るのだな…」
最も元親とて頑張っていると思うのだが本人の中では評価の対象にはならないらしい。
そんな事を話していると玄関チャイムが鳴った。
「あれ?ちょっと行ってくるわ」
そうして元親は行ってしまう。そして行ったかと思うとどたどたと足音を立てて戻ってきた。
「スイカを貰った!!おやつに食べるぞ!!」
「…ものの一分もしないうちに何があった!?」
先程まで手ぶらだったはずの元親の手にはスイカが丸々一個抱えられていた。。
「なんか片倉さんが人から貰いすぎてスイカに囲まれてえらいことになってるから貰ってくれ、ってくれた」
「また片倉さん!?何故にスイカに囲まれているんだ!!」
台所に赴き冷蔵庫の中にスイカを入れて冷やした元親は再び食卓に戻ってくる。
「何でも上司にスイカ大好きだって勘違いされてから凄い量を貰うらしいぞ」
「…大丈夫か、その上司」
そうして何故かこの場にいない片倉さんの話題で盛り上がり、昼食は終わった。
そして、その後のこと。
「………」
「何故私が食器洗いをしている間に爆睡しているのだこいつは…」
三成が食器を洗っていた僅かな間で居間に寝転んだ元親はそのまま爆睡していた。時間にしておよそ五分も経っていないはずだから恐るべし寝付きの良さである。
外からは僅かながら生ぬるい風を感じる。それよりも扇風機の冷風が涼しく、心地よかった。
その冷風が当たる場所で元親は寝ていた。
「夜、寝てはいない訳ではないのだろうが…」
そばにあった団扇で己を扇ぎつつ三成は元親に近づいた。
趣味のプラモ作りで夜更かしをしつつ、畑仕事の関係で早起きしていたら眠たくもなるだろう。夏休みだから出来る技である。
「夏休み、か…」
三成は一人、呟く。
夏休みの予定は墓参り以外何も無い、自分がそう言ったことを元親は覚えていたのだろう。多忙な同居人を振り回す訳には行かないので夏は毎年そうだった。
『俺も、何も無いから同じだな。じゃあ遊ぶか』
そう言って笑っていたのは社交辞令だと思っていた。でも、そうでは無かったらしい。
自分の都合と、三成を案じてのどちらか。はたまたどちらの意味合いも含めて彼は己を呼んだのではなかろうか。
無闇に哀れみをかける男では無いことはよく知っている。
そこに三成がいたから、声をかけた。一人でいると寂しいから、ではない。
二人の方が楽しいだろ、と笑顔で言うようなそういう男だ。
長曾我部元親は
「…お人好しだな、本当に」
まぁ、そんなお人好しが、決して嫌いでは無いのだけれども。
扇風機の涼しげな風を浴びながら、三成は一人呟いた。
縁側から風鈴の音が聞こえてくる。
それは夏の、昼下がりの事だった。
○書いていて思ったこと
片倉さんは本当に何者なんだろう…
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色々説明
拍手現在豊臣家転生パロ中学生編入ってます
(現在2本 家三 チカナリです)
注意事項
・フリーリンクじゃないです、基本的にはリンクはお断りしています
・ひっそりこっそりが信条なので、黙々と
・捏造、not公式のこばなしが多いので、スルー推奨
ラキドでは幹部全員を溺愛しておりますが、ベルナルドとイヴァンは特に偏愛。ばさらは家三とか奥州の愉快な仲間達と毛長がメインです。うずみさんが現在官三とか官佐にずっぽりとはまり中。
基本は、愛想のかけらもない「ネット怖い~」の書き手が二人で色々書いている場所です。
書いている人
みっし
・生真面目で堅物でムキムキな男性と一見そうじゃなくても根は真面目極まり ないキャラをこよなく愛している、がんかたうるふの片割れ。編み物とお菓子作りが趣味という、第三者曰く可愛らしい一面を持つ反面、パニクると踊ったり、オロオロしだして周囲は見ていて楽しいらしい。荒ぶる舞は、職場の名物だったりする……らしい。
イヴァンちゃんと片倉さんとシズちゃんとスカイハイさんと陛下を思いっきり愛している。好きなアニメは銀魂と最近はFate/zero。型月ファンというよりは元から虚淵ファンでうずみさんからオススメされまくった末にようやっと手を付けて完読した。ライダー組おいしいです。エクシリアではダントツで陛下が好き。陛下が使用可能になる完全版があるなら複数買いしても構わないとのたまう日々。バサラの好きキャラは片倉さん一強だったはずなのに最近はアニキも熱い。かっちり着込むキャラがすきだったはずなのにいきなり露出度が高いキャラを好きになったのは何故か悩む日々。二次元の向かう愛と同じぐらい甥っ子への愛を叫んでいる気がしてならない。
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うずみ
・相方を愛しすぎている変な人。趣味は畑仕事に漬け物作り、好きな物は不幸属性の美人(男女問わず)。ばさらでは石田さんと黒田さんをこよなく愛していたり、赤い子めんこいにゃぁとたまに叫んでいる。ついったのフォローは下 のアイコンから。
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