こちらはサークル「がんかたうるふ」のうずみとみっしの二人組が、ラッキードッグ1とばさらのこばなしを黙々と投下する場所です。
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転生ネタを含む毛長の現パロ。とりあえず一段落
○捏造、キャラ崩壊、公式無視などがどどんとありますので、苦手な方はご注意を
○毛利さんにヤンデレがログインしました。個人的に毛利青ルートテラヤンデレと思ってるのでその影響です。目指せコンクリート系ヤンデレ攻め毛利。
書いた人:みっし
○捏造、キャラ崩壊、公式無視などがどどんとありますので、苦手な方はご注意を
○毛利さんにヤンデレがログインしました。個人的に毛利青ルートテラヤンデレと思ってるのでその影響です。目指せコンクリート系ヤンデレ攻め毛利。
書いた人:みっし
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ここにいてはいけないのだと、ずっと思っていた
自分がいるべき場所では無いのだと
ずっと、帰りたかった
どこに?
問われても、それを返す術は無い
あの日からずっと、思っている
かつての己が殺した男と対峙した、あの日から
「世界を作るだと…?そんなことがあり得るというのか…!?」
家康の言葉に反応したのは毛利の方が早かった。元親は呆然と目の前の家康と三成、そして毛利を見ていた。
本来であればあり得ないことである。並び立つ二つの世界の間に生まれた新たな世界。それが境界線上の世界であり今自分たちが存在している世界であるという。
そして何より、目の前に立つかつての友、徳川家康がそれを作った存在だとは、にわかには信じがたい。
家康は毛利の問いに慌てるでもなく、やや悠長に答える。
「あり得ないことでも、事実そうであるからなぁ…なんと説明したらよいものか」
「…だから貴様は爪が甘いのだと何度言ったらわかるのだ!?」
その家康の隣では三成が今にも飛びかかりそうな勢いで叫んでいる。しかし飛びかからないだけ我慢しているのだろうと言うことは元親にも見て取れた。
これが戦国の世であれば、迷わず飛びかかって剣戟を浴びせていたはずである。
「ははっ!こんなこともあろうと対三成防御術式を強化しておいて良かったなぁ!!」
「貴様ああああああ!いっぺん日光に行って出直してこい!!それから現状は長曾我部と毛利をどうにかすることであって私からの攻撃を防御することではないいいいいい!!」
あの殺し合いが日常茶飯事だったあの頃と比較すると、三成はやや丸くなったように思える。家康は…あまり変わっていないような気もするが。
そこまで考えたところで元親はようやく気がつく。自分が覚えている範囲ではあるが記憶をほとんど取り戻していることに。家康と対話したせいだろうか。過去の記憶はごく自然に、元親の心に刻まれていった。
では、自分が思い出したのだとするならば、同様に毛利も全てを思い出したのだろうか。
「…全くもって訳がわからんが、とにかく徳川が悪いということだけはわかったぞ…」
いらいらした様子を隠さぬ毛利を見ているうちに元親は、ある事に気がつき、未だに三成とやりあっている家康に声をかける。
「家康よぉ…ちょっといいか」
「おおなんだ元親!?ワシに答えられることなら何でも答えるぞ!?」
三成と取っ組みあいをしながらも、戦国の世と全く変わっていない笑みを見せられ、元親は思わず苦笑する。
「この世界は、二つの世界の境界線上に作ったもんだってお前は言ったよな?」
自分は、長曾我部元親の転生者を生かし、毛利元就の転生者を殺す世界から家康によって新たに作られたこの世界に引きずり込まれた。反対に毛利は毛利元就の転生者を生かし、長曾我部元親の転生者を殺す世界からやってきた。
「うむ。間違いないぞ。その二つの世界の境界線こそが、可能性の世界だったのだから」
家康はそう言って頷く。
決して共には生きられない二人が唯一生き残る可能性。
家康が望んだ、誰もが楽しく生きられる世界。
そのために、この境界線上の世界を作った。
だが、それが本当であるならば、一つの仮定が出来上がるのだ。
「…確かにこの世界はどちらをも生かすことが出来るかもしれない。だけどよ、どちらかが生きて、どちらかが死ぬ世界が合わさって出来たのがこの世界なんだろ?
そしたら、ひょっとしたらだけど、どっちも死ぬ可能性だってあるんじゃないのか?」
困惑した表情で尋ねた元親を、家康は一瞬だけ真顔で見たかと思うと、すぐにまた笑った。
「…元親は、相変わらず鋭いなぁ」
それを見て声を荒げたのは三成だった。
「!?貴様…またなにかろくでもないことを…!!」
長年家康に振り回されてきた三成には、色々と許容できないものがあるらしい。元親にはわからないが、そういうこともあるのだろう。
家康は、ゆるりと三人を見渡すと慌てた様子も無く告げた。
「…確かにワシも考えた。前世からの殺意に引きずられ、どちらかがどちらかを殺してしまうのでは無いかという最悪の展開をもな」
それを聞いた毛利は、目を細めて嫌悪を露わにする。
「…夢と現の区別ぐらいはついている」
「…俺もさすがにそこまではしねぇよ」
偶然の一致で毛利と元親が揃って否定する。あまりに息の合ったタイミングだったので瞬間的に顔を見合わせる。
「………」
「………」
しかしまた気まずくなり、同時に顔を反対に向けてしまう。またタイミングが同じであったことから三成は困惑した表情で告げる。
「…お前達、それはコントなのか…?」
「「違う!!」」
また同じタイミングであったことから、三成は更に困惑した表情を見せるが、家康は至極楽しそうに笑う。だが、表情を改めて元親と毛利の二人を見つめた。
「それ以外にも、本来共に生きることの無い二人であることから、世界が排除するのでは無いかとも思い、ワシはワシなりに考えた」
世界が排除するとはどういうことだろうか。
すると三成が驚愕の表情を見せ、口を開く。
「貴様…!!世界が排除するとは、世界がこの二人を殺しにかかってくるも同義だろうが!!普通の人間にはどうしようもないではないか!!そんなリスクを抱えても貴様の理想を叶えたかったのか!?」
吠える三成を前にしても家康は無言のまま答えない。
世界が排除する=世界が殺す=死ぬ
三成の問いで知りたくなかった事実を知ってしまった元親は、ギギギという擬音を発しそうな、ぎこちない動きのまま首を横に向ける。
元はといえば可能性を唱えたのは自分だが、そんなことまでは知りたくなかった。強いていえば、まだ十年と少ししか生きていないのだからまだ死にたくないものである。
「…今からでも、どちらかが死ねば、世界とやらはどちらかは殺さぬのか」
ふと隣に立っていた毛利が口を開く。
家康は答えない。肯定か、否定かも口にはしない。
毛利はじっと、家康を見たかと思うと、感情を感じさせない淡々とした声で言った。腕を組んだ不遜な態度は、元親から見ても何も変わってはいない。
あの、戦国の時代と。
この男は、何も変わってはいない。そのはずだった。
「そうであるならば、我を殺せ。さすればこの馬鹿は生き延びるのであろう」
毛利の言った言葉を信じられず、思わず元親は隣に立つ毛利を見る。先程と変わらず、目には何の感情も浮かんでいない。
「…テメェ何を言ってやがる!!」
思わず元親は、毛利に対して掴みかかるが毛利の目には相変わらず何の感情も浮かばない。ただ死んだように淀んだ瞳が元親をじっと見返していた。
「…貴様に、我の何がわかる」
「…わかんねぇよ…!!わかんねぇから今聞いてるんだろうが!!」
こうして向かい合ってみても、この男が何を考えているのか、わからない。
どうして、何故、この後に及んで自分を生かそうとするのかが。
あの時もそうだ。四国を壊滅させられた時、毛利が何を考えているのかなんて、全くもってわからなかった。何を守り、何をしたかったのか、全部わかったのは、殺した後だった。
掴みかかる腕の力を強くして、元親は毛利に言い放つ。
「…また全部一人で抱え込んで死なれちゃ俺が困るんだよ…!!」
守りたかった。
あの場所を。そこで暮らす人々を。仲間を。
死なせたくなかったのだ。
だけど、それは相手も同じだったと言うことを知ったのは、全部後の事。
守りたかったのは、どちらも一緒だった。
だけれども思いが強くて、かみ合わなくなった。
忘れようとしていた。それが毛利に出来る唯一の復讐だと、そう思っていた。
だけど、忘れられなかった。
まるで毛利の呪いだと言わんばかりに、心の奥底に刻まれた記憶を、死ぬまで忘れられることなど出来なかった事を、元親は覚えている。
ずっと、気に入らない男だと思っていた。
幼い頃から見知っている。
姫若子と嘲笑されていた幼い頃を初めとし、鬼若子と呼ばれるようになったころから、知っていた。
近くて遠い場所にいる、たった一人の存在。
自分と同じ国主という立場にありながら、奔放な彼を疎んだことは一度や二度では無い。自国の海すら越えてひょっこり現れる男を何度罵った事だろう。何度刃を交えたことだろう。それでもずっと近くに現れる、変な男だった。
国を越えて、多くの人間と関わる男に嫉妬したのはいつのことだっただろう。男に関わる全てが疎ましくなったのはいつのことだっただろう。
全てを消してしまえば、再度己を見るのでは無いかという妄執にとりつかれたのはいつのことだっただろう。
だが、男は最後まで己の思い通りにならなかった。
最後まで、想定外の言葉を吐いて、死んでいった。
元就の事など、口に出さぬまま。友たる男への詫びをのみを口にして、死んだ。
本当に、最後まで気に入らない男だった。
そうして、死んでから気がついたのだ。
どうして、あの男が他者と関わるのを疎んだのか。
どうしてあそこまで、己という存在を認識させたかったのか。
それは、自分という存在をあの男の記憶に刻み込みたかっただけだ。
だけどそれは、叶わなかったことなのだけれども。そしてこれからも叶わないのなら、そんなものは見ていたくない。誰かと笑う長曾我部元親なんぞ見ていたくない。
だから、これ以上は見なくて良いのだ。
「貴様がどう困ろうが知ったことでは無い…哀れまれるのは好かぬ。貴様の自己満足で言っているだけならば止めよ」
自分につかみかかったままの長曾我部に伝えると、更に不機嫌さを露わにしていった。
「はぁ!?訳わかんねーのはテメェだろうが!!何一人で勝手に納得して死のうとしてんだよ!!わけわかんねーよ!!」
自分を揺さぶるこの男に何と言ったら良いのだろう。わかることはただ一つ。非常にうるさい。
「大体いきなり人につかみかかるというのはどうなのだ…貴様、その辺の遠慮の無さは昔と全く変わらぬな…すぐに散れ」
「…テメーもその口の悪さは変わらねぇなあ…!?」
怒りを露わにしている長曾我部を前にしても元就の落ち着きぶりはあまり変わらない。怒り狂う長曾我部を前に、元就は溜息を吐いた。
この手の輩を相手にするのは厄介だ。単純だからこそ、一度火が付いてしまったこの男を相手することが面倒な事だと言うことは前世の記憶から知っていた。策に乗せてしまえば良いのかも知れないが、今更この男を策に乗せる必要性も感じない。だから思ったことをそのまま口にしていた。
「…貴様の世界では我は死んでいたのだろう。ならば今更焦るようなことではあるまい」
掴みかかっていた長曾我部は一瞬呆然とした表情を見せたが、すぐにまた元就をにらみ付ける。
強い意志を秘めたその目には見覚えがあった。
そうだ、昔もこうやったことがある。
いつの事かは覚えてはいないのだけれども。
「それは今までだろうが!?…俺はなぁ…これ以上テメェを殺して恨まれるのは御免なんだよ!!」
「何…?」
それは予想もしていなかった一言だった。
「テメェが死んでも楽になんかなりゃしねぇ…それどころかずっと記憶の中に存在してやがる…!!ずっと!!俺が死ぬまでだ!!」
その叫びを聞きながら、元就はただ考えていた。
存在を記憶に刻む。それは己がやりたかったこと。
そして自分では決してやれなかったこと。
「…そうだったのか」
元就は知らず知らずのうちに己が笑んでいることに気がついた。
別の世界でも、自分のやりたいことは変わらなかったらしい。自由奔放なこの男に、枷を付けてやりたいと思ったのはどうやらあちらも同じらしいことだったという事実を知り、自分の事ではあるが、他人事のように笑った。
この男は思い通りにならない。
それは十分に承知している。
だが、徳川の言う可能性とやらがあるこの世界でなら、再び枷を付けられるのでは無いだろうか。
今度こそ、逃さぬように。
そうしてゆるりと歪んだ笑みを見せる毛利に対して、長曾我部は怪訝な顔をしたものの咎めはしなかった。
○次でおしまい
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色々説明
拍手現在豊臣家転生パロ中学生編入ってます
(現在2本 家三 チカナリです)
注意事項
・フリーリンクじゃないです、基本的にはリンクはお断りしています
・ひっそりこっそりが信条なので、黙々と
・捏造、not公式のこばなしが多いので、スルー推奨
ラキドでは幹部全員を溺愛しておりますが、ベルナルドとイヴァンは特に偏愛。ばさらは家三とか奥州の愉快な仲間達と毛長がメインです。うずみさんが現在官三とか官佐にずっぽりとはまり中。
基本は、愛想のかけらもない「ネット怖い~」の書き手が二人で色々書いている場所です。
書いている人
みっし
・生真面目で堅物でムキムキな男性と一見そうじゃなくても根は真面目極まり ないキャラをこよなく愛している、がんかたうるふの片割れ。編み物とお菓子作りが趣味という、第三者曰く可愛らしい一面を持つ反面、パニクると踊ったり、オロオロしだして周囲は見ていて楽しいらしい。荒ぶる舞は、職場の名物だったりする……らしい。
イヴァンちゃんと片倉さんとシズちゃんとスカイハイさんと陛下を思いっきり愛している。好きなアニメは銀魂と最近はFate/zero。型月ファンというよりは元から虚淵ファンでうずみさんからオススメされまくった末にようやっと手を付けて完読した。ライダー組おいしいです。エクシリアではダントツで陛下が好き。陛下が使用可能になる完全版があるなら複数買いしても構わないとのたまう日々。バサラの好きキャラは片倉さん一強だったはずなのに最近はアニキも熱い。かっちり着込むキャラがすきだったはずなのにいきなり露出度が高いキャラを好きになったのは何故か悩む日々。二次元の向かう愛と同じぐらい甥っ子への愛を叫んでいる気がしてならない。
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うずみ
・相方を愛しすぎている変な人。趣味は畑仕事に漬け物作り、好きな物は不幸属性の美人(男女問わず)。ばさらでは石田さんと黒田さんをこよなく愛していたり、赤い子めんこいにゃぁとたまに叫んでいる。ついったのフォローは下 のアイコンから。
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